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お客様インタビュー

2018.08.09

”2戸イチ”の大空間を再構築しローコストで1LDK+アトリエへ

”2戸イチ”の大空間を再構築しローコストで1LDK+アトリエへ

「自邸+アトリエにする前提で100㎡ほどの物件を探していたんです」と話すのはこの家のオーナーであり設計者でもある建築家の平野玲以さん。
専有面積141㎡の住戸は分譲当時、前オーナーが隣り合う2戸を購入して1つにまとめ、贅沢に3LDKとして使用していたもの。

当初からサニタリーが1か所に集約され、二世帯住宅としても使える2つの玄関を持つ構造が、住まいと仕事場の引っ越しを考えていた平野さんの目に留まりました。
断熱工事の必要もあり、スケルトン状態にすることから着手したリノベーションは、親子3人に愛犬1匹の家族構成を考慮。
個室を細かく設けない1LDK+アトリエのプランに決める一方、想定外のことに頭を悩ませたと振り返ります。

共用施設も充実したヴィンテージマンション

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平野さんが暮らすのは、大阪府豊中市にある昭和49年築のヴィンテージマンション。子ども用の屋外プールがある広い中庭をはじめ、共用施設も充実しています。
物件価格は2,380万円、リノベーション工事費は800万円ほど。

 

既存の設備を再利用することでコストダウン

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コストダウンのため、比較的状態がよかったユニットバスは残すことにしました。
取り替えると最低50万円、こだわれば100万円近くの出費になるため大幅なコストダウンになります。シャワー水栓とミラーは交換。
同じ理由で既存のまま使用する予定だったトイレは、使ってみると水圧がかなり弱いことが判明し、入居後まもなく交換することに。
洗面スペースはブルーのクロスでさわやかに仕上げています。
洗面ボウルはイースター島モアイ像に着想を得たというサンワカンパニーの「モアイ71R」を採用。

畳やしっかりとしたつくりのキャビネットも既存を利用

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カーペット敷きの真ん中に畳スペースを設けたユニークな寝室。
畳は和室にあったものを表替えして再利用しています。
同じく壁側にある既存の造作キャビネットはしっかりとしたつくりでデザインも気に入っていたので、取り壊さずに活用することに。
寝室の白い独立壁の裏側は、左右から通り抜けできるウォークスルークロゼットになっています。
壁の上に隙間もあり、風通しが良く閉塞感を与えないようにしました。

オリジナルキッチンはIKEA製品をアレンジして造作

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アイランドカウンターはIKEAの壁付け型製品をベースに、ステンレス扉材の腰板や木製天板を組み合わせたオリジナル。
室内窓を設けて土間側から光を取り入れています。
朝食時の利用や親子での調理なども想定して、アイランドカウンターは天板を広く設計しました。
空間のアクセントとして外側に丸みを持たせたデザインにすることで、玄関からのスムーズな動線にも配慮しています。
 
写真右はキッチン収納の引き出し。
妻の希望で生活感を抑えるためキッチンには吊り戸棚を設けず、カウンター収納を造作してカトラリーや食器などを収納しています。
右はリビングダイニングの一角にある納戸。使いやすさを優先し、あえてリビングダイニングに設置しました。
収納スペースを張り出させたことで、大空間にメリハリを与えています。
 
居室の広さに合わせて玄関土間もゆったりと確保しました。自転車を置いても余裕の広さです。

愛犬と幼い子どもにも優しいフローリングは白をチョイス

”2戸イチ”の大空間を再構築しローコストで1LDK+アトリエへ ”2戸イチ”の大空間を再構築しローコストで1LDK+アトリエへ

「広くてシンプルな間取りだから模様替えの自由度も高いです」と妻。
35畳の広々としたリビングダイニングの壁をラベンダー色に塗装することで、コストを抑えながらインテリア性をアップさせました。
アームが自在に動くフロスの265ウォールライトを使いこなせるのも大空間ならでは。
ザラッとしたノコ目仕上げのナラフローリングはあえて白をチョイス。
愛犬や幼い子どもが走り回っても滑りにくい質感もお気に入りです。
 
設計事務所として使っている夫の仕事部屋はミニマルな雰囲気。
「ボイド」という建築用紙管を使った本棚はローコストでありながら強度も収納量も十分。
家人を気にすることなく使用できる独立した玄関があることで、ゲストの迎え入れもスムーズになったといいます。

限られた予算の中で、コストとデザインのバランスがうまく取れた理想的なSOHOが完成しました。



設計/平野玲以建築設計事務所 http://hirano-rei.com/

撮影/水谷綾子
 
 

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