お客様インタビュー
2019.07.12
【キッチンデザインの教科書】14.収納~オシャレ度◎なオープン収納|事例5選~
最近のキッチンはリビングダイニングと一続きになっている間取りが主流です。そのため、室内の景観を損なわないスタイリッシュなキッチンが増えています。
キッチンを洗練された印象にするには、収納の工夫が欠かせません。キッチンリノベで多く見られるのがオープン収納。あえて見せることで生活感を払拭できるとともに、実用的で使いやすくなります。
そこで今回は、リノベーションによって生まれ変わった「オシャレなオープン収納5選」をご紹介します。
目次
【事例1|シンク下オープン】木目+アイアンのオシャレ感にワザアリなキッチン
こちらの物件は、キッチンが室内のアイコン的存在。リビングの広さを確保するため、ダイニングテーブルとキッチンを一体化したスマートな設計です。
キッチンはドアを開けるとすぐ目に入るので、スタイリッシュであることが必須。そこで、シンク下も生活感を感じさせない工夫がされています。
室内から浮かないよう、フローリングとダイニングテーブルに合わせて木材パネルを施して統一感を演出。足元も抜けているので、軽やかさが出ています。シンク下以外の収納は、壁にゆとりある棚を設置。ディスプレイのように置けるので、いかにも“収納”という感じがしません。
リンク:リノベ不動産|事例(間取り)
【事例2|シンク下オープン+背面扉収納】「見せる、隠す」のメリハリがポイント
和室をなくしてLDKを広くしました。採光できる空間を活かしてさらに明るく、開放感ある空間に仕上げています。
開放感の要となっているのがキッチンです。シンク下から収納部を取り除き、足元をオープンにすると、抜け感と奥行きが引き出されます。収納は背面のキャビネットで確保。床・カウンターと同じ色で揃えて、スマートな印象を与えています。
こちらのキッチンはLDに隣接するシンク下は軽やかさを出す一方で、収納力はないため壁面に全てを収納する計画に。そのためLDから丸見えとなるキャビネットには扉をつけていますが、扉をLDKと同系色でまとめることで一体感を演出しています。
オシャレなキッチンに仕上げるポイントは“見せる”と“隠す”をライフスタイルや、間取り計画に合わせて取り入れることです。
リンク:リノベ不動産|事例(間取り)
【事例3|シンク下オープン+キッチンカウンター】間仕切りも兼ねたカウンターで男前に
インダストリアルテイストなLDKです。打ちっ放しのコンクリート天井・床にステンレスキッチンを合わせました。無機質な印象を与えるステンレスキッチンは、シンク下にも扉はなくどこまでもスタイリッシュ。
開放感ある空間にするため、視線を遮る高さのものを置いていません。キッチンも吊り戸棚など設置なし。シンクに並列して置いたカウンターが収納部です。作業台としてだけでなく、間仕切りの役割も兼ねているのがポイント。無駄のない、効率的なキッチンに仕上げました。
カウンターはデザイン性もあるので、置くだけでカフェのような雰囲気を醸しています。男前なかっこよさが漂うキッチンです。
リンク:リノベ不動産|事例(間取り)
【事例4|シンク下オープン+キッチンカウンター】軽さと重さでこなれ感を演出
こちらの物件は、単身住まいでもSOHOでも使えるようにとリノベーションされました。もとの2DKから、全体を見渡せる1LDKに変更。
LDとKとの仕切りは腰高のカウンター。使いやすいオープン収納でたっぷり入ります。LD側からはカウンターの側面しか見えないのでスッキリした印象に。
また、ステンレスキッチンは収納部を設けていないものをチョイス。シンクのシンプルさと、カウンターのどっしり感が見事に調和した、こなれた感を醸し出しているキッチンです。
リンク:リノベ不動産|(間取り)
【事例5|シンク下オープン(収納ほぼなし)】シンプルを追求したキッチン
「五感を活性化する空間」をテーマにしたLDKです。窓の外の庭までを一つの空間としてリノベーション。グレー・シルバーでまとめたキッチンは、つながりある空間の中で見せ場になっています。
モデルルームのようなこちらのキッチン、生活感を払拭しているのが“ノン収納”です。隠す要素をほぼ取り入れず、物を全てディスプレイのように見立てて置いています。「収納=見せる」を徹底したキッチンは、物をあまり置きたくない方や、生活感を感じたくない方にオススメです。
マンション面積40.02㎡での空間を有効に使っている事例としても参考になります。
リンク:リノベ不動産|事例(間取り)
まとめ
「オープン収納」といっても、リノベーションでできるオープン収納はこの事例だけでもバリエーションはさまざまでしたね。素材や色味でも印象が大きく変わることがわかりました。
最近のリノベーションでは、シンク下に何も置きたくないというスタイルも増えてきています。オープンタイプは、収納スペースが少なくなります。ものを増やしたくない、ミニマムな暮らしを求める方におすすめのスタイルです。キッチンに収納するもの、収納場所の確保をあわせて検討すると良いでしょう。