お客様インタビュー
2019.06.13
【キッチンデザインの教科書】10.事例|面積70㎡台 Part1~広い空間の活かし方~
マンション面積70㎡台は4人家族に人気の広さです。もとは3LDK~4DKの広さがメインでしたが、最近のリノベーションでは、個室よりもパブリックスペースをより広くする傾向になっています。
また、70㎡台となると戸建ても登場します。
そこで今回は、広さにゆとりがでてくる70㎡台のキッチン事例9つをご紹介します。
目次
【事例①|72.49㎡】カウンターに高さをつけて脱・生活感
白壁に、梁と無垢材フローリングの質感が映えるLDKです。
オシャレに格上げしているのが、床と揃えてパネリングされたカフェ風カウンター。デザインを揃えることで統一感がアップし、よりスッキリした印象になります。
この内側ににすっぽりと収まっているのがL字型キッチンです。LDからは見えない仕様です。カウンターに高さを出せば手元が見えず、生活感を感じさせません。
【事例②|78.70㎡】ゆとりのリビングに書斎+対面式キッチン
78.70㎡の広さを活かし、広さが必要と言われる対面式キッチンとさらに書斎を作った事例です。
こちらは「ナチュラルフレンチ」をテーマにリノベーションしています。ホワイト塗装をしたパイン材の床、漆喰の白壁と白を基調とした空間に、タイル・ブルーグレーの塗り壁、チェストナットの羽目板を取り入れて、空間にメリハリをつけています。ベースがシンプルだからこそ、ここまでデコラティブにしても浮きません。
間仕切りになっているカウンターの横にダイニングテーブルを設置すると、作業もしやすく便利です。
リンク:リノベ不動産|事例(Before/After)
【事例③|75.48㎡】リビング並みのダイニングで陽だまりレストラン
4匹の猫ちゃんが自由に部屋を回遊できるようにと、4LDKから1LDKに大幅リノベーションしました。もっとも変わったのはダイニング。
一般的にLDは一体となっていますが、こちらの物件は隣接した2部屋をダイニングにして、開口部があるもののリビングと一線を画しています。たっぷりと日が入るダイニングは、レストランのテラス席のよう。
キッチンは玄関を入ってすぐのところにあるため、室内の景観を損なわないよう、対面式キッチンですっきりした印象に。
リンク:リノベ不動産|事例(間取り)
リンク:この物件のインタビュー記事はこちら
【事例④|75.64㎡】隠す収納と作業カウンターでスマートキッチン
せっかくLDKを広くしても生活感を感じさせたくない。そんな人にオススメなのがパントリーです。こちらは冷蔵庫が収納できる広さのパントリーをつくりました。スライドドアで開け閉め楽で便利。
シンク横に補助カウンターは利便性抜群。カウンター上にはTV端子もあるので、料理をしながらテレビも見られます。カウンター下はオープンなので、椅子を置いて作業も可能。デザインも機能もスマートなキッチンに仕上がりました。
リンク:リノベ不動産|事例(間取り)
【事例⑤|70.59㎡】緻密な計算で大人の秘密基地、完成
一歩入ると広がっているのはカフェのようなLDK。4LDKから3LDKにして、ゆったりくつろげるリビングにしました。ダイニングはカウンターにしました。
生活感を感じさせない工夫としては、キッチンは極力内側を見せないようにカウンターの仕切りを残し、ダウンライト・ペンダントライトを使い分けて光の明暗でホッと落ち着ける大人の秘密基地のようなムードを演出しています。
リンク:リノベ不動産|事例(Before/ After)
【事例⑥|70㎡】ポイント使いでググッとオシャレに
こちらのキッチンがオシャレなのは、ポイント使いをしているところ。カウンターとキッチンの壁は、さり気なくタイルを施してリンクコーディネート。ペンダントライトとステンレスのレンジフードがカウンターをぐっと引き立てています
このポイント使いが生きるのは吊棚がなくスッキリしているから。その分、収納部はカバーして背面にパントリーをつくり、しっかりと確保しました。
リンク:リノベ不動産|事例(Before/After)
【事例⑦|79.87㎡】空間の開放感を際立たせるキッチン
こちらは戸建のリノベ事例。4DK+ロフトを3LDK+ロフトにチェンジ。1階の洋室を壊し、広々としたLDKにしました。
無垢材フローリングと白壁・白天井の王道スタイルに、ブリックタイルとガラスブロックで壁を遊ばせると、ワンランク上のおしゃれを演出できます。
すっきりとした印象を与えるペニンシュラキッチンは、部屋の奥に設置することで空間全体にさらなる開放感をプラス。窓から差し込む光が、空間を明るく洗練したものに仕上げてくれます。
リンク:リノベ不動産|事例(Before/After)
【事例⑧|70㎡】必要に応じてリビングか、個室か
リビングを広くするためには、もとあった部屋を取り壊して一続きにするしかだけがすべてではありません。こちらは以前の間取りを生かした事例。趣味に没頭したい時は扉を閉めて自分だけの空間に。扉を開ければリビングがグンと広がります。
壁付キッチンに並行して設置したダイニングテーブルは、時には作業台にもなり便利。食事の準備もラクラクできます。
リンク:リノベ不動産|事例(Before/After)
【事例⑨|72.16㎡】ディテールにこだわって、バッチリな北欧テイスト
ディテールにこだわったキッチンリノベです。キッチンの白いハニカム貼りのタイルや、パネリングした造作棚、はっきりとしたブルーの壁・カウンター・ドアと、バッチリと北欧テイストにコーディネートされています。
吊棚がないキッチンは洗練された印象なものの、収納に困ります。オープンな造作棚ならダサくならず、ディスプレイ感覚で収納できます。
リンク:リノベ不動産|事例(Before/After)
まとめ
70㎡台になると30㎡〜60㎡台と比べて広くなる分、限られたスペースの中で「少しでもキッチンを広くする」というよりも、内装を注力する事例が多く見受けられました。タイルやパネリングで個性を出すスタイルが人気です。
吊棚がないカウンターキッチンは室内がより広く見えるので、開放感ある空間にしたい場合にオススメです。その分、収納が心配なら造作棚や作業台を設置してみるといいでしょう。いかにも“収納”という感じが薄れ、スッキリした印象を保てます。
キッチンの建材・照明は自分の個性も反映するもの。理想の空間づくりにおいて妥協せず、選びたいアイテムです。
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