お客様インタビュー
2019.04.26
【キッチンデザインの教科書】4.シンプルモダンスタイル
洗練された大人のスタイル「シンプルモダン」。「モノトーンでシンプルにすればいいんじゃないの?」と思う方もいると思いますが、それだけではありません。
無彩色のコーディネートや1色のみでもこのスタイルをつくることができます。すっきりとしながら、いかに自然にモダン要素が含まれているかがこのスタイルをつくりあげるポイント。
簡単そうに見えて、実は奥が深いスタイルです。
そこで今回の「キッチンデザインの教科書」では、リノベーションをはじめとする様々なシンプルモダンの事例をご紹介していきます。
目次
無機質をスタイリッシュに変身させた異素材ミックス
どこまでも見渡せる広さを活かしたLDKは、それだけですっきりとした印象です。あえて区分しない空間はそれだけでシンプル。住む人が自由にレイアウトできるのも魅力です。
打ちっぱなしのコンクリート天井とステンレスキッチンがマッチ! そのままでは無骨になりがちですが、無垢材フローリングと白い壁を取り入れたことでスタイリッシュな空間になった事例です。
ウォールナット×白のコントラストが肝!
モダンテイストといえばモノトーンのイメージが強いですが、白とウォールナットカラーでも完成します。
木材フローリングなら、コントラストもどこか暖かく柔らかい雰囲気に。シンプルモダンの鉄板・ステンレスのレンジフードがキラリと光るアクセントになっています。
照明をダウンライトにして天井から凹凸を減らし、整然とした空間に仕上げました。
スタイリッシュな“陽だまりのキッチン”
十分に採光できる空間は色の対比をはっきりつける必要はありません。
日の光を受けてさらに明るくなる白い壁と天井なら、淡いナチュラルカラーでも陰影が可能。折り上げ天井でクールさを入れつつも、ナチュラルカラーの持つ優しさが空間全体を暖かくしています。
足元が見えるカウンターキッチンで軽やかさを加え、洗練されたキッチンになりました。
アイボリー×グレーでナチュラルテイストもイン!
こちらも採光ができる長所を活かし、シンプルモダンな空間に仕上げた事例です。
アイボリーの無垢材フローリングはナチュラルな雰囲気を醸しつつ、全体を明るくする効果があります。日の光と合わさると、開放感溢れる空間に変身! カウンターにも同じく明るいトーンのグレーを取り入れたことで統一感が出ました。
ナチュラルテイストも入ったシンプルモダンのキッチンです。
冷たすぎないシンプルモダンなら無彩色コーデ
壁面キッチン・キャビネットで整然としたダイニングキッチン。
白以外にアイスグレーとベージュを入れて緩和し、冷たすぎないキッチンに仕上げています。無彩色コーディネートなら、モデルルームのような空間が可能。
無彩色コーディネートはシンプルモダンで人気の配色です。ペンダントライト、木脚のダイニングチェアがアクセントになっています。
意外な色とこだわりアイテムで高貴なキッチンに
深い紫と白を基調にした高貴な雰囲気のシンプルモダンのキッチンです。
シンプルモダンを叶える要素の一つが直線美。キッチンに並行してダイニングテーブルを置くことで画一された美しさを表しています。
格調高さを醸しているのは深い紫もさることながら、アーティスティックな照明・それを際立たせるダウンライト・現代的な雰囲気を感じさせるステンレスレンジフード。周辺アイテムも一つひとつこだわっています。
異素材を使う時は、遠慮しない
異素材を組合わせる時、思わず失敗しないか不安になりますが、違うからこそそれぞれの魅力が引き立ちます。
こちらのキッチンはまさにそれぞれの魅力が最大限に引き出された事例です。コツはそれぞれの面積が広いこと。コンクリート・木材・ステンレスがそれぞれ存分に使われているので中途半端になりません。
キャビネットもフローリングと同じく木材にしたこと統一され、空間を引き締める効果があります。
木目・円柱で尖りすぎないモダンテイストを
全部を白にまとめてもシャープすぎないのは、キャビネットを淡色木目調にしているから。アイランドキッチンと食卓を一体化すれば、それだけでスタイリッシュ。
省スペース化にもなり、デザイン性・機能性どちらも兼ね備えています。直線美で囲まれたキッチンの中にあえて丸みを帯びた柱を入れると、空間を和らげる効果が。
ブラウンのダイニングチェアがアクセントになっています。
ダークトーンに映えるホワイト天板で、抜け感を
ダークトーンでまとめたシックなシンプルモダン。一歩間違えると重くなってしまいますが、壁の一部・カウンター・キャビネットを木目調にしているので、どこかほっとする感じが漂います。
白いカウンター天板とオープンキャビネットで抜け感を出しているのもこのキッチンのポイント。
鏡を付けたことで空間に広さを出す演出も。重苦しくない工夫をしているので、ダウンライトにしても暗くなりすぎません。
シンプルを追求した、ワントーンキッチン
生活感を削ぎ落としたキッチンです。一歳の無駄を排除し、シンプルを極めたデザインです。
カウンターキッチンと作業台は並行にして直線美を表し、床までも色味を揃えることでワントーンキッチンを実現しています。
ステンレスのレンジフードと天板はアクセントになりつつ、ここがキッチンであることを証明しています。
通常なら無機質な印象を与えるステンレスが、唯一キッチンであることを物語ってくれるキーポイントに。
まとめ
いかがでしたか?モノトーンのイメージが強いですが、白とダークブラウンやウッディカラー・ナチュラルカラー、無彩色コーディネートと、実は色のバリエーションが広いスタイルです。
設備は背の高いものは壁面にしたり最低限に抑えたりして、すっきりとした印象を与えることで洗練された空間になります。
採光や照明の明暗で調整したり、装飾せずに建材そのものの特徴を活かしたりと、それぞれの魅力を発揮させることがこのスタイルの肝ともいえるでしょう。
今回ご紹介した事例を参考に、お気に入りのシンプルモダンスタイルに仕上げてくださいね。
この他の、オシャレなキッチンや照明はコチラにも【HAGS】