お客様インタビュー
2018.08.17
専用庭つき&ルーフバルコニーつき物件素朴なQ&A
コンサルタントとしてシビアな目でたくさんのマンションを見てきた眞鍋さんに、気になるアレコレを聞いてみました。メリット、デメリットをしっかり把握したうえで物件探しに臨みましょう!
取材協力 眞鍋豊洋さん
株式会社1Line 代表取締役。
建築、不動産、マンション管理、保険、ファイナンシャル等の幅広い資格と経験を活かし、多方面から問題解決を図る住まいのゼネラリストとして活躍中。
使用、経年などで美観が低下、劣化してしまった家具を職人が1つ1つ手作業で甦らせ、アップサイクルする家具再生プロジェクトにも力を入れている。
目次
専用庭つき物件-Q湿気やカビが心配。事前に調べられる?-
1階住戸の場合、直下がピットなどの空間になっているか、直接土に面しているかによっても、湿気やカビの状況が異なることがあります。
また、傾斜地に建つマンションの場合、地下水の影響を受けるケースもあります。
通常、マンションの管理人室には竣工図というマンション全体の設計図が保管されていますので、購入を検討している住戸の平面図、直下の地下平面図などを閲覧することをおすすめします。
竣工図の閲覧については、事前に仲介業者に閲覧希望を伝えておくと良いでしょう。
専用庭つき物件 -Q防犯面が心配。どんなところに気をつければいい?-
マンションの場合、1階、2階といった低層階のほか、意外に思われるかもしれませんが最上階が泥棒に入られやすいといわれます。
最上階は、防犯意識が薄く、窓の施錠を行わない人がいるためです。
また、大通りに面したマンションは、泥棒が車などで逃走しやすいことから、被害が多いといわれています。
目隠しフェンスは、外からの視線を遮りプライバシーを守れる半面、防犯面で心配ですので、侵入対策が取られているか、などのチェックもしましょう。
専用庭つき物件/RBつき物件-Qバーベキューができないマンションもあるって本当?-
バーベキューやガーデニング、子ども用プールの使用、ペットの出入りについては、マンションごとの使用細則等でルールが決められている場合が多いので、もしそれらが自分たちにとって優先順位が高い場合、事前に確認しておくほうが良いでしょう。
中には、騒音に配慮して、ルーフバルコニーの使用時間、使用方法が決められているマンションもあります。
RBつき物件 -Q鳩などの鳥害が心配。事前に調べられる?-
マンションの屋外階段や屋外廊下、屋上を歩き、鳥のフンがたくさん落ちていないかチェックすることをおすすめします。
その際、マンション内だけでなく、近隣建物の外観にも鳥害がないか、併せて確認しましょう。
鳥のフンがたくさん確認される場合は注意が必要です。
鳩は、一度来始めてしまうと、その対策がやっかいです。
鳩は、人があまり出入りしない場所を好むので、出窓の上や外壁の隙間などに被害が多いようです。
専用庭つき物件/RBつき物件 -Q大規模修繕のとき、荷物を撤去しなければならないって本当?-
専用庭もルーフバルコニーも共用部であり、個人が所有しているわけではありません。
災害時には避難経路となりますので、避難の妨げになるような大きな荷物を置くことはNG。
災害時にそのせいで被害を出した場合は、賠償責任を問われる可能性があります。
また、大規模修繕の際は、原則として、自身で敷設したウッドデッキやフェンス等は、自己負担で撤去しなければなりません。
専用庭つき物件/RBつき物件 -Q物件価格は高い? 安い?-
マンションは高度利用を目的としているため、1階の物件は採光等の面で条件が悪いと見なされ、比較的物件価格が低くなる傾向があります。
ですので、逆にどうしても1階に住みたいという場合は、価格交渉の余地があるかもしれません。
ルーフバルコニーつき物件は、眺望のよさや広さという点でおトク感があるため、物件価格は高めになる傾向があります。
まとめ
〇専用庭つき物件のメリット
一戸建て感覚で暮らせる
ガーデニングや外遊びを楽しめる
階下への騒音を気にしなくて良い
×専用庭つき物件のデメリット
防犯面での不安
建物の状況によっては湿気が多い
採光面でやや不利
〇RBつき物件のメリット
視線が抜けて開放感がある
ガーデニングなどを楽しめる
通風・採光の面で有利
×RBつき物件のデメリット
階下への騒音の配慮が必要
物件価格が若干高め