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vol.46【リノベ|インタビュー】物量に合わせた大容量収納を実現、将来を見据えた2LDKリノベ

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vol.46【リノベ|インタビュー】物量に合わせた大容量収納を実現、将来を見据えた2LDKリノベ

今回ご紹介するUさんご夫婦は、先々を見据えたリノベーション。物件選びや間取りを3LDKから2LDKにした理由は、将来のご予定を踏まえたものでした。また、お二人の好みを反映したデザインや物量に合わせた間取りの考え方は、どこからリノベーションに着手すればいいのかわからない方に参考になります。Uさんご夫婦に物件の決め方からリノベーションでこだわった点についてお伺いしました。

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先々の売却を見据えたエリア&物件

家を購入しようと思ったきっかけは?
 
「子どもが生まれたことを機に、このまま家賃を払うなら買ったほうがいいかなと思ったことです。でも、ずっと住む予定では考えていなくて。子どもが15歳くらいになったら売却して、もっと広いところへ引っ越そうと思っています」
 
最初からリノベーションで検討を?
 
「物件探しを始めたばかりの頃は、リノベ済物件で考えていました。でも、WEB広告でリノベ不動産さんを見て、とりあえず話だけでも聞きに行こうかと。どういうマンションが良いのかやリノベーションについて全然わからなかったので、勉強がてら聞きに行きました。それからはとんとん拍子で決まりましたね」
 
他社はご覧になりましたか?
 
「リノベーション会社は1社、もう一つは不動産会社です。でも内見した物件のほとんどはリノベ不動産さん。営業の成瀬さんに5,6件案内してもらいました」
 
こちらのエリアにした決め手は?
 
「以前もこの辺りに暮らしていて、勤務先へのアクセスも含めて交通の便が良いのでいいなと。売却を考慮すると、土地の価値が下がりにくいエリアであることも決め手でした。あとは、住んでいる人たちが収入層もライフスタイルも自分たちに似ていること。そういうのも住みやすさにつながるんじゃないかと思いました。他のエリアも見ましたが、トータルで考えてここが良かったですね」
 
こちらの物件にした決め手は?
 
「駅近で、このエリアで65㎡という広さなのに、価格がそこまで高くなかったことです。角部屋でポーチ(門扉から玄関までの空間)があるのも良かった点。ポーチがあれば外に荷物も置けるのでいいなと思いました」

売却を考慮して3LDKから2LDKへ

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3LDKから2LDKにされましたが、この間取りにした決め手は?
 
「売却を前提に、売れやすい間取りを考えました。3LDKだとファミリーに限られてしまって売れにくいとのことだったので、2LDKにしました」
 
家づくりで譲れなかったことは?
 
「広いリビングです。あとはたくさんできる収納。僕たち物が多くて、その中でも多いのが洋服。大容量のクローゼットは絶対でした。寝室には僕専用のクローゼットを造って、寝室の奥にあるWICは妻専用にしています。寝室にクローゼットを2つ造って正解でした」
 
リノベーションでこだわったことを教えてください。
 
「床は無垢材フローリングにしようと決めていました。以前の住まいのフローリングは天然木ではないので、冬は冷たくて。それが嫌だったので無垢材フローリングにしようと。無垢材フローリングにしたら、夏は涼しいし冬は温かいので快適です。色は持っている家具・家電が黒なので、それに合わせて天井・壁はグレーのクロスにして、トーンを抑えました。もともと白とか明るい色が好きじゃないので、この色味が落ち着きますね。以前は室内が白ばかりで汚れが目立って、こまめに掃除をしないといけないのも嫌で。今はそういった煩わしさがなくなりました。コンセントやスイッチは黒で統一しました」
 
アイアンや黒い家具・家電に合うシックな配色の空間に仕上げました。無垢材フローリングと間接照明によって、スタイリッシュな中にも温かさを感じますね。

リビングの開放感を損なわない子ども部屋

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こちらの引き戸がある部屋は?
 
「子ども部屋です。リビングにいても子どもの様子が見られるようにしたかったのでここに造りました。リビング全体を開放的な空間にしたかったので、扉はガラスの引き戸に。カーテンレールを取り付けたので、子どもが大きくなって一人の時間が欲しいときは閉められます。今は子どもも一緒の寝室で寝ているので、家族や友人が泊まりに来たときはゲストルームとして使っています」
 
天井まで高さがある引き戸は、空間全体を広く感じさせる視覚効果があります。それに加えてガラス扉なので、より開放的な印象です。こちらの引き戸は、開けると完全に壁の中に扉が入る仕様。扉の存在がなくなると見た目もすっきりし、リビングと完全に一体化します。こういったちょっとした部分で、お部屋の印象が大きく変わります。
 
室内窓がありますね。
 
「室内窓の向こう側が妻のWICです。 WICの前が窓なので、日の光を取り込めるように室内窓を付けました。今は結構物を置いているのですが、やっぱりあるとないとでは明るさが違いますね」
 
室内窓は窓がない部屋に多く取り入れられるアイテム。光を取り込める機能性と、お部屋をオシャレに見せるデザイン性を兼ね備えています。室内窓以外にも、光を取り入れられるのがスリット。スリットとは壁に入れた切れ目や隙間のことで、こちらも部屋を明るくしたいときに設けられます。
 

リビングと溶け込むすっきりまとめたキッチン

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キッチンはどのような点をこだわりましたか?
 
「対面かつカウンターテーブルにしたかったので、この形にしました。床は塩ビタイルです。水をこぼしたときのことを考えて、無垢はやめました。色はリビング全体の雰囲気に合わせました。壁に付けたタイルは、デザイン的な面ではアクセントとして、実用的な面では油がはねても掃除しやすいと思ったので取り付けました。背面に上棚と作業台を造って収納をまとめています」
 
カウンターも床と合わせて無垢板に。このように同じ素材を使用することで、部屋全体に統一感が生まれます。
 
床材は、ゾーニングの役割も果たしています。このように床材を切り替えてゾーニングをする手法は、リノベーションでも多く取り入れられています。
 
レンジフードのダクトは、デザイン的なことを考えて見せたのですか?
 
「デザインとしてもですが、一番の目的は天井高。できる限り高くしたかったので、天井板を取ったら見えたという感じです」
 
あえてのダクト見せは、インダストリアルスタイルやカフェ風スタイルで人気。クールでスタイリッシュな印象になります。レンジフードとシンク下の面材も、床材の色味と合わせました。
 

キャンプ道具も収納できる洗面室

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収納力抜群の洗面室ですね。
 
「もとの洗面室が狭かったので広げて、収納を大きくとりました。僕たちの趣味がキャンプなんですけど、キャンプ用品って大きくて。クーラーボックスが入る大きさにしました。子どもの物もここに置きたかったので、たくさん物が置けるように壁面収納にしました」
 
収納を大きくとりたい方にオススメなのが壁面収納です。壁一面を収納にすると大容量でありながら、整然とした印象になります。毎日使う場所の収納をオープンタイプにすると、何がどこにあるか一目瞭然。すぐに取り出せるので使い勝手もいいですね。
 
洗面ボウルが大きいですね。
 
「子どもが小さかったので、ここで体を洗えればいいなと思って大きめのボウルを選びました。朝ここで髪を洗えるし便利です。ちなみに、本当は水栓も黒にしたかったんですけど、黒だとお湯か水かすぐにわからないと言われたので、シルバーにしました」
 
最近は洗面ボウルも多種多様で、このような大きいサイズから小さなサイズまであります。洗面ボウルは大きさによって洗面室全体の印象を変えるアイテム。どのような洗面室にするかで、しっくりと合うサイズが変わってきます。洗面室に彩りを添えているのが、壁に施されたタイルです。収納の棚板は、キッチンのカウンター・リビングの無垢材フローリングと合わせています。床はキッチンと同じ塩ビタイルを採用しました。

思い出の写真も飾れるワイドなシュークローゼット

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玄関も収納力抜群ですね。
 
「僕たち靴も多いので、たくさん入るシュークローゼットも最初から欲しいと思っていて。ベビーカーやスーツケースを置ける場所も欲しくて、土間も造りました」
 
壁面に造ったシュークローゼットは、たくさんある靴をディスプレイのように収納できます。これだけワイドなシュークローゼットなら、ちょっとしたスペースに思い出の写真やアイテムを置くこともできますね。モルタルに見える床は磁器質タイルです。土間の床にモルタルを取り入れる方も多いですが、なかには取り入れたくても、経年変化のひび割れが気になる方もいるのではないでしょうか。そういった方には、このようなモルタル風タイルがオススメです。
 
近年、その高い実用性から注目されている土間。キャンプなどの趣味の物を収納したりする場所として造られる方が多いです。他にも、DIYが好きな方は作業スペースとしてや、お子様が雨の日でもちょっと遊べるように造る方も。土間は人によって使い方がさまざま。自分の思うように、自由に使えるスペースです。

優先順位を考えて、できる範囲で変えたトイレ&浴室

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トイレと浴室はどのように変えられましたか?
 
「その2つは特にこだわりがなかったので、変えたのは色くらいです。家づくりの中でも優先順位が低かったので、できる範囲で変えればいいという感じでした。トイレは、リビングや洗面室と同じ棚板にして、タオルバーはアイアンにしました」
 
トイレもキッチン・洗面室と同じ塩ビタイルを使用しています。
 

家づくりで困ったことは?

最初からこだわりたい部分が明確でしたが、家づくりで悩んだことはありましたか?
 
「リビングの広さを悩みました。あとはクロスの色のトーン。これは結構迷いましたね。サンプルを見て気に入った色でも、実際に部屋に取り入れると印象が大きく変わるから悩みました。理想に近い色を見つけるまでにサンプルをたくさん見ました」
 
着工してから、困ったことなどはありませんでしたか?
 
「これといって困ったことは特になかったけど、強いて言うならインターホンが想像以上に大きかったこと(笑)。それくらいです。図面作成の段階で心配だったのはキッチン。もとは壁付けだったんですけど、対面にして位置を変えるとなると配管のために勾配をとるので、小上がりになるかもしれないと。それはちょっと嫌だなと思いましたが、結果的にフラットなままで済みました。子どもが小さいので極力段差にしたくなかったので、良かったです」

これからリノベーションをする方にメッセージ

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最後に、リノベーションを検討している方にアドバイスを伺いました。
 
「家づくりでは、持っている家具を中心にデザインを考えました。既に持っている家具を使う方は、デザイナーさんに家具の素材や色、自分たちの好みを伝えると、それに合わせて設計してくれるので、どんな感じかを伝えるのがいいと思います。
 
会社選びは、やっぱり人が重要だと思います。物件を探し始めた頃は本当に何もわからなくて、営業の成瀬さんに聞きまくりました(笑)。物件の選び方とか、どういう物件が地震に強いかとか。本当にたくさん聞きましたが、いつも笑顔で教えてくれて助かりました。成瀬さんがいたから家づくりができたと言っても過言ではないです。信頼できる方がいる会社を探すのが家づくりには不可欠だと思います。
 
リノベしてから後悔したことは2点。一つはカーテンレール。お願いするのを忘れていて、後から買って自分で取り付けたんです。結構時間がかかって大変でした(笑)。そういう細かな部分も頼めば良かったなと思いました。もう一点は寝室の広さです。ベッドのサイズを計らなかったから、いざ置いたらギリギリで(笑)。動線はあるんですけど、そこまで考えておけばもうちょっと余裕があったのにと思いました。
 
リノベーションの良いところは、自分の好きなようにできるのはもちろん、プラグとかスイッチなどの細かいところもこだわれるし、統一できること。新築は既に決まっているので、細部まで徹底的に自分仕様にしたい方は、リノベーションが合っていると思います」

まとめ

今回の事例のポイントを見ていきましょう。
 
1、売却を見据えたエリア&物件選び
Uさんご夫婦のエリア選びは将来の売却を踏まえ、自分たちと似た収入層・ライフスタイルが住む方が多いことが決め手となりました。エリアを選ぶ際には、自分たちの基準となるポイントを明確にしておくとスムーズにエリアを選定できます。また、間取りも売却を見据えて売れやすい間取りにしました。
 
2、色選びで悩んだら、避けたい色から考えるのも◯
室内の配色は、お持ちの家具に合わせつつ、以前の住まいで面倒だった掃除に手間取るという欠点をカバーする色を選ばれました。自分の好みの色から選ぶことが多いですが、もし色で困った場合は、Uさんご夫婦のように避けたい色から考えると決めやすくなります。
 
3、天高まであるガラス戸でリビングとの一体感をキープ
リビングはより広く見えるように、子ども部屋の引き戸を天井までの高さにして、ガラス戸にしました。閉めていても室内が見えるので、リビングとの一体感を保てます。
 
4、物が多い方にオススメの壁面収納
シュークローゼット、洗面室はワイドな壁面収納にしました。クローゼットやWIC以外にも収納が欲しい方には、壁を活かした収納がオススメです。
 
 
以上の4点を踏まえて、理想の家が実現しました。物件の選び方やデザイン、収納など参考になることばかりだったUさんご夫婦のリノベーション。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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Writer

  • 日刊Sumai編集部

    自分らしい家づくり、住宅事例やリノベーションなどの情報を発信。ライター多数在籍

  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

  • 萩原 和

    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表