お客様インタビュー
2019.05.03
「勉強机どこにする問題」を解決!リビング?部屋?それとも?!
みなさんはお子さんをどこで勉強させていますか?本格的に勉強が始まる小学校への入学を機に学習場所について考える方も多いと思います。
最近話題の「リビング学習」か、一人で集中できる「子ども部屋」か。子どもにとってどの環境が一番勉強に集中できるのか迷ってしまいますよね。勉強する場所によって部屋の広さや間取りも変わってくるため、これからマイホームを…と考えておられる方はあらかじめ決めておきたい部分でもあります。
今回は、「リビングで勉強する場合」と「子ども部屋で勉強する場合」のメリット・デメリット、参考にしたいインテリア事例をご紹介します。子どもの学習場所に迷っている方は是非参考にしてください。
目次
リビング学習のメリット・デメリット
●メリット
リビング学習の最大のメリットは勉強をサポートできることです。
「わからないところをすぐに教えてあげられる」
「近くにいることで子どもが安心して勉強ができる」
「勉強しているかどうかがわかる」
など、親が見守ってあげることで子どもはリラックスして勉強に集中できます。同じ空間を家族が共有することで自然とコミュニケーションが増えるというメリットもあります。
また、受験などを視野に入れ、雑音や周囲の動きがある中でも集中する力を身に付けるために、あえてリビング学習を選ぶケースもあります。
●デメリット
リビング学習は勉強している間、
「子どもが興味を示すテレビは見られない」
「リビングが勉強道具で散らかる」
など、他の家族がリビングで快適に過ごしにくくなるデメリットがあります。
「兄弟が邪魔をして勉強ができない」と子ども自身が困る場合も…
そして、リビング学習のもう一つの大きな問題はスペースと配置です。学習机は意外に場所を取ります。「子どもの人数分並べる」「ランドセルや勉強道具も揃えて置きたい」となると更に広いスペースが必要になってくるのでリビングがその分狭くなってしまいます。
また、学習机を置く場所も「家事や移動の邪魔にならない」「子どもが集中できる」などを踏まえて設置する必要があります
リビング学習派:ケース1「リビングスタディコーナー」
こちらの事例は学習机を置かず、キッチン横にスタディスペースを造作しています。子どもたちを見守りながら家事ができ、呼ばれてもすぐに駆けつけられる距離です。
生活動線から外れた場所に設置されているので、家事や移動の邪魔になりません。壁面や机に収納をもうける事で文房具が散らからずに済むのでリビングをスッキリ見せられるのも大きなポイント。
子どもたちが勉強していない時は親のワークスペースとしても活用できます。ダイニングチェアと兼用する場合は姿勢が悪くならないようデスクの高さを考えて造作することも大切なポイントです。
リビング学習派:ケース2「スキップフロアに学習机」
こちらはスキップフロアに学習机を設置している事例です。子どもがちゃんと勉強しているのか確認しながらキッチンに立て、子どもも親の気配を感じながら程良い雑音の中で勉強ができます。
また、LDKから少し離れていることで他の家族があまり気を使わずにリビングで過ごせるのも大きな魅力です。
注意点として、家族が1日中行き来する階段のそばに学習机を置いてしまうと子どもが勉強に集中できないので生活動線上を配置しないように気をつけましょう。
子ども部屋に学習机を置く場合のメリット・デメリット
●メリット
子ども部屋学習のメリットは「集中できること」です。片付けなどの時間を気にせず自由に取り組め、誰にも邪魔されず伸び伸び勉強ができます。
得意な科目や創造力を働かせる工作、短期集中の暗記などが子ども部屋学習に向いています。一人で本気集中したい受験時期や親に干渉されたくない気持ちが生まれる中学生以降も子ども部屋の方がいいと言われています。
他にも「リビングが散らからない」「学習道具や子どもの物が一箇所にまとまっている」「気持ちの切り替えができる」などのメリットもあります。
●デメリット
子ども部屋での学習で、親が一番デメリットに感じる事は「勉強しているかわからない」ことではないでしょうか。
子ども部屋には漫画やおもちゃなど誘惑がたくさんあるので、ちゃんと勉強しているかチェックしに行く必要がありますし、子どもに呼ばれた時は部屋まで出向かないといけません。2階に子ども部屋があるお家はその度に階段の上り下りが必要になってくるという手間もあります。
その他には、「家族のコミュニケーションが減る」「子ども部屋が汚くなる」というデメリットもあります。
子ども部屋派:「ロフトベッド+学習机」
子ども部屋に学習机とロフトベッドが造作されている事例です。省スペース化に一役買うので、マンションなど広さが限られている場合に有効です。
同じタイプの家具が販売されていますが、造作だとスペースに無駄がなく、かつスッキリとした室内になるのでおススメです。
学習机がベッドの下になることで手元が暗くなってしまうので、窓や照明(特にコンセント配線)など明るさの配慮を忘れないようにしましょう。
リビングでも、子ども部屋でもない、第三の場所
こちらは子ども部屋ではなくLDKに隣接して作られた勉強専用部屋です。
LDKに近いので親の目も行き届き、リビングで過ごす他の家族も気を使わずにくつろげます。 ランドセルなどの学校道具を全て収納できるようにする事で子どもたちはいちいち勉強道具を取りに行かなくても済みますし、リビングが散らからないので急な来客があった場合も安心です。
子どもが巣立った後は独立した書斎スペースやウォークインクローゼットとしても活用できます。勉強専用部屋はある程度のスペースが必要になりますので家の面積に余裕がない場合はよく考えてから採用しましょう。
まとめ
いかがでしたか?子どもにはできるだけ整った環境で勉強させてあげたいですよね。子どもの年齢や性格によって適した場所は変わってきます。
ポイントは、「自分の子どもがどこで勉強すると集中力が発揮できるのか」「どんな環境だとやる気になるのか」に合わせて場所を用意することです。成長に合わせて勉強場所を変えられるようにしておくのも一つですね。