お客様インタビュー
2023.08.30
【リノベ|インタビュー】くつろぎと収納力を備えた 2LDK、リノベで叶えた猫も大満足の家 vol.81
今回ご紹介するSさんご夫婦邸は、3LDKから2LDKにリノベーションされました。広々とした空間と収納力に加え、猫の暮らしやすさも考慮したお住まいです。
物件探しからリノベ ーションにこだわった点について伺いました。
■リノベ費用:約 1,100 万円(築 27 年 ※購入当時)
■二人暮らし|60.89 m²|3LDK→2LDK
目次
1.お家探しのきっかけ|猫と住むと決め、家探しをスタート
物件購入の経緯を教えてください。
「コロナ禍でずっと家にいたら鬱々としてしまったんです。あるとき、『私に足りないのは 猫だ!』と思って、猫と住む家を探し始めました。ペット可賃貸はどこも高くて、こんなに払うなら購入したほうがいいと思って方向転換。けれど、新築はどこも高くて悩んでいました。その矢先に中古物件をリノベーションすることでコストを抑えられる方法を知り、リノベーション会社を検討し始めました。」
当社の決め手になったポイントを教えてください。
「担当者さんの人柄と展開の早さです。担当者さんは最初から好印象で、話もスムーズに進みました。ローンをまとめて組める体制も魅力的でした。他にも2社に資料請求しましたが、話を進めたのはリノベ不動産だけです。」
理想のライフスタイルやイメージはありましたか?
「求めていたのは猫が存分に楽しめるしつらえと広々とした空間。テレワークをしていたのでワークスペースが欲しいと思っていました。」
物件選びの優先順位を教えてください。
「ペット可、日当たり良好、広さ。この3つを重視しつつ、築年数は30年未満、通勤時間があまり変わらないことも意識して見ていました。ここは窓からの眺望が良く、日当たりも十分で、マンション規約も『人に危害を与えなければ問題ない』とゆるくて、ペットの頭数制限もなし。多くの条件が揃っていました。」
<ペット可物件について>
ペット可物件は母数が少ない物件です。築年数が古いとさらに数が絞られるため、思うように見つからないこともあります。そのような場合はエリアを広げたり、物件に求める条件を緩めたりすると見つかる可能性が高まります。
注意点としては、マンション規約の確認です。頭数制限やペットの種類が限定されている場合も少なくありません。WEBで「ペット可」と書いてあっても、規約を読むと禁止している場合も。WEBの情報だけでなく、必ず規約を確認するようにしてくださいね。
何件ご覧になって、こちらの物件に決めましたか?
「6件です。最初は違うエリアを考えていましたが、予算等を考慮してエリアを変えました。」
2.お家の中の、好きな場所BEST3
Sさんご夫婦は、家づくりでは猫がくつろげ、機能性も重視した空間を目指されました。これからお二人がご紹介する好きな場所は当初描いていた理想そのものです。どのようにして理想の形を叶えたのかを見ていきましょう。
BEST1【キャットウォーク&キャットステップ】
「新居は猫ありきで考えていたし、キャットウォークとキャットステップは前々から憧れていたので、絶対に作ろうと決めていました。」
「このクリアボウルはどうしても付けたかったものです。私たちからお渡しして付けてもらいました。2匹同時に入ることもあるくらい猫たちもお気に入りです。」
キャットウォークは天井高を活かしながら勾配天井の向きに配慮して、すっきりとしたデザインに設計。猫の過ごしやすさ、見た目ともに抜群のキャットウォークになりました。
「リビングドアの横にキャットステップを作りました。2段目から穴を作って上りやすくしました。壁の穴は洗面室への通り道です。洗面室には猫のトイレを置いています。」
BEST2【キッチン】
「キッチンは壁を取り、個室から対面式に変えました。開放的になって大満足です。彼が料理しやすいようにキッチンの高さは90cmに。天井は少し高くしてもらいました。冷蔵庫の隣には扉付きのパントリーを作って収納を確保。オープンタイプだと猫が入ってしまうので扉付きにして良かったです。さらにその隣には棚を作り、炊飯器などを置いています。」
「すぐに出来立ての料理を食べられるカウンターは晩酌時も大活躍。夕方に音楽を流して景色を見ながら料理するときが好きな時間です。カウンターにはコンセントをたくさん付けてもらったので、スマホの充電や電化製品を使うときも便利です。」
BEST3【ワークスペース】
「洗面室の隣にワークスペースを作ってもらいました。テレワークで会議するとき、背後が見えるのが嫌だったので個室にしました。扉を付けていないのですぐに会話できるのがいいですね。」
3.お部屋ツアー
お気に入り3つ以外の場所も見ていきましょう。
その1|開放感のある廊下
白を基調に、ドアはリビングのアクセントクロスと同系色の濃いネイビーに。木製フローリングは温かみがあり、経年変化を楽しめます。傷が付いても味になるのが天然木の良さです。
その2|小屋裏収納を備えた寝室
最上階の天井高を活かし、トランクや布団が置ける小屋裏収納を作りました。高さを活かした収納は部屋の広さを狭めないので、人気のスタイルです。
その3|猫のトイレも置ける爽やかな洗面室
洗面室は配置を変えて広くしました。洗面カウンターの下は猫のトイレが置けるようオープンに。鏡の横に棚を作っているので収納力も問題ありません。鏡のフレームと棚はカウンターと合わせて木で統一。落ち着いたブルーのタイルがこなれた印象を演出しています。
その4|ヘリンボーンで格上げ空間になったトイレ
白で統一するとシンプルなトイレも、このように一面をヘリンボーン柄にすれば洗練された印象に。落ち着きあるグレーの床がヘリンボーンを引き立てています。
4.収納で工夫したところ
Sさんご夫婦邸では、物件の特性を活かし、広さを調整して収納を作りました。それぞれのこだわりポイントは下記のとおりです。
(1)キッチン
対面式にして、背後にパントリーと固定棚を設置。
(2)WIC
洋室を狭めて広さを確保。2人分の洋服をこちらに集約しています。
(3)寝室
最上階の天井高を活かして小屋裏収納を設置。
5.コスト・スケジュールの決め方
コストやスケジュールで工夫したことはありますか?
「スケジュールは急いでなかったので特にこだわりはなかったです。
コストを抑えるために、見えない部分に使うものはグレードを下げました。今回パッケージプランだったこともコストダウンにつながったのかも。オプションはほとんど付けなかったです。」
6.内装・インテリアのアイディア
内装やインテリアで参考にしたものやコツを教えてください。
「はじめからブルー系・白・木でまとめようと考えていました。グレーも候補にあったけど、少し寂しい感じがしたのでブルー系に。床の色は既存の家具と合う色を選びました。リノベーション雑誌をひたすら見てイメージを膨らませました。」
7.家づくりを振り返っての反省点
家づくりを振り返って「ここはこうすれば良かった」と思うことがありましたら教えてください。
「WICの照明を人感センサーにしなかったことです。玄関とパントリーには付けたけど、WICは見落としていました。そこだけが後悔している点です。」
まとめ
今回のポイントを見ていきましょう。
1、ペット可物件を探す時の注意点
ペット可物件は一般的な物件と比べて母数が少ないことに加え、築年数が古くとさらに数が少なくなる傾向があります。物件の条件緩和や他のエリアも見るなどして視野を広げることをおすすめします。また、WEBの情報を鵜呑みにせず、必ずマンション規約を確認してみてください。
2、猫たちが自由に動けるキャットステップ&キャットウォーク
天井高を活かしつつ勾配天井に配慮したキャットウォークは、バルコニーと平行になるように設置。デザインもすっきり見えるようにこだわりました。キャットステップは猫の動きやすさを意識し、リビングドアの横、リビングの壁に作って両方向から上り下りできるようにしています。
3、窓からの眺望を楽しめる開放的なLDK
眺望の良さを際立たせたいなら、空間を広く使うのがおすすめです。和室をリビングに変え、キッチンを個室から対面式に変えたことで、開放的な空間に生まれ変わりました。
4、晩酌も楽しめるカウンター付きキッチン
対面式キッチンにL字カウンターを付けました。出来立ての料理をすぐに食べられるカウンターはお店気分を味わえます。コンセントも設置したので、スマートフォンやタブレットを充電でき、ホットプレートなども使えて便利です。
5、配置変えで生まれた個室のワークスペース
洗面室の配置変えによって広さを確保し、個室のワークスペースを作りました。扉を付けなかったことでリビングとのつながりが生まれました。リビングから明るさを取り込めるのもメリットです。
6、天井高を活かした小屋裏収納
最上階特有の天井高を活かし、寝室には小屋裏収納を作りました。物件にもよりますが、天井高がある物件は高さを活用して収納を作れます。
7、洋室を狭めてWICを設置
隣の洋室を狭めた分広さを確保でき、WICを作れました。もとの間取りにもよりますが、部屋の広さを狭めて調整すれば新たなスペースを確保できます。
8、水回りを格上げしたアクセント
洗面室はブルーのタイルを、トイレはヘリンボーンを取り入れてワンランク上のおしゃれな空間に仕上げました。鮮やかな色や柄を取り入れる場合、ベースはシンプルにするのが成功の秘訣です。
以上の8つのポイントで、猫とくつろげる快適な住まいとなりました。広さを確保しながら収納力も兼ね備えたアイデアはマネしたいものばかりでしたね。ぜひ参考にしてみてください。