リノベのハウツー
2020.06.18
【中古マンション購入】親が中古マンション購入に反対する、その理由は?
「大人として自立しているので、親の意見は参考程度で聞き流せばいい」という見方もありますが、一方で親の反対意見を重く受け止めて悩んでしまう方もいます。
離れていても家族は家族、親は親。親との関係を良好に保ちつつ、自分たちのマイホームの夢も叶えたい。そんな悩みを持つ方に、まず親がなぜ反対するのか、その理由や悩みの種類を知ることから解決に繋げましょう。
目次
親が反対する理由は?
親が中古マンション購入を反対する場合、以下のような理由が多いようです。
■お金にまつわる心配
・本当に住宅ローンを払えるのか
・転職して間もないので生活が安定してからのほうがいいのでは
・中古なのに高すぎるのではないか
といった理由で反対されることが多いようです。
根本にあるのは、子どもを心配する気持ち。具体的な数字を出して資金計画を説明し、納得してもらいましょう。
また、親が家を購入した時代とは金利やローンなどの仕組みが全く異なっている場合も。現在の仕組みや流れを説明し、反対に親からのアドバイス(物件価格以外の費用等)はありがたく聞いて調べるようにしましょう。
■物件そのものの心配
・中古では万が一の時に売却できないのではないか
・マンションでは土地がないので戸建てのほうがいいのではないか
・マンションでは狭すぎるのではないか
・道路付や周辺環境、立地に問題があるのではないか
といった理由で反対されることも。こちらも子どもを心配する親心から発生する反対意見です。長年の経験から一理ある意見も聞かれるので、丁寧に耳を傾けましょう。
一方で、親が家を建てた時代と現代では、家に求める条件や性能、価値観が異なるのも事実です。なぜその物件が良いと思うのか、その物件を購入することでどんな良い暮らしができるのかを、説明してあげることも大切です。
■精神的な心配
・本当は将来的に同居してほしいと思っていた
・マンションを購入したら実家に帰ってこなくなるのではないか
・実家から遠すぎるのではないか
といった親としての精神的な心配から反対するケースもあるようです。
心配にはきちんと耳を傾け、不安を取り除く声かけをすることは大切ですが、それと同じくらい大切なのは、自分がマンションを購入する覚悟や意志をしっかりと伝えること。
子どもの心配をしてくれる親だからこそ、最終的には子どもの意志を尊重してくれると信じて丁寧に伝えることが大切です。
■タイミング
・そろそろ同居の話を持ちかけようと思っていた
・自分たちの家や土地を譲ろうと思っていた
・子どももいないのにマンションなんて買う必要ないのではないか
といった反対意見もあるようです。家探しや物件購入において、このタイミングというのが実は大きく影響します。
タイミングを逃して購入しようと思っていた物件が人手に渡ってしまった、そして他に良い物件が見つからずマイホームへの情熱が途絶えてしまった、という体験談もよく聞かれます。
購入直前で相談し反対されると、それまでの物件探しや購入への覚悟が全て台無しになってしまうかもしれません。
親との関係性が「報告程度でOK」ではない場合は、購入を検討している段階から相談しておいたほうがスムーズかもしれません。そして、その物件の良さやどうして今購入するのか、実家の家や土地が残る場合はどうするのかを、きちんと説明し、理解を得ながら進めることが大切です。
まとめ
中古マンションを購入し、憧れのリノベ! そう思っていた矢先の親の反対は、悲しいものがあります。
しかし親の反対の多くは、子どもを心配する親心から発生しているもの。
親が持つ不安や不満に寄り添い、そうしてその物件を購入したいのか、購入することでどんな良いことがあるかを説明することで、親の理解を得ることができるかもしれません。
また、購入のタイミングを逃さないためにも購入直前に相談するのではなく、検討段階から話しておくこともポイント。さらに、困ったときには家探しのプロから第三者としての意見を聞いてみるのも、解決の糸口になるでしょう。