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2019.11.10

部屋を防音室にリフォームするにはいくら必要?失敗しないための注意点もご紹介します

部屋を防音室にリフォームするにはいくら必要?失敗しないための注意点もご紹介します

「楽器の演奏をしたいけど音漏れが気になる。」「映画や音楽を大迫力で楽しみたいけどご近所に迷惑はかけたくない。」こんな経験をされた方もいるのではないでしょうか。

また、ご近所トラブルの原因として一番多いのが騒音という調査結果もでており、音のトラブルに悩まされている方も多いかもしれません。
今回は、そんな方々におすすめしたい防音室リフォームについてご紹介します。

防音室リフォームとは

部屋を防音室にリフォームするにはいくら必要?失敗しないための注意点もご紹介します

そもそも防音室リフォームとは、楽器や声など大きな音を外部に漏らさないように、既存の部屋に遮音性能を高める改装を行うことです。
楽器を演奏する方、スポーツ観戦や映画を大迫力の音量で楽しみたい方などが、防音室にリフォームします。特にピアノは、音の反響や電子ピアノとのニュアンスの違いから、低音量での演奏が難しい場合もあり防音室へリフォームされる方が多いようです。

また逆に、近隣の騒音や生活音を防止する目的でリフォームするケースもあります。

防音室リフォーム費用の相場と方法

部屋を防音室にリフォームするにはいくら必要?失敗しないための注意点もご紹介します

防音室へリフォームする費用の相場は約10~700万円となります。
費用相場に差があるのは、遮音性能のレベル、お部屋の広さや構造(木造か鉄筋か)などの要因によって左右されるためです。
また、楽器の演奏用に防音室リフォームをする場合には、高い遮音性能が必要になるので、費用の相場は約150万円~となります。

近隣からの騒音を防ぎたいだけなのに、楽器演奏用レベルの防音室リフォームを施工しても無駄になってしまいます。目的に沿ったリフォーム方法と費用の相場をご紹介しますので、参考にしてみてください。

「ご近所の生活音が気になる場合」
外からの騒音を防ぎたいのであれば、窓を遮音性能のあるものに変える方法がおすすめです。
遮音性能の窓に変更する場合10~15万円ほどで施工することができます。

更に遮音性能を高めたい場合は、別途費用が必要になりますが「内窓をつけ二重構造にする」「換気口を防音仕様に変更する」「遮音性能付きのカーテンを取り付ける」などの方法で、より効果的に防音することができます。

「トラックや電車の騒音を防ぐ場合」
トラックや電車の騒音を防ぐには、家との距離にもよりますが、防音レベルは中~高程度必要になります。電車やトラックの大きな音は振動して家に伝わるので、窓の防音対策に加え、壁にも防音リフォームを施すのをおすすめします。
壁の防音リフォームは、壁の下地に吸音材や遮音材を入れて遮音性能を高める方法が一般的で、リフォーム費用は約15~25万円となります。

また、最近では遮音ボードを壁に貼り付けるだけのタイプもあり、こちらは賃貸物件でもお手軽に使用できるのが魅力です。

更に、遮音性能を重視するなら「換気口の防音」や「遮音カーテンの取り付け」に加え、床にも防音リフォームを施工しましょう。
床の防音方法は、防音タイル・カーペットを既存の床の上に敷く方法と、床材の下に遮音マットも敷き詰める方法があります。素材や広さにもよりますが、防音タイル・カーペットは約1~5万円。床材の下に遮音マットを敷く方法だと約30~80万円必要となります。

「楽器を演奏したい場合」
楽器の演奏やオーディオルーム、シアタールームで大音量を楽しみたい場合は、高レベルの遮音性能が要求されます。
壁や床、窓に加えて天井、ドアなど、部屋全体に防音リフォームを施す必要があります。そのため、施工費用は約150~300万円と高額です。また、Box in Box(部屋の中にもう一つの部屋を造る)という工法を用いると、費用は400万円前後と上がってしまいますが、スタジオレベルの遮音性能を求める方にはおすすめです。

楽器演奏用の防音室リフォームには、ユニットタイプの防音室を設置するという選択肢もあります。ユニットタイプの防音室は、部屋の中に0.8畳~4畳ほどの組立式の箱型防音室を設置するもので、かなりの遮音性能に加え、費用も約50~230万円(設置費用は含まない)とコストパフォーマンスに優れているのが特徴です。
また、組立や解体も1日あれば終わるので、賃貸物件や引っ越しにも対応できるのが嬉しいところです。

防音室リフォームの注意点

部屋を防音室にリフォームするにはいくら必要?失敗しないための注意点もご紹介します

防音室リフォームをする際に、後悔しないように注意点をいくつかご紹介します。

「防音室リフォームの注意点① 木造だと費用が上がる場合がある」
造りや材質にもよりますが、基本的に木造住宅は遮音性能が低くなりやすい構造です。そのため、木造住宅に防音室リフォームを施す場合は、防音が必要な箇所が増えて費用が上がってしまうこともあるので注意が必要です。

「防音室リフォームの注意点② マンションを防音室にする場合」
マンションのお部屋を防音室リフォームする際には、共用部分の確認が必要になります。窓のサッシなど意外なところが共用部になっていたり、そもそも部屋のリフォームを禁止していたりする場合もあるので、事前に管理規約等の確認をおすすめします。

「防音室リフォームの注意点③ ピアノ、ドラムの演奏用にする場合」
ピアノ用の防音室リフォームを施工する際には、ピアノの位置や防音材の形状などによって、音の響きに影響がでてしまうので、遮音性能だけでなく音響特性も考慮する必要があります。
また、ドラム用の防音室にする場合には、高レベルの遮音性能以外にも防振構造も要求されます。どちらのリフォームも、知識や技術力が必要になるので、施工実績のある専門業者に依頼しましょう。

まとめ

ひとことに防音室リフォームといっても、様々な方法や求められるレベルも違います。
決して安い買い物ではありませんが、近隣に気を遣わなくても良い自由な空間というのは、お金に替えがたい価値があるのも確かです。

皆さんもこれを機に防音室リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

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