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リノベのハウツー

2020.06.26

契約後のお楽しみ ~工事編~

契約後のお楽しみ ~工事編~

リノベーション会社と契約する前に知っておきたい事

プランニングが終わると、いよいよ工事パート。プランニングした図面をもとに形にしていく工程です。リノベーションにはどんな工事がいつあるのか、イメージはついていますか?

基本的には、全て業者が主導してくれるため、全て覚える必要はありません。しかし、全体像を知っておくことで、いつどんな行動するのかのイメージがつきやすくなるでしょう。

工事の全体の流れと工期

まず、工事全体の流れは下記のようになります。
全体で約1か月半から3か月くらいの工期(工事が行われる期間)になるのが一般的です。

リノベーション一般的な工事工程

1.仮設工事
2.解体工事
3.解体確認
4.各種工事
  4-1.木工事
  4-2.電気設備
  4-3.ガス工事
  4-4.給排水管工事
  4-5.空調工事
  4-6.住宅設備
  4-7.建具工事
  4-8.塗装工事
  4-9.内装工事
  4-10.左官工事
5.中間確認
6.施主確認
7.引き渡し

1.仮設工事

機材や部材の搬入搬出時に、キズや汚れ防止のため、養生や工事に必要なクリーニングを行います。養生の範囲は、管理組合及び管理会社に事前の確認が必要です。着工前だけでなく、工事中も都度行います。

例えば、年末年始や盆休みなどの長期間の休みや、台風上陸が予想される場合などは状況に応じて養生の取り外しを行います。養生をしっかり行わないと、部材が傷ついたり、近隣トラブルの原因にもなるため、重要な工程です。

2.解体工事

工事対象となる部屋の壁や天井などを取り払う工事です。スケルトン(躯体のみの状態)にしていく場合は、配管まで撤去していきます。管理規約で、リフォーム工事ができる範囲が指定されていることが一般的ですので、管理規約に沿って、解体していきます。

解体期間はおおよそ一週間。全行程の中で、最も音が大きく発生する工事です。近隣からのクレームも想定されるため、事前に近隣への周知とご挨拶を欠かさないようにしましょう。

3.施主立会い確認

解体をしないと目視確認ができないことについて、お施主様と一緒に確認を行います。ここでは、解体時に判明するリノベーション設計に影響のあるポイントを紹介します。

床構造

水回り設備を移動したい場合は水回りの床の構造がどうなっているか確認します。場合によっては、既存の水回りがあった場所だけ一段下がっているような構造も。どこに段差があるのかを目視で確認していき、水回りの移動に際して、制約があるかどうかを確認します。

段差スラブ

上階の水回りの床に段差があり、天井が平らでない場合があります。上階の床部分の構造が記載されている「床伏図」を見れば事前にわかることですが、工事途中の変更等が反映されていない事もあるので解体時にも確認をします。

図面で縦の梁は大方予測がついていますが、まれに補助的に入っている梁が見つかる事があります。

パイプスペース(パイプシャフト)

図面には PSと記載される事が多いパイプスペース。縦は予測がついていますが、設備から排水管までの横のパイプとの接続位置の高さを確認していきます。配管の接続位置の高さによっては、想定していた位置に設置するのが難しい場合があります。

4.各種工事

木工事、電気設備、ガス、給排水、塗装、内装、左官等、工事の種類は多岐にわたります。 工事の工程により専門の職人さんやメーカーが分担して工事を行います。一つずつ簡単に解説していきます。

4-1.木工事

木軸や床、壁、天井など、木工事全般のことを指します。工期は約1か月程で一番長い工事です。

4-2.電気設備

解体が終わると、先行して電気線を通していきます。壁ができあがってきた頃には、スイッチやコンセント位置まで引き下していきます。最終仕上げ段階では、コンセントやスイッチ等と接続をしていきます。

例えば、プロジェクターを天井に吊るしたい、スピーカーを天井に埋め込みたいという場合は、解体終了後からすぐ配線を通していきます。

4-3.ガス工事

解体後に床下配管を行い、配管をスラブに固定してきます。コンロ等のガス器具と接続した後には、開栓確認を行います。

4-4.給排水管工事

解体後に先行配管を行い、配管をスラブに固定していきます。器具付けのタイミングで配管と接続していきます。配管の寿命は素材にもよりますが、おおよそ20年から30年。築30年以上経過している物件であれば、交換していくのがオススメです。床が貼られてしまえば、見えなくなる部分ですので、業者にしっかり写真に残してもらうようにしましょう。

4-5.空調工事

解体後にダクトの先行配管を行い、配管を天井に固定していきます。キッチン取付時に、レンジフードとダクトを接続していきます。キッチンだけではなく、トイレやお風呂に換気設備をつける場合、ダクトと接続していきます。

4-6.住宅設備

ユニットバス、キッチンなどの取付です。住宅設備は発注から数週間納期がかかるものなので、急な変更は効きません。プランニングの際に確定させて、極力変更しないようにしましょう。変更する場合は工期が長くなったりするので、プランの早い段階からショールームに行って、実物を見て検討を始めるといいでしょう。

4-7.建具工事

ドアや室内窓の取付のことをいいます。木工事の終盤にかけて行います。

4-8.塗装工事

木工事終了後に行います。塗装が完了すると一気に部屋らしくなります。

4-9.内装工事

木工事終了後に行います。水回りの塩ビタイルや、壁紙クロスのことを指します。

4-10.左官工事

玄関土間のモルタルや漆喰などを指します。木工事終盤から木工事完了後に行います。左官工事は素材が乾くまでに時間がかかるため、この間にむやみやたらに現場に出入りしないようにしましょう。現場にいくときは必ず、現場の許可を取ってからいくようにしてください。

5.中間確認(中間施主立会い確認)

着工から1か月から1か月半頃を目安に、中間確認を行います。この頃には、間取りや天井や収納等のスペースの広さ、高さ、長さをイメージできる所まで工事が進んでいます。設計時のイメージと大きなギャップがないか、設備や スイッチやコンセント等の配置に変更は必要なさそうか、等を確認します。塗装の色や塩ビタイルの型番など、仕上げの一部はまだ変更が可能な段階です。

6.施主確認(施主立会い確認)

リノベーションで最高に感動する瞬間です。玄関を開けた瞬間から雑誌やインターネットで見てきたような、しかも自分の家として、景色が広がります。完工(工事完了)後に仕上がりを施主と一緒に確認します。 立会い確認で気になった点について、引き渡しまでに補修を行います

7.引き渡し

契約後のお楽しみ ~工事編~

最終修正の仕上り確認や設備の説明をした上で鍵をお返しして、工事完了です。

まとめ

以上、リノベーションの工事内容をご紹介しましたがイメージは掴めましたでしょうか?
このように中古物件でも注文住宅のようなプロセスで理想の住まいを手に入れる事ができるのが、リノベーションの最大の特徴です。
希望のデザインが徐々に形になっていき、「オンリーワン」な家づくりが完成した時の感動はひとしおです。

工事内容も多岐にわたるので、依頼をするリノベーション会社や担当者との相性や誠実さ、タフさが重要になってきます。リノベーションでお付き合いをする会社とは、ヒアリングから物件の構造に関する情報収集や中間の立ち合い時の対応、アフターサービスまで長い付き合いになります。

当然、初めてのおうちづくりなので心変わりや希望事項などが、途中でブレることもあります。そんなときに俯瞰してアドバイスをくれるのがリノベーションを依頼するパートナーでもあります。全てを丁寧に対応してくれる会社を選ぶことがとても大切です。

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