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vol.20【戸建リノベ|インタビュー】和テイストも漂う、シックなシンプルモダンへ

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閑静な住宅地にマイホームを構えられたHさんファミリー。
以前は社宅住まいでしたが、2人のお子さんが大きくなり手狭に感じたことと、ローンを組むタイミングが重なり、2017年にリノベ不動産|BeatHOUSEで中古物件を購入、リノベーションをされました。

新築戸建ではなく "中古+リノベ"にしたのは、「思い描いていた生活を体現できると思ったから」とのこと。

家探しからリノベーションでこだわった点など、家づくりのエピソードを伺いました。

「せっかくのマイホーム、一般的な家は嫌。好きなテイストで家づくりをしたい」

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当初、注文住宅や建売も検討したものの、なかなかしっくりこなかったと振り返ります。
 
「僕は家自体にそこまでこだわりはなかったけど、妻は『こういうインテリアにしたい!』という明確なイメージがあって。建売も見たけど、どれもありきたりでピンとこなかったようです。当時リノベーションがテレビで特集をされていたり、雑誌でも取り上げられたりしていて、それを見て『リノベーションなら理想の家ができるかも』と思い、BeatHOUSEさんに伺いました。」

家探しは「利便性」よりも「ライフスタイルの体現」を重視

家を購入する際、最初に悩むのがエリア。Hさんご夫婦の決め方はいたってシンプルでした。
 
「僕の勤務先が東京駅周辺なんですけど、そこから乗り換えがなく、一本で通えるエリアにしようと決めて、横浜方面か埼玉方面かで考えました。もしここに決めなかったら千葉エリアも見てみようと考えていたんですよ。」
 
エリアは外せない条件。しかし、それ以上に優先していたのが「自分たちのライフスタイルとのマッチ度」でした。
 
「エリアに関してはそこまでこだわりがなかったし、駅からの近さも気にしていなかったけど、車が入れやすくて道路に出やすいところかどうかは重視していました。休日、車で出かけることが多いからそこは外せなかった。妻は子どもたちのことを考えると、大通り沿いの物件は危ないから候補外。買い物は自転車で行くので、行ける範囲にスーパーがあることは必須でした。」
 
これまでの暮らし方に照準を合わせて探した結果、見つかったのがこちらの物件。決め手は何だったのでしょう。
 
「僕たちの希望に沿っていたことはもちろんですけど、妻は玄関に入った時の印象が一番良かったみたいです。明るくていいねって。あと偶然ですけど、妻の実家が近かったのもありますね(笑)。」

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玄関は明るさを活かして、白と無彩色でコーディネート。すっきりと清潔感漂う玄関です。

家具・家電ありきの設計

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家探し同様、リノベーションもライフスタイルを中心に考えられました。設計のベースになったのが家具の配置。欲しい家具や電化製品のサイズ・重さに合わせて設計を進めました。
 
「中古物件でリノベーションと決まってから、すぐに家具や家電を買いに行ったんです(笑)。一般的には家の広さに合わせて家具を買うけど、僕たちはもともと欲しいものがあったから、それありきで設計してもらいました。」
 
毎日使う家具・家電は「理想の暮らしを体現するアイテム。Hさんご夫婦は「こんな風に過ごしたい」とマイホームでの理想の暮らしがはっきりとしていました。
 
「僕はサッカーが大好きで、ソファに寝転びながら大画面で観戦したくて。だから、絶対ソファはL字型にしようと決めていたんです。ならば、これくらいのサイズはどうだろう?って、安藤さん(設計デザイナー)に相談しながら設計してもらいました。僕たちの意見を尊重して、理想の暮らしを丁寧に汲み取って設計してくれたから安心して任せられました。そういう真摯な姿勢は、最初お伺いした時から伝わってきましたね。それがBeatHOUSEさんにお任せしようと思った決め手でもあるかな。」
 
L字ソファが置けるゆったりとしたリビングにするため、1階はもともとあった和室をなくして広々としたLDに。テーマは奥さまの希望でシンプルモダンの空間に仕上げました。

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以前からインテリアが好きな奥さまは、ピンタレストや好きなインテリアブロガーの画像を集め、理想のイメージを固めてきたとのこと。

奥さまがこだわったのは色使いでした。
 
「配色は白・黒・グレーをベースに、差し色にブラウンを。安藤さんにお伝えしていたので、それに合わせて各箇所提案してもらいました。」

懸念点になる大黒柱は、室内のアクセントに

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目を引くダークブラウンのV字の柱は、和室を壊した際に出てきた大黒柱。そのため、取り壊すことは不可能でした。

こういう柱は一枚の写真にしたら存在感を感じますが、実際に見たときは、意識しなければ特段気にならない部位でもあります。柱を、新たに造ったテレビボードと入口のドアに合わせて塗り直し、色を揃えることで統一感のあるデザインになっているからです。このブラウンは全体を引き締める効果もあります。
 
テレビボードも大黒柱に合わせて柱をモチーフにしたデザインに。一見、懸念点になる柱も、色や他の造作家具の組み合わせ次第で空間演出に一役買う存在になります。

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腰壁の奥にはキッチン。こちらの構造用の柱も、モノトーン空間に馴染むデザインに。半オープンのキッチンからはLDを見渡すことができ、抜け感のあるキッチンに仕上がりました。

室内の景観を邪魔しない収納

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シンプルモダンといえば整然とした、物がないイメージ。室内の景観を崩さないよう、収納は背の低い家具で充実させました。
 
「もともとこの家自体に収納が多かったので助かりました。せっかくこんなに広いLDだから家具は高さがあるものは避けて、すっきりとした状態を維持できるようにテレビボードにも収納部を造ってもらったんです。ソファ前のテーブルも収納ができるものを選んで、散らからないよう努めています。以前住んでいた社宅が狭くて、本当に収納が悩みの種だったんです。限られたスペースでの収納はまさにパズル状態(笑)。お手本にしたシンプルモダンのブロガーさんのご自宅は物が全然出ていないので、それを見習って隠す収納を増やしました。もちろん戸建になるから以前より広くなるけど、シンプルモダンにしたいから、物が散らからない空間にすることがマストでした。」

こだわりを細部まで反映できるのは、リノベーションならでは

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照明の位置やコンセントの配置も、設計時に重視した点でした。
 
「建売は最初から設置場所が決まっているじゃないですか。例えばコンセントの位置に合わせて家具・家電の置き場所を決めるのが嫌で。既存の位置を確認しつつ、要望のレイアウトができるよう、コンセントを増やしてもらいました。」
 
また、配線が見えるのは美観を崩すため、テレビボードの中で通して完結。デザイン性が高いテレビボードは機能性も兼ね備えています。裏側は、ちょっとした憩いの場に仕上げました。

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ベンチを造り、外を眺めることができます。同じ空間にいても、ちょっと自分の時間を持ちたいと思ったら移動できる隠れ家的スペース。お子さまたちも、こちらでゲームをして自分の時間を楽しまれているんだとか。


テレビボード以外にも細部にこだわっています。それがこちらのアイアンレール。

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「部屋干し用にと、私の希望で取り付けてもらいました。以前見た海外のブログで、インテリアグリーンを掛けていたアイアンのラックがあって。『こういうのがいいです』と言って探してもらいました。ブラウンのアイアンだから室内のテイストから外れていなくて良かったです。」

デザインだけでない、お手入れのしやすさも重視!

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主婦として気になるのが“お手入れのしやすさ”。配色同様、床や壁にもこだわりました。
 
「子どもたちが飲み物をよくこぼすから、フローリングに無垢材は絶対ないなと思っていたんです。拭けば大丈夫なもので、かつシンプルモダンに合うものをお願いしました。そこで提案してくださったのが、無垢材風の塩化ビニール材。お手入れがしやすいし、見た目は無垢材そのもの! デザインもお手入れのしやすさも両立できて大満足です。」
 
さっと拭けば汚れがすぐ取れるようにと、洗面所の壁にもキッチンパネルを採用しました。

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メリハリをつけ、2階は既存のものを活用

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2階は子ども部屋二つとご夫婦の主寝室。子ども部屋は縦長の洋室を壁で区切りました。
 
主寝室は和室を洋室に変え、納戸は以前から欲しかったウォークインクローゼットに。2階も1階同様に間取りを変えましたが、既存の建材の状態が良かったためそのまま使っています。
 
「子ども部屋も壁をグレーにして、1階のシンプルモダンを引き継いでいます。基本的に配色はモノトーンベースのつもりだったけど、安藤さんが『主寝室はちょっと違う感じにしますか?』と提案してくださって、壁をネイビーにしました。」

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理想を叶えたコツは、エクセル一覧

最初から自分たちが求めるものが明確になっていたHさんご夫婦。家づくりを振り返ってみて、理想の家を完成させたコツをお聞きしました。その答えはエクセルの一覧表。立地・内装ともに希望を細かく書き出して、エクセルで表にしたそう。
 
「妻と二人で希望を細かく書き出していきました。できること・できないことをBeatHouseさんと一緒に精査していった感じですね。」
 
一覧にしたことで自然と予算のかけどころも決まっていったそう。
 
「予算の割合を考えた時に、僕たちの希望を1階に凝縮しようとまとまりました。家族が集まったり、人が来た時に通したりするのがLDK。だからこそ1階はこだわろうとなりました。その代わり、2階は子ども部屋と僕たちの寝室で人が来ることは少ないから、そこはコストを抑えようと。でも前々から欲しかったウォークインクローゼットは造りたいから、フローリングなどの既存の建材で使えるものを活かすことに。自分たちがしたいことを事細かに書き出すことで、何を優先して、絶対したいかが明確になりました。」
 
理想の家づくりは、自分たちがしたいことを明確にすることが必須。イメージを固める画像収集だけでなく、書き留めることもとても大切です。

家を造ることがゴールではない

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当初、家そのものに対してこだわりがなかったご主人さまも、家ができるまでの過程を楽しまれたそう。
 
「家を造ることをゴールにするのではなくて、その後の生活を想像すると楽しかったし、幸せでしたね。」
 
家づくりは、家そのものをメインに考えることだと思っていたそうですが、進むにつれ考えが変わっていったそう。家自体(ハード)よりも、暮らし(ソフト)にフォーカスすることが重要だと気づいたと話します。その一つが、ヒアリングシートでした。
 
「最初にヒアリングシートを提出してくださいと言われて『趣味とか寝る時間とか何で書くの?』と思ったけど、その意味がようやくわかりました。自分たちがどんな生活をするかを基準に考えて、それができる家をつくる。これからリノベーションをされる方は、まずは住んだ後のイメージを膨らませてもらうのがいいと思います。新しい暮らしの希望を伝えて、設計を進めてもらうといいんじゃないかなと思いますね。」

担当者の声:リノベ不動産/BeatHOUSE 設計 安藤

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はじめから「こういうテイストにしたい!」というビジョンが明確でしたが、ご希望を全部するとなると、予算があるので難しいところもありました。だからといって諦めてほしくなかったので、パワーバランスを考えながら理想とギャップが出ない代替え案をご提案させていただきました。
 
キッチンとリビングの壁を壊す際、出てきた柱の形によっては設計変更の可能性もありましたが、「それはそれでお任せする」とご理解くださったのはとても大きかったです。
 
ご相談している段階で既に家具家電、インテリアを決められていたので、それぞれが引き立つような設計を心がけました。

&Reno編集部

&Reno編集部

BeatHOUSEで日々奮闘するスタッフたち。わくわくすることを常に探しています。

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Writer

  • 日刊Sumai編集部

    自分らしい家づくり、住宅事例やリノベーションなどの情報を発信。ライター多数在籍

  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

  • 萩原 和

    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表