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お客様インタビュー

2021.03.23

vol.62【リノベ|インタビュー】広さにとことんこだわって。外国のようなリビングと、光がたっぷり入るインナーテラス。

vol.62【リノベ|インタビュー】広さにとことんこだわって。外国のようなリビングと、光がたっぷり入るインナーテラス。

今回ご紹介するTさんご夫婦のコンセプトは、海外のような暮らし。日本の物件と感じさせない海外風な家にするために、海外ならではの特徴が出るようなアイディアを取り入れました。加えて、自由に使えるスペースや収納にもこだわった設計です。物件探しからリノベーションでこだわった点について伺いました。
 
■リノベ費用:約960万円
■2人家族|83.36m2|3LDK→2LDK|築44年(購入時)

賃貸更新vs新築?中古?

物件購入までの経緯を教えてください。
 
「前に住んでいた賃貸の更新間際に、賃貸で探し直すか買うかとなって。とは言え、新築は手を出せないよな…と思っていたときに、SNSでリノベ不動産さんの広告を見つけたので話を聞きに行きました」
 
そうなんですね。他社はご覧になりましたか?
 
「見ていません。過去事例を見ていいなと思ったし、営業の本間さんの人柄も良くて、もうここにしようと決めました」
 
物件は何件ご覧になりましたか? 
 
「マンション自体は2棟、部屋は3件です。このエリアは以前とは全然違うのですが、本間さん(コーディネーター)が僕らに合ういいエリアだと紹介してくれて。ここは地元に割と近いし、お互いの勤務地へのアクセスもいいので内見しました」
 
こちらの物件の決め手は?
 
「広さと周辺環境です。この辺りは人が多くなくて静か。駅前も利便性が良さそうでいいなと思いました」
 
会社も物件も決めるのが早かったですね。
 
「その年、結婚式を控えていたので毎週家探しに時間がかけられなかったんです。そんな中、リノベ不動産さんはすぐに伺えたし内見日もタイミングよく決まって。結婚式がなければ、こんなに順調に進まなかったと思います(笑)」

間取りBefore / After

vol.62【リノベ|インタビュー】広さにとことんこだわって。外国のようなリビングと、光がたっぷり入るインナーテラス。 vol.62【リノベ|インタビュー】広さにとことんこだわって。外国のようなリビングと、光がたっぷり入るインナーテラス。

左:Before | 右:After
 
もともとあった洋室を取り壊して全体に光がたっぷり入る採光性抜群のLDKにしました。一部をインナーバルコニー(テラス)にもしています。キッチンは位置を変えて全体を見渡せます。リビング手前の廊下をなくしたことでトイレ・洗面室も広がりました。
 
それぞれどのように変えたのか見ていきましょう。

グリーンも楽しめる採光性抜群なLDK

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3LDKから2LDKに変えられましたが、どのように変えられましたか?
 
「一部屋なくしてリビングを広げて、壁付だったキッチンをアイランドキッチンにしました。植物が好きなので、なくした洋室の窓際(写真向かって左側の奥)はインナーバルコニーにしました。床材を変えることで、ゆるく空間を分け、今はワークスペースとして使っています。光がはいるのが気持ちよくて、ダイニングからキッチンにも明るさが届きます。
 
他には、LDKを広げるために玄関からリビングまでの廊下をなくしました。なので、玄関とリビングの間にはドアがありません。廊下をなくしてキッチンの位置を変更したことで、洗面室とトイレを広げられました。新しく作ったのはWIC。2部屋それぞれの収納の壁を壊して、どちらからも入れるようにしました」
 
内装のテーマは何ですか?
 
「特にこれといったテーマはないのですが、海外風でしょうか。なるべく“日本の家”というような感じにならないようにしました。一般的な日本のマンションはどれも似ている印象があるので、せっかくのリノベーションなので、自分たちが良いと思うものにしたかったというのがあります。良いと思うイメージを元に、合う色を考えていきました」
 
白と木の風合いを感じる無垢材フローリングというのは、海外の家にもよく見られる組み合わせです。そして、海外風の家に欠かせないのが開放感ですね。リビング入り口から向かって左側の少し奥まった所はもともとは洋室でしたが、壁をなくしてリビングとしたことで広さも、採光性お抜群のLDKになりました。

また、窓際を活かして作ったインナーバルコニーは決まった用途のない自由なスペースです。今はワークスペースとして活用しているそう。こういった自由なスペースがあると、暮らしの中のゆとりに繋がったり、ほっと一息つく場所になったりと、楽しみが増えたりするようです。
 
そして、白×無垢材というベーシックな空間をスタイリッシュに仕上げているのがステンレスのアイランドキッチンです。シンプルで無機質なステンレスキッチンがエッジを効かせて、全体を引き締めていますね。

笑顔が溢れるアイランドキッチン

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キッチンはリビング全体を見渡せるレイアウトにしました。キッチン横のアーチ型にくりぬいた収納スペースと背面の白いブリックタイルで海外風のインテリアに。リビングと同じ白でも、素材がタイルになるだけでキッチンスペースとしてゆるく空間わけができて、なにより洗練された印象になります。
作業台兼収納はリビングの床と同じく木で作った造作家具です。高さがない収納は視界を遮らないので整然とした印象にもなります。生活感を出さないポイントは、この“すっきり感”にあります。
 
キッチンは最初からステンレスをお考えでしたか?
 
「アイランドにしようとは決めていましたが、ステンレスは選択肢になかったです。いろいろ見て回る中で、これが一番自分たちのイメージに合うと思って決めました」
 
存在感のあるキッチンですね。
 
「よく二人で料理をするので、二人で並んでも十分な幅のキッチンにしました」
 
リノベーションで重要なのは住んだ後のライフスタイルや日頃の習慣ができるかどうかなどのイメージです。どういうふうに暮らしたいのか、日頃どんな習慣をしているかを考えると、自分にぴったりのサイズ感やレイアウトが見えてきます。

自在に変えて楽しめる玄関

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玄関はLDKとはうって変わり、モルタル床でモダンな雰囲気に。土間とリビングの間には踏板があり、土間としての機能を備えつつ、リビングに入る前室のような役割でもあるニュアンスの効いた空間になっています。壁には自転車を掛け、まるでギャラリーのような雰囲気に。土間は収納やお子さまの遊び場、ディスプレイのように使うなど、その時々によってアレンジが効くスペース。使い勝手の良さはもちろん、見せ方も楽しめます。

靴収納はオープンタイプにしました。そのままでもすっきりした玄関ですが、オープンにすると圧迫感が少なく、抜け感が出ます。オープンにすると、必然的に「キレイ」を維持しようと努めるようになるそうです。

収納はオープンかクローズかで空間の印象を左右するので、場所の広さやどんな空間にしたいかに応じてタイプを選んでみてくださいね。

2部屋の収納を一つにまとめたウォークスルークローゼット

vol.62【リノベ|インタビュー】広さにとことんこだわって。外国のようなリビングと、光がたっぷり入るインナーテラス。

この収納は、間取り図(ウォークインクローゼット)にあるように寝室と洋室に挟まれた位置にあります。それぞれの部屋にあった向かい合う収納の壁を壊して、一体化したというわけです。もとの間取り&収納を活用して設計され、コスト的にも効率が良いデザインとなりました。

リノベーションは造ることと、残すこと、何を使うかということが選べるのが特徴でもあります。元の間取りというのはもともと使い勝手が良いようにできていることが多く、あえて壊す必要がないケースも多いというわけです。

またこのウォークスルークロゼットは、どちらからも入れるのでもちろん通り抜けもできます。忙しい時に効率のよい導線がありがたいだけでなく、風も通すことができるので、衣類にも優しい造りになっています。

ゆとりが生まれた水回り

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廊下をなくしたことで広くなった水回り。洗面室は、入って真正面にあった洗面台を左側に寄せました。収納量も多く、広くて奥行きのある洗面所は憧れの空間!広々としたカウンターでは毎日の自分を整える場所だったりお風呂上りにゆっくりできる場所としても◎。

トイレはタイル床とアクセントクロスでブルーをイン。トイレこそ思い切った世界観が造りやすい空間。こちらも色と柄で遊び心をのせて海外風のインテリアに仕上げています。

リノベーション中に困ったことは?

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家づくりで困ったり悩んだりしたことはありましたか?
 
「築44年と古い物件なので天井が少し低いんです。キッチンは床に少し段差をつける必要があって、そのままの天井高では換気扇がつけられないからギリギリまで上げてもらいました。工事中、リビングと廊下の壁を取ったら床の高さが違うとわかって、フラットにするために別途工事が必要でした。僕たちが困ったというよりも、施工の皆さんが大変だったと思います」

リノベーションをされる方へメッセージ

vol.62【リノベ|インタビュー】広さにとことんこだわって。外国のようなリビングと、光がたっぷり入るインナーテラス。

最後に、Tさんご夫婦からこれから家づくりをされる方へ向けてメッセージをいただきました。
 
「リビング・廊下の床の高さを合わせたように、設計段階で決めたことが着工してはじめてできないとわかることもありますが、そういう場合でも違う案を一緒に考えてくれたのでスムーズに進められました。リノベーションは物件自体が古くても中身は新築とほぼ変わらないし、オリジナルにできるのが魅力。選択肢の一つに入れて良かったと思います。
 
リノベーションを進めてみてわかったのは、自分の希望は何でも伝えたほうが良いということです。無理かもと思うことも伝えれば、いい感じにデザイナーさんが汲み取って反映してくれるので、遠慮せずに伝えていくといいと思います」

営業担当/BeatHOUSE 本間

vol.62【リノベ|インタビュー】広さにとことんこだわって。外国のようなリビングと、光がたっぷり入るインナーテラス。

物件案内では最初にリノベ済物件をご覧いただいて、中古物件+リノベーションのイメージを持っていただければと思っていました。また、広さに関してもお二人に合う広さをイメージしていただけるように、さまざまな広さの物件をご提案した結果、80平米以上がしっくりくるとなり、ご契約に至りました。

ご案内当時、結婚式と並行してお探しだったのでお忙しそうでしたが、いつお会いしてもお二人がとても仲良しでスタッフ一同癒されておりました(笑)。今回お伺いして、さらに素敵なご自宅になっていて、変わらずに仲睦まじいお二人の姿を見ることができてとても嬉しかったです。これからもよろしくお願い致します!

まとめ

今回のリノベーションのポイントを見ていきましょう。
 
1、海外の家は叶えるのは「白×木×開放感」
 
海外の家によく見られるのが白が基調の木を取り入れた空間です。欠かせないのが開放感! 海外では大きい窓で開放感を作り出しているケースが多いです。とは言え、窓は変えられないので採光性を高めるのが◎。光をたっぷり取り込むと、空間は実際よりも広く見えます。
 
2、アレンジが効くインナーバルコニー
 

植物が好きなお二人が作られたインナーバルコニーは、その時々に合わせて自由に使えるスペース。インナーバルコニーに限らず、同じ空間の中に自由に活用ができる場所があると暮らしの利便性も格段に上がります。用途に合わせてアレンジできるスペースは、リノベーションだからこそできるもの。これからリノベーションする方は、こういったスペースを取り入れてみるのもオススメです。
 
3、ステンレス×ブリックタイルでスタイリッシュに
 
LDK全体をスタイリッシュに仕上げたのがステンレスキッチンと壁のブリックタイルです。異素材をピンポイントでまとめると、アクセントになりながら全体のバランスを保てます。
 
4、暮らした後のライフスタイルや習慣を考慮して選んだキッチン
 
アイランドキッチンは、お二人が並んで料理ができるようにと幅が広いものを選ばれました。このように、いつもしている習慣や理想のライフスタイルを描くことはとても重要です。それによって設備のサイズ感や動線・間取りも変わってくるので、設計段階では自分がどんな暮らしをしたいのかイメージを膨らませてくださいね。
 
5、オープン収納+土間で洗練された玄関に
 
収納はオープン・クローズによって印象が変わります。オープン収納は抜け感が出て広く見せる効果があります。土間は収納・お子さまの遊び場・ギャラリーのような見せ場などアレンジが効くので、リノベーションで取り入れる方が多いです。帰宅して最初に見えるので、こだわりがいがある場所です。
 
6、お部屋の広さはそのままに、通り抜けられるウォークスルークローゼット
 
必ずと言っていいほどリノベーションで取り入れられるWICですが、今回は進化系のウォークスルーです。Tさんご夫婦は隣り合う洋室の壁をなくし、それぞれの収納を一体化しました。二部屋から入れるように入り口を二つ設けたので通り抜けもでき、風通しもよい収納となりました。WICは物件の造りによって、このようなウォークスルーできる形にすることも可能です。
 
以上の6つのポイントで、海外風で使い勝手抜群の住まいが叶いました。海外ならではのゆったり感やオシャレにするポイント、また利便性を高めた工夫が詰まっていましたね。これからリノベーションをする方はぜひ参考にしてみてください。
 

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