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お客様インタビュー

2020.10.29

YKK AP×銀杏開発|中古戸建の最新リノベは新築以上!?耐震も断熱もデザインも◎【戸建リノベレポート!】

YKK AP×銀杏開発|中古戸建の最新リノベは新築以上!?耐震も断熱もデザインも◎【戸建リノベレポート!】

中古の戸建が欲しくても、気になるのはその「安全性」。特に耐震と、断熱の問題は避けては通れませんね。
かといって、知識もなく、時間もなく、何をどう信じて良いのか、何が正しいのか…?

今回取材した、「中古戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト」は、そういった気になるあれこれをカバーしてくれるプロジェクト。大手建材メーカのYKK APとリノベーション会社の銀杏開発が共同で取り組んだ、中古戸建の「性能+デザイン」が安心とともに生まれ変わるシステムです。

耐震等級は一般的な新築と同等かそれ以上で、デザインの自由度が高いリノベーションのコラボというから、気になりますね。今回は、このプロジェクトでの実際に築42年の戸建てリノベーション住宅を手掛けた、銀杏開発の村田さん、大田黒さんに取材しました。
実際のBefore/Afterをふんだんに使って、注意点やポイントなどをご紹介します。

ぜひ、お得に!新築以上に!?高性能でおしゃれな住まいを手に入れる際の参考にしてくださいね。

耐震等級3相当の中古戸建。性能向上でサスティナブルな家

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まずは、安心性能のお話から。
YKK APが手掛ける「中古戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト」については大きく二つのポイントがあります。

・耐震等級:3相当
・断熱レベル:HEAT20 G2相当レベル 


耐震等級というのは、新築の場合1(もしくは2)が一般的なのだそうです。そんな中、中古戸建で耐震等級3の品質(震度6強に耐える)であれば、安心感も上がるだけでなく、長期的に見て家そのものの価値という観点からもメリットがありそうです。

断熱性能は、寒い冬でも概ね13度を下回らない設計で北海道並みの断熱性能を実現しているとのこと。床下・壁・天井・の断熱材や窓交換などで家全体の断熱性能を上げています。
(詳しいデータはYKK APのHPで紹介されています)

この性能を担保しつつ、自由にオシャレにリノベーションができるのが今回のプロジェクトというわけですね。

早速、具体的なリノベーション内容についてみていきましょう。

リノベポイント1:窓がいっぱい、明るいLDK

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<写真|LDK After>
このリノベーションの一番の魅力は何と言っても、この窓いっぱいの明るいLDKではないでしょうか。一般的には、中古戸建の再生で耐震を考えると壁を増やす必要があるため、必然的に窓が少なくなる傾向にあります。

しかし、このプロジェクトは、耐震性能の高い開口部耐震フレーム(フレームII)を採用しているのがポイントで、そのためこれだけたくさんの開口部を実現できているのです。中古リノベーションの可能性がぐっと広がるデザインですね。

村田さんは、「可能性がある中で、選択できることを大切にしている」と言います。最初から窓数を減らすこともできるし、コストカットにもなるけれど、それでは最初から「可能性を狭めてしまうことになる」ということなのですね。

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<写真|LDK Before>

上のAfterと同じ角度からのBeforeです。正面が壁で、階段が家の中心にあるので奥まで光が届きにくい間取りということがわかります。このように中古戸建のリノベーションは、柱と梁を残して解体する場合、階段やキッチンの場所、窓の位置からサイズまで全てにおいて自由に再設計することができます。

リノベポイント2:空間に馴染みつつ、ステージ感のあるリビング階段

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リビングを見渡した時に、手前から奥の窓まで空間の広がりに視線が移って行きますね。その時に階段の手すりが邪魔することなく、奥まですんなり視線を送ることができるのが、この階段デザインの魅力の一つです。

戸建てリノベの場合、階段位置を変えることができます。またリビング階段はトレンドでもあります。しかしリビング階段の場合、せっかくリビングを広くしても、階段の存在感が際立って全体を圧迫してしまうことも。その点で、この階段デザインはスッキリと空間に馴染んでいてリビングの解放感を損なわないデザインになっています。

デザイン担当の大田黒さんは「手すりフレームが縦と斜めとあり、空間の広がりを邪魔しないように、フレームのバランスや幅、厚みにこだわって作りました」とのこと。横から見ると手すりの厚みが薄いのもわかりますね。

手すりフレームとシンクロするように、階段のジグザグした稲妻感を隠している階段側面の板は、この家のコンセプトである「シンプル」には欠かせないポイント。スッキリまっすぐに伸びることで、リビングの真ん中にある階段でも空間に馴染んで邪魔をしません。

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写真左は、階段の踊り場からキッチン側を見た図です。手すりフレームは真横からみると厚みがなく空間に馴染んでますが、実は幅がしっかりあって、性能としては安心の太さがあります。
 

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この階段のもう一つの特徴は、踊り場のステージ感です。階段としての機能だけでなく、腰を掛けて読書をしてみたり、観葉植物を置いてみたり、ちょっとしたサードプレイス的な場所としても使うことができます。

この手すりフレームも、踊り場だけ切り取って長方形になっているのもポイントです。
奥の窓とリンクして空間全体がつながっているような印象になりますね。

リノベポイント3:テーマカラーが白・グレー・木色の3色

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このリノベーションのテーマカラーは、白・グレー・木色の3色です。
大田黒さんいわく「住む方の好みの家具が、どんな家具でも合うようにシンプルにこだわりました」とのこと。シンプルな3色ではありますが、実は木の色が薄めから濃いめの色までランダムに配色されているのがポイント。木の色に濃淡があると、どんな色の家具も合わせやすいそうです。

リノベポイント4:梁をデザインに取り込んだ吹き抜け空間

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吹き抜けの広い空間は、マンションにはない戸建てならではの贅沢な空間の使い方ではないでしょうか。リノベーションならではの自由度の高さが伺えます。リノベーションでは構造上必要な梁がでてきます。それをどのようにデザインに取り込み、活かすかがポイント。

この