お客様インタビュー
2019.07.19
vol.22【リノベ|インタビュー】大人の秘密基地~NYのカフェバー風&ブルックリンスタイル~
お子さんが中学生になったことを機に、住み替えをされたKさんファミリー。
最初から中古物件(マンション)+リノベーションと決め、室内のテイストも定まっていました。
共働きで忙しい中でしたが、明確なビジョンのもと、BeatHOUSEとの家づくりはまさに“阿吽の呼吸”でスムーズに進んだそう。物件探し、リノベーションによる家づくりについてお話を伺いました。
目次
学区内での住み替え。物件の魅力と、予算・管理費・積立金のバランス
「新居ではそれぞれの部屋が欲しいと思っていました。以前の住まいは自分の部屋がなくて。あと収納!やっぱり子どもが大きくなってくると物が増えるので、収納部を充実させたいと思っていました。」
以前の住まいは2部屋分の広さがあるワンルーム。お子さんが大きくなり、手狭になったため住み替えを決めました。条件は同じ学区内・ご夫婦の職場に近い場所。
「エリアを決めていたから、物件も限りがありました。ここにしたのは、立地・環境・価格と総合的に見て良かったから。管理費と積立費は他よりも高かったけど、トータルで考えたら、それもカバーできるなと思って決めました。」
居室の広さはもちろん、心引かれたのはバルコニー。憩いの場として、また洗濯を干すにも最適と思ったそう。
Kさんご夫婦の希望はブルックリンスタイル。もともと洋室2つ・和室1つの3LDKでしたが、和室をなくしてニューヨークの香り漂う空間に仕上げました。
ブラックのアイアンバーとオープンシェルフで、ショップ風の開放的な玄関
「玄関には物が置けるスペースが欲しかったんです。」
こちらの物件で大きく変えたのが玄関。正面に続く廊下と、入ってすぐにあった洋室を取り壊し、見せる収納スペースを造りました。靴をディスプレイのように置きたいご希望からオープンなシューズシェルフ、すぐに洋服を掛けられるアイアンハンガーパイプを設置。
こなれ感と、一目で何があるかわかる利便性を兼ねています。
デコラティブ&シンプルな壁で、アーティスティックな空間に
玄関に入ると飛び込んでくるアイコニックな壁。奥さまのご希望で3Dウッドパネルを一面に敷き詰めました。ここが家であることを一瞬忘れてしまいます。柔らかいブラウンのカーペットとの相性も抜群です!
「曲線の壁はデザイナーさんにご提案いただきました。私たちにはない発想だったし、なかなかないからいいよねって。」
まさに“インスタ映え”という言葉がぴったりのウッドパネルに対して、反対の壁は白地で緩やかなカーブを描いています。シンプルながらも存在感がある壁は、デコラティブな壁に負けず劣りません。白とナチュラルカラーが温かみのあるコントラストを生み出しています。
白い壁の内側は子ども部屋。もとは玄関から続く廊下と洋室の一部でした。こちらの物件ではリビングに至るまでを大きく変えました。壁を変えるだけで、廊下がまるで美術館のようなアーティスティックな空間に。
ブルックリンタイルは、あえてのポイント使いで表情をつける
「ブルックリンタイルは絶対に使いたかったんです。」
リビングは落ち着いた色味をベースにしたシックな空間に仕上げました。どっしりとしたダークグレーの壁に、柔らかいブラウンのカーベットを合わせると重さが和らぎ、温かい雰囲気に。ヴィンテージテイストな家具と合わせると、大人の秘密基地のようです。
ブルックリンスタイルのマストアイテムといえばタイル。ダークグレーの壁にランダムに施されたブルックリンタイルが、室内のアクセントになっています。
「本当は一面に敷き詰めたかったんですけど、予算の割合を考えると難しくて。でも実際出来上がったのを見て、こういう部分的に使っている壁って見たことないから、斬新でいいなと思いました。」
