【キッチンデザインの教科書】13.事例　面積80㎡台以上 Part2～個性的でオシャレ！なキッチン５選～

前回の「キッチンデザインの教科書13　80㎡Part1では、シンプルでスタイリッシュな空間をご紹介しました。

今回、80㎡以上Part2では広さを活かしてデザインを楽しむ事例をご紹介します。

 

【事例5｜83.1㎡】フローティングスタイルで、家具のようなキッチン

まるで壁から飛び出たようなフローティングのキッチン。オープン収納ではなく収納しないスタイルです。キッチン化粧を木目とすることでキッチンぽさを排除し、まるで家具のようなデザインに仕上がりました。

キッチンとLDは仕切りをなくし、もともと隠されていたキッチンをあえて見せることで空間にメリハリがつき、圧迫感もなくしました。

リンク：リノベ不動産｜事例（間取り）

【事例6｜85.28㎡】インダストリアルスタイルのキッチン

もともと、24帖以上あったLDKですが、キッチンは半独立でした。LDKの一部を4帖ほどの畳コーナーにし、LDKは21.6帖となりましたが、キッチンの壁をなくし対面式のオープンキッチンにしたことで開放感も確保。吊戸にもアイアンのオープンシェルフで圧迫感を感じない作りになっています。
一面の壁にはパイプでシェルフを造作。広さゆえの贅沢な収納スペースとなっています。

リンク：リノベ不動産｜事例（間取り）

【事例7｜82.84㎡】家族みんなで料理できる、広々キッチン

キッチンは壁を取り払って対面式にチェンジ。LDと一続きで開放感があるものの、カウンターで囲まれたキッチン内は想像以上に広く、使いやすさ抜群です。
壁付けのキッチンに、L字で作業カウンターを造作しているので、家族みんなで料理ができるスペースがあります。
全体はマリンテイストの照明に、天井のグレーストライプ。床から壁に至るまで、船を思わせる味のある無垢材を使用。キッチンのタイルとドアのブルーが海を連想させる、まるで客船のようなLDKです。

リンク：リノベ不動産｜事例（間取り）

【事例8｜105.37㎡】戸建て｜シンプルで美しい、王道のキッチン

こちらは戸建のリノベーション事例です。間取りの変更はせず、使用素材にこだわりました。LDの床はブラックウォルナット、壁や天井にはチークを組み合わせ、丸太を切り落とした化粧のタイコ梁で空間を引き締めています。
 
LDと切り離されたキッチンは広さが自慢。動きやすいし、収納部もしっかり確保できるのが魅力です。

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【事例9｜84.02㎡】レトロ感漂う焼杉のキッチン

焼杉のキッチンと、アンティーク調の建具、レトロシックなランプがどこかノスタルジックな印象の事例です。
焼杉で化粧されたキッチンには、内側に収納を造作し、食器などがダイニング側からは見えないスッキリとしたデザインになっています。また、仕切りにもなっているその造作の棚は、リビング側正面からみると焼杉が左右対称に配置されていて、これもリビングをスッキリ見せるのに一役かっています。

リンク：リノベ不動産｜事例（間取り）
 

まとめ

今回は、「マンション面積80㎡のキッチン事例Part2」をご紹介しました。

広さよりも、自由に設計されたものが多く見受けられました。和室をつくったり、将来を見据えてフレキシブルな空間にしたりなど、自由度が高い空間づくりをしています。これらのことができるのが、80㎡台以上の物件の魅力でもあります。

これまで「キッチンデザインの教科書」では30㎡台〜80㎡台を広さ別にキッチンを見てきました。40㎡台では、マンションの形状を活かしながら対面キッチンを叶えたり、50㎡では広さの優先順位をつけて書斎まで叶えるなど、キッチンにとどまらない全体としてのアイデアをみることができました。

リノベーションは、中古物件なので、その周辺環境や物件状況もまちまち。キッチンデザインに迷ったらぜひ参考にしてみてください。