お客様インタビュー
2018.08.12
vol.2【②リノベーション編】女性の感性でつくる、女性のための家/m邸インタビュー
前回の物件探し編では、ご希望やこだわりのないところからのスタート。タイミングと直感と違和感の無さで、スムーズに物件購入に至ったというお話を伺いました。今回は、設計(女性)が加わり、3人の女性が集ってどんなリノベーションをかなえたのか、新しい生活や、ワンストップサービスについてお伺いしました。
(インタビュア(イ):山口 / コーディネーター(コ):和田 / 設計(設):横山)
目次
「風が通る部屋がいい」
山口(イ):「こんなリノベーションができないと、この物件は買いたくない」という具体的なご希望はありませんでしたか?
m様:こだわりというほどではないのですが、「オープンな間取りにしたい」などのざっくりとした希望を営業さんに伝えてあったので、営業さんが判断してここだったら叶いそうということでチョイスしてもらったと思います。最後まで迷ったもう一つの物件は、もう少し実現が難しそうで、こちらのほうが理想に近い形で実現できそうだったので。
山口(イ):リノベーションで一番重要視したポイントはありますか?
m様:「風」。「風通しが良い家」です。そしたら本当に風が吹いてて、共用廊下とかドア付近も、通ると風が抜けて気持ちがいいです。
壁も扉も全部いらない。シンク下もオープンがいい。
山口(イ):間取りは、「導線を考えた」とか、「個室をつくる」とかはありましたか?
m様:いえ、なかったですね。一人でゆっくり広めに。新築だと、小っちゃく細かく分かれてるんですけど、そんなに部屋いらないなって。極力、間仕切りとドアを無くそうと思いました。トイレと洗面だけは、必要ですよねとか言いながら(笑)。シンク下の扉もそうで。湿気も気になるし、扉を無くすと、広くも見えて圧迫感がないので。
山口(イ):確かに。シンク扉は実際に見せていただくと、圧迫感は無いし、無駄なモノが置かれていないしで、扉必要ないですね。
m様:そうなんです。全部オープンにしたかったんです。上の戸棚も使わないかなと思って、付けませんでした。
山口(イ):リノベーションのテイストを参考にされた雑誌とか写真とかあるんですか?
m様:お店の写真が多かったですね。いくつか送りました。
和田(コ):はい、全部が統一されていて、分かりやすかったです。
お気に入りの場所
山口(イ):お部屋の中で一番好きな場所はありますか?
m様:欄間です。カーテンがふわっと揺れる姿が良いんです。でも、実は計画中に友人からは病院ぽいとの指摘があったんです。それでも壁は作りたくないし、風も通したくて設計の横山さんに相談したところ、海外の写真とか見せて下さって、自信をもってカーテンにしようと思えたんです。そして、ただカーテンを付けるよりは、何かあったほうがよいということで欄間を付けました。
山口(イ):欄間だと開放感もあるし、個室感もでて、すごくいいですね。
山口(イ):床材とか、全体のこだわりなどはあったのですか?
m様:一つ一つのパーツや材料とかは、知識も無かったのでこだわりというのはあまりなくて。全体としてのイメージはあったので、それをお伝えして形にしてもらいました。スタッフのみなさんとは好みが似ていて、全面的に信頼していて、出してくれる提案にコレいいって思えたのが良かったです。どんな家具を買うかでも盛り上がりましたしね。この部屋の6割くらいのものは新調しました。
キッチンの向きに悩んだ時は、実際の生活をイメージ
山口(イ):この間取りに落ち着いたのは、打ち合わせしてからすぐでしたか?
m様:キッチンだけは壁付きにするか、対面にするかで少し悩みました。結局壁付きに落ち着いたのですが、友人でも対面派が多数で、漠然と憧れちゃった所があったんですね。でも、実際自分の生活をリアルに考えたときに、子どもがうろうろするわけでもないし、カウンターには憧れたけど、本当にしたい生活はカウンターじゃないと思って。
山口(イ):そうですね。対面かどうかの判断ではなく、生活スタイルの側面からもみないとわからないものですね。
m様:あとは、人が来たとき想定の話をよく聞くのだけど、実際そんなに来るかな?とか、それよりも自分が過ごしたいと思えることが大切だと思って、色んな人と話しをしながら自分らしいものが、どんどん見つかっていったと思います。
期日との戦いでもあるリノベーション(笑)
山口(イ):リノベーションで大変だったこと、楽しかったことはありますか?
m様:期日がきまっているから、追い込まれていました(笑)。寝る間も惜しんでみたり。
ショールームも色々行きました。キッチンに関してはたくさん見た中で決めたのですが、掃除がとても楽です。
山口(イ):施工として、工事的に大変だったことは?
工事担当:工事中にお見せするのはスケルトンの状態で、工事中なので決して綺麗な状態とは言えないんです。その状態で、天井や梁はこれでいいですか?と聞くのがちょっと勇気がいりましたね。
m様:荒々しいのは元々抵抗がなくて、ぜんぜん大丈夫でした。結果的に天井の現しを確認できて、実際の天井が高くなったので、見て良かったです。
新生活:家具を探す、新しく “古道具”を買う楽しみ。
山口(イ):半年経ってみて、新しい生活はいかがですか?環境や生活の変化など。
m様:住環境は良いですし、緑が多いですね。生活は、持ち物は前とそんなに変わってないですけど、新しく“古い家具” とかは少しずつ買ってます。収納が全部がオープンなので、オープンじゃない収納も必要だなとなって、そしたらサイズがピッタリのものがあったり。お部屋の場所によって、和風だったり、アジアンぽかったり、テイストはバラバラなんだけど全体としてまとまってるっていうのが理想なんです。
マンションなのに「土間」「無垢床」「現しの天井」で、みんなびっくり(笑)
山口(イ):ご友人やご家族は来られますか?
m様:みんな来ますね。前の家は狭くて呼べなかったけど、今は座って貰えるスペースもできたし、あとはリノベーションに興味があるみたいで来てくれます。
山口(イ):来客の中で、いいね!と言われる場所は、ありますか?
m様:床はみんな良いねって言ってくれます。素材とか色とかかな。あとは、天井現しの白もよく良いねって言われます。土間は、入った時に驚かれるのと、土間の壁の有孔ボードにモノを飾れるというか掛けられるのが、ものを掛けない時より感動がある気がします。室内だけどアウトドアな感じが。この壁は、私が花粉症でアウターとかを室内に持ち込みたくないというのを伝えたら、このデザインにしてくれたんです。
コーディネーターさん・設計さんとのマッチングが良くて、女子会みたいな居心地でした。
山口(イ):リノベーションと聞いて、お友だちの反応はどんな感じですか?
m様:興味はあるけど、全部やるのが大変そうってよく言われます(笑)。確かに大変は大変なんですけど、担当の和田さんがもし違う人で、好みとか理解して貰えなかったら、もっと大変だったかもしれないけど、マッチングがよくてすごくスムーズにやってもらったのが大きいですかね。担当さんも、設計さんも女性ばっかりでワイワイやってるのがすごく楽しかったです。居心地よくて永遠に話せるみたいな(笑)。で、決まったら岡野さん(男性:工事担当)にお願いしまーすっていう流れで。
岡野(工):僕は完全に蚊帳の外感ありましたよね(笑)。でもそれでいいんです(笑)
山口(イ):購入+リノベーションのワンストップサービスをご存知だったとのことですが、やることは多かったと思うんです。大変だったこととか、ストレスとかはありましたか?
m様:いや、大変だけど楽しかったので、ノンストレスでした。一度住宅購入の経験があったり、ローンも経験したことがあるので、その辺の流れを知っていたこともあって、不安が少なかったのかもしれません。
山口(イ):全体を通して、エピソードがありましたらお願いします。
m様:最初から最後まで本当に楽しくて、照明を買ったら「買っちゃった」と、報告していました(笑)。みんなで「かわいい~」とか言い合って、気軽に連絡できる関係なのが安心でもありました。
新しい生活でのエピソードとしては、東向きなので朝陽が入って、朝がすごく気持ち良くて理想的です。前の部屋が西だったので、方角にこだわってよかった点ですね。
まとめ
「女性向けリノベーションセミナー」がきっかけでスタートされたというm様。でもその前にHPや事例、新築を見るなどの下地があったことも “スタート”のタイミングとして良かったのかもしれません。そして女性担当が良いかなとは思っていたところに、趣味嗜好の似たコーディネーターが担当となりました。同じように設計が女性だったこともあり、計画中の集まりは女性3人でワイワイしていてとても楽しかったとのこと。ワンストップとはいえ、物件探し、設計、施工、ローンという工程を踏むのに大変なことに変わりはありません。そんな時に、「楽しい」と思えるゆとりや信頼関係があったことをお伺いすることができた貴重なインタビューとなりました。m様有難うございました。
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