リビングに隣接するドアの向こう側は、ご主人の寝室とウォークインクローゼット。もとは押入れがある和室でしたが、洋室に造り直して壁で仕切りました。壁は室内の通気性をよくするため、天井から隙間を設けています。
寝室のドアは、ご主人のご要望で磨りガラス付きのドアを採用。理由は「リビングで誰かいるかわかるように」とのこと。片方にガラスがあることで抜け感が生まれています。落ち着いた色味を基調にしていたり、存在感があるアイテムを使用していたりする空間は重苦しくなってしまうことも。ガラスなどを取り入れると、それだけで軽やかさが生まれます。
ブルックリンタイルは本物を採用しているので、よく見ると一つひとつの表情が異なります。味わい深く、ヴィンテージ感が漂う組み合わせです。
強すぎないダウンライトの光が、リビング全体に落ち着いた雰囲気を演出しています。
ブルックリンスタイルをつくる建材は無骨な印象のものが多く、それだけで統一すると重たくなってしまうことも。ガラスや、柔らかい色味をポイントに取り入れたりすると、垢抜けて洗練された空間になります。
ダイニングテーブルはいらない。リビングを広く使う。
「ダイニングセットは置きたくなかったんです、それだけで幅をとるから。リビングはゆったりくつろげる空間にしたくて。我が家の食卓はカウンターです。」
リビングは広く使いたいという奥さまのご希望で、ダイニングテーブルとしてカウンターを造りました。こちらも廊下同様、3Dウッドパネルを使用しています。
ブルックリンスタイルにするポイントの一つが“開放感”です。各箇所をあえてしっかりと仕切らずに一体感がある空間にすると、ブルックリンスタイルのラフで気取らない雰囲気を醸すことができます。ブルックリンスタイルでイメージされるのが倉庫。倉庫も特に仕切りがなく広々とした空間ですよね。空間を広く見せるために間仕切りをなくすことが、ブルックリンスタイルにするコツでもあります。
「妻は前よりも食事をはりきって用意してくれるようになったと思います(笑)。」
カウンターは空間の省スペース化はもちろん、食事もサッと出せるので便利です。対面式キッチンなら作業をしながらコミュニケーションが取れるので、自然と会話が増えます。
食事や晩酌はもちろん、友人を招いてティータイムを楽しむ時も、こんなオシャレなカウンターならまるでカフェにいるような気分に。
何の装飾もないシンプルなペンダントライトがブルックリンスタイルのラフな雰囲気を演出し、オシャレ感を高めています。
「キッチンは特にこだわりなかったんです(笑)。でもIHキッチンにしたくて。いかにお手入れがしやすくて、動きやすいか。これが重要でした。」
キッチンの壁には棚を付けてました。何がどこにあるか一目瞭然。木とアイアンの棚は、ブルックリンスタイルにも合っています。
キッチンはウッドパネルのカウンターで囲まれているので、リビングからは見えません。対面式キッチンは作業がしやすいのにキッチン内を見せない効果もあ理。便利なのに生活感を感じさせません。
ブルックリンタイルと3Dウッドパネルによって、洗練された大人の空間に仕上がりました。
かわいいのにお手入れ抜群のタイル壁
「洗面所もタイルにしたくて、いろんなサンプルを見てこれに決めました。鏡のフレームとテラスへのドアが木材だからそれに合うものがよくて。ブルックリンスタイルというのもあるけど、何よりもタイルはお手入れがしやすいからいいですよね(笑)。」
洗面所の壁にもタイルを施しています。温かみのあるオレンジは、鏡のフレームとドアのブラウンに馴染んで、どこかほっこりとした印象に。
タイルはリノベーションでも人気の建材です。特にキッチンや洗面所などの水回りは、お手入れがしやすいので取り入れる方が多いアイテム。オシャレに見えて、かつ水はねや汚れもサッと拭けば取れるので、毎日のお手入れも楽にできます。
個人の部屋は、個人の希望を叶える
「自分たちの部屋はそれぞれの希望を反映させました。」
子ども部屋は二段ベッドが入るような広さを確保。
「息子の部屋のテーマは秘密基地。前の住まいには天井裏収納があったんですけど、お昼寝もしていたくらい好きで(笑)。天井まで階段で登るんですけど、そのイメージがあったんでしょうね、二段ベットを入れてベッドの下にデスクを置いて。ちょっと囲まれた感じがいいみたい。」
ご主人の寝室は隣がウォークインクローゼットなので収納は最低限にして、その分ゆっくりと過ごせるように広さを確保。
奥さまの部屋は棚を多く取り付けました。
「ウォークインクローゼットを造ったけど、私の部屋にも棚やハンガーラックを付けてもらいました。洋服が多いし漫画も好きなので、自分の部屋にも収納が欲しかったんです。でも家具は極力置きたくなかったから、取り付けてもらってとても便利です。あと、壁を取り壊したときに配管が出てきて、それをカバーするのも兼ねてカウンターを造ってもらいました。化粧台としても、棚としても使えるから万能です。」
BeatHOUSEの出会い
「もともと物件探しとリノベーションを一括でしてくれるところを探していました。ポータルサイトを検索している時に気になる物件を見つけて、BeatHOUSEさんに問い合わせたんです。そうしたら妻が、『ここ、前にテレビ出ていたところだ』と思い出して。事例を見たらどれもかっこいいし、ブルックリンスタイルを希望していたから、若い感性でつくってほしいなと思ってお願いしました。あと、最初からコーディネーターの小林さんの感じが良かった!(笑)」
これからリノベーションをする方へのメッセージ
BeatHOUSEの提案が自分たちの好みにマッチしていたため、とてもスムーズに進められたと話すご主人。
「家づくりって大変だけど楽しむのが何よりなんじゃないかな。リノベーションは自分たちの好きなようにできるから、想像を膨らませて情報収集するのはすごく重要だとしみじみ思いました。今回BeatHOUSEさんにたくさん画像を送ったから、僕たちの好みも理解してくれて、ご提案いただくものはどれも好きなテイストのものだったし、思いもつかなかったことを提案してくれるから想像以上の家に仕上がって満足です。情報共有するのが大事だと痛感しました。あと、やっぱり予算があるので、予算内でどうやっていくか。その折り合いをつけるのは重要だと思います。そこはプロの方に相談して、うまく収まる方法を聞くのが一番じゃないかな。」
「リノベーションで悩んだのはカーペット」と話す奥さまからは、その経験を踏まえてメッセージをいただきました。
「マンションだとできること・できないことがあるので、事前にそこは調べたほうがいいと思います。本当はリビングをフローリングにしたかったんですが、こちらのマンションではカーベットしかダメで。でも、ブルックリンテイストで木の感じを出したかったから、カーペットでも毛足が短くて、木の温かみがあるようなものを探してもらいました。私たちは気に入るものが見つかったからよかったけど、もしかしたら見つからないこともあるかもしれないので、やりたいことができることなのか?を調べたほうがいいと思います。」
担当者の声:リノベ不動産/BeatHOUSE デザイナー 川井
こちらの物件は、壁を取り壊した時にいくつか配管が出てきてしまい、それをどうカバーするか気をつけました。お客さまのイメージが明確だったので崩さないようにしつつ、いかに応えられるか?と考えながらご提案できるよう努めました。
担当者の声:リノベ不動産/BeatHOUSE コーディネーター小林
事前にたくさんの画像を送っていただき、情報も詳細まで共有いただいたので、こちらからもご提案しやすかったというのがあります。
実際にお住まいになってから拝見して、お客さまのイメージが体現できたことに感動しました。お子さまのお友だちが「かっこいい家だった」と話されたようで、それを聞いて感無量でした。これからも、お客さまの理想の住まいづくりに貢献できるよう励んでいきます。