お客様インタビュー
2019.05.24
【キッチンデザインの教科書】8.事例|面積60㎡台 Part1~リビングを広く~
前回、前々回と、マンション面積30~50㎡でのキッチンリノベ事例をご紹介しました。そこでは、アイランドやペニンシュラなど、広さが必要と言われるキッチンも、デザインによって叶ったという事例をご紹介しました。
今回ご紹介する60㎡台というのは、狭すぎず広すぎないので、ご夫婦やファミリーにも人気の広さです。オープンスタイルが増えているリノベーションでは、生活感の出やすいキッチンとLDとのバランスも重要。
今回はLDをスッキリ広く見せる事例も含めてご紹介します。
目次
【事例①|61.6㎡】ヘリンボーンの床と白タイルで、カフェ感+なキッチン
無垢の床、化粧板に白タイルが映えるキッチンです。
全体的にすっきりした印象なのは、空間全体が繋がっているように見えるため。白いカウンターは壁に伸び、白タイルまで同系でまとめて空間に一体感をもたせています。
吊り戸のない対面式キッチンは解放感があり、長方形のシンプルなリビングには、ヘリンボーンの床で遊びを持たせて、オシャレなカフェのような空間に仕上がりました。
リンク:「リノベ不動産|事例」
【事例②|64.55㎡】インダストリアルスタイルには、ダクトをデザイン。タイル目地にはブラック。
あえてダクトを強調し、天井にもシルバーで配管をアレンジしたデザイン。
天井は広さを演出する際には白を選ぶことが多いのですが、こちらはネイビーにして、より荒々しいインダストリアルシックなデザインになっています。それも、マンションの広さが64.55㎡あり、さらにキッチンをL字の壁付けにしている点で、リビングの広さを確保しているからです。
間仕切りなどはなく、ダイニング側の床タイルで、緩やかにゾーニングしている点も広く見せるポイントでもあります。
リンク:「リノベ不動産|事例」
【事例③|64.34㎡】"これぞリノベ"なモルタル化粧キッチン
モルタルで化粧したキッチンが目を引く事例です。どっしりとした重厚感と床の無垢材のMIX感がオシャレ。
無彩色のグレーに、明るいネイビーが映えるキッチンです。天井まで続くモルタルの壁にはガラスブロックで抜け感を。また、キッチン上部に吊り戸を作らずオープンにすることで開放感を演出しています。
リンク:「リノベ不動産|事例(間取り)」
【事例④|60.08㎡】「キッチンから部屋全体を見渡したい」
キッチンに立てば全体を見渡せるようにしたいという要望のもと、空間設計されました。
もとは3LDKでしたが2LDKに大幅リノベーション。壁付キッチンをアイランドキッチンにしたことで空間全体の把握が可能です。
このキッチンの魅力は家事をシームレス化したこと!以前は洗濯機をバルコニーに置いていましたが、キッチン背面のキャビネット内に設置場所を確保。横並びに食品収納庫・冷蔵庫を置いて、まとめて家事ができるようにしました。
リンク:「リノベ不動産|事例(間取り)」
【事例⑤|63㎡】ゆとりあるシンプルな間取りには、インテリアで遊ぶ
63㎡を1LDKに大改造し、LDKも寝室もゆとりのある広さを確保。そしてリビングに現れた緩やかなカーブの壁。その正体はなんとウォークインクローゼット。常にくつろぐ場所に大容量収納をつくり、暮らしやすさを実現した空間にしました。
味のある木材で揃え、壁と床にはアイアンのペンダントライトがマッチして、カフェのような雰囲気を醸し出しています。
リンク:「リノベ不動産|事例」
【事例⑥|68.8㎡】シンプル×高級感な足型ペニンシュラキッチン
高級感漂うキッチンの事例です。リノベーションは木目などの素材感を活かしたスタイルが魅力なのですが、こちらは良い意味で裏切っていて、部屋の隅々まで隙がなく洗練されています。
ポイントはいくつかありますが、生活感が出やすいキッチンをシンプルに作り上げ、棚や目隠しが無くてもスッキリとした印象を与えている点、またキッチンを含む部屋全体のトーンを統一している点、壁から窓に続く垂れ壁を一直線に揃えている点などがあります。
ホワイト一色でのっぺりしがちな部分には間接照明で陰影をつけている点も絶妙です。
リンク:「リノベ不動産|事例」
【事例➆|62.26㎡】Urban Outdoor~都会でキャンプな暮らし~
こちらは、"アウトドアを自宅でも。暮らしそのものをもっと自由に"という発想から生まれた事例。〇〇LDKと、決められた場所で何かをするのではなく、空間全体を自由に使うスタイルです。
お気に入りのキャンプギアを日常でも使いこなし、リアルキャンプを毎日に取り込んで、自分スタイルで楽しむデザインとなりました。
ブラックで統一された壁には、ライトやグリーンがよく映えます。
リンク:「リノベ不動産|事例」
【事例⑧|60.75㎡】圧巻のフローティングキッチン。独立キッチンでLDのリラックス感をUP
壁から突き出たような、フローティングタイプの珍しいキッチン。一般的にはシンク下は収納にするケースが多いのですが、最近のリノベーションでは、シンク下をオープンにするスタイルも人気になりつつあります。
また、独立型のキッチンにすることで、キッチンの生活感がLDに影響しないので、LDのリラックス感がさらにアップしています。
リンク:リノベ不動産|事例(間取り)
まとめ
60㎡台のマンションは3LDKが一般的ですが、ゆったりとしたリビングや、個室はそんなにいらないという考えから、1LDKや2LDK、もしくはLDKという概念ナシ、にフルリノベーションするというスタイルが増えています。
キッチンも、独立型からLD一体のオープン型まで様々でしたね。オープンキッチンの場合は、収納や生活感などが課題になります。今回ご紹介した事例にはそれぞれにこだわりがあり、優先順位があってそのスタイルになっています。
60㎡台のマンションでリノベーションを検討している人は、様々なパターンを見て参考にして見てくださいね。
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