お客様インタビュー
2018.08.14
vol.3【②リノベーション編】オシャレな書斎をリビングに/I邸インタビュー
前回の物件探し編では、ご夫婦のリレーションが良く、事前の下調べや条件の明確化でスピード契約に至ったストーリーをお伝えしました。今回は、後編のリノベーションについて、好みの分かれるご主人と奥様のお話しをお伺いします。また、各段階で各分野の担当が出てくる “チーム”についてや、新人営業が担当になったこと、もっとこうだったらよかったのにという事まで、赤裸々にお話頂きました。
(インタビュア:山口/コーディネーター:古田/設計:浅岡)
目次
「ロフトより大切なのは、家族が集まりやすい広い空間」だと思った。
山口(インタビュア(以下:イ)):リノベーションで最も重視した点はありますか?
ご主人:机と棚と窓ですね。一番最初、本当申し訳なかったんですけど、リビングにロフトを作りたいって話で、プランを3パターンくらい出して貰ったんです。子どもが小さいうちは楽しそうかと思って。でもロフトを作ると圧迫感がでて、使い勝手はどうなのかな?ということで、3つも案を出して頂いたのですが、ロフト案はやめることにしました。リビングはみんなが集まる場所として、快適な空間にしたいと思ったんです。
夫婦の好みが違うとき、どうする?
山口(イ):お部屋のテイストは、どなたのお好みですか?雑誌などを参考にされたのですか?
ご主人:リノベ不動産の過去の事例とかをインスタとかHPで見ました。暗めがいいのか、明るめがいいのかとか。僕はダーク系が好きで。
奥様:私は真っ白が好きで。両極端でケンカするかと思ったのですが、設計の浅岡さんにうまくまとめてもらいました。
ご主人:白い壁にアクセントで色を入れるなら、一面だけが良いと思ったのですが、奥さんが他の場所にも色を入たいと言って、二面に違う色を入れておかしくないのか浅岡さんに相談したんです。
浅岡(設):書斎の机側はご主人ご希望の「ダーク色」、ダイニング側は奥様ご希望の「明るめ色」だったので、お二人のご希望に合うように、というのと、お部屋のまとまりも大切なので、同じ色味でトーンの異なる二色をご提案しました。
山口(イ):グレーのようなブルーのような、明るいけど落ち着いていて、2色と言っても色味が揃えられているので違和感もないですし、小物も映えますね。
お気に入りの場所
山口(イ):こちらのワイヤーフレームのライトもステキですね。こだわられたんですか?ライト以外のものも、フレーム感が統一されてて可愛いですね。
奥様:フレームはもともとシルバーだったものを黒く塗装したんです。照明のフレームと同じタイプの飾りを探していたら、100円均一で見つけたんです。
山口(イ):お部屋の中でお気に入りの場所とかポイントはありますか?
ご主人:ギターを飾っている壁と、キーボードを収納できるようにした机ですね。これは「キーボードを置けて、机にもなる」というリクエストをしたらこうなりました。
奥様:ギターの所が好きですね。リノベーションの時に、防音にしてもらって。照明がギターを照らしている壁と、室内窓から明かりが漏れるのも好きです。
梁問題
山口(イ):間取り計画で大変だったことはありますか?
浅岡(設):和室を無くして一部をリビングにしたのですが、和室部分だけ天井が低かったので、抜いて高さを揃えることの調整が難しかったですね。
ご主人:そんな大変なことがあったとは(笑)。どこまでが和室だったかもう思い出せないですね。私たちとしては、リノベーションそのものというよりも、賃貸の更新時期が決まっていたので、打合せから工事完了までの期間が短かったのが大変だっという印象です。
山口(イ):キッチンなどの設備類は変更してないとのことですが、位置変更のご希望などは無かったのでしょうか?
奥様:水回りはリフォーム済でしたし、位置もそのままで良かったのですが、ダイニングとの間の壁を抜くかどうかは迷いました。結局壁は抜かなかったのですが、生活感が見えなくてスッキリできるので良かったです。
3人兄弟の荷物が片付く “収納導線”
山口:お住まいになられて半年ほどですが、新しい生活はいかがですか?
奥様:以前は2DKだったので、ほぼ倍の広さになりました。子どもたち3人のロッカーを作ってもらったおかげで、前はごちゃごちゃしていたものが、すっきり片付くようになりました。自分の場所がハッキリしたのが良かったと思います。生活を考えて間取りとか考えられるのがリノベーションの良い所だなと思いました。
山口:お子様の反応はどうですか?
ご主人:前より広い家で走り回ってます。引っ越しというイベントにはしゃいでますね(笑)
経験の浅いスタッフとのやりとりについて
山口(イ):経験の浅いスタッフ達で担当させて頂きましたが、お気づきでしたか?また道中いかがでしたか?
奥様:新人さんだなっていうのはわかってました(笑)でも最初のお電話の入りはソフトで良かったですし。初めてショールームへ行った時に、デザイナーさんや他のメンバーも全員紹介してくださって「チーム一丸になってやっていきます!」という熱さが素敵だなって思って… “レール”に乗っちゃいましたね(笑)
実際、物件探しでは、ベテラン設計士さんが同行されて、中古物件でリノベーションのイメージって、自分ではできないんですけど、設計士さんの説明が上手でイメージしやすかったです。「こんなことができるんだ!」という驚きがあって、面白かった。ステージ毎にスペシャリストが出てくるという。安心だし面白かったです。お金の面でも、スペシャリストさんが出てきてくれて、すごいスムーズで私は安心できました。デザインでは、浅岡さんが私たちの案をうまくまとめて下さって「なんてセンスがいいんだ」と思いました。アフターフォローもベテランさんがして下さったので、全体として安心感の中で進められたと思います。
ステージ毎に専任がつく、チーム制の安心感
山口(イ):一般的に不動産やさんは、担当が一人で窓口になるケースが多いのですが、リノベ不動産は各ステージで担当がそれぞれ出てくるのですが、大変なことは有りましたか?
奥様:全く無かったです。「専門家、スペシャリスト」という感じで受け入れ安いし、頼りたくなります。
ご主人:そのほうが良いと思います。私自身設計の仕事をしていて、製造、検査と部門があるのですが、それぞれスペシャリストがあるほうが安心できると思っています。不動産やさんで担当窓口の場合、質問が専門的になると、都度確認だったりして。家づくりはその積み重ねなので各段階でスペシャリストと直接会話ができるのはメリットだと思います。
「作る」ことのハードルは高い?低い?
山口(イ):「中古+リノベーションってどんなもの?」というところからスタートして、実際にリノベーションをされて、「作る」ことのハードルはいかがでしたか?
ご主人:サイズ感が難しかったですね。最初、ウォークインクロゼットに書斎を組み込みたいと思っていたのですが、もともと押入れだったので作れると思っていたら、全然広さが足りなかったとかありました。でも、完成の展開図も色つきで書いてくれたり、分かりやすく進めてもらって、最終の仕上がりはイメージ通りになりました。
もっと知りたかったこと
山口(イ):ここを「こうしたらよかった」などは、ありますか?
ご主人:思い通りにできたので、こうしたかったところはないですね。賃貸の時は、壁に穴をあけられないから棚を付けたくても難しかったり。なので、ほしい棚を作って貰えましたし、棚をつけたから家具もほとんど必要なくて。
奥様:キッチンも大きな家具を置きたくなかったので、棚を作ってスッキリしてよかったです。こうだったらよかったことは、事前の段階でもともと時間が無かったので難しかったのですが、中古の状態だとリノベーションでどこまでできるか分からなったので、実際のリノベーションしたお部屋を見れたら良かったと思いました。リノベーションされた方の計画中のお話しとか、住んでみてどうなのかを事前に聞きたかったなと思いました。あとコレをするにはいくらかかるとか、キッチンをタイルにするにはいくらとか、費用のことがざっくりでよいので事前にもう少し勉強したり教えて貰えたらよかったな。
ご主人:部分的に費用を算出するのは、解体とかも含めると難しいのかなとは思いつつ、使う材料費だったりはもう少し知れたらよかったのかもしれません。
物件探しからリノベーションを振返って
写真左から:古田(コーディネーター)、奥様、お子様、ご主人様、浅岡(設計)
山口(イ):全体を通してのエピソードなどはありますか?
奥様:古田さんが、ちょっとおっちょこちょいなところがあって(笑)新人さんですから。でも、その人柄も含めて、気さくさが相談しやすかったです。話しやすいし、引き出してくれて。改めて自分自身の好きな物が何かに向き合ったりもできました。色々話せたことが、リノベーションで形になったのだと思います。
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まとめ
前回の物件探し編に続き、今回のリノベーション編では、色の好みの異なるお二人でしたが、色味を揃えることで空間の調和がとれ、おふたりとも満足されたというお話でした。また、“ロフト”vs“広いリビング”で悩んだ結果、ロフトが欲しいのではなく「家族が集まる居心地のよい空間」が欲しいから、「広いリビング」という選択に至ったというストーリーはとても参考になるお話でした。リノベーションでは、家族が多いとそれだけ思いの数も増えます。その都度、自分たちにとって、どんな生活がしたいのかに立ち返ることで、居心地のよい空間が実現できるという貴重なお話を伺うことができました。I様ファミリーの皆様、ありがとうございました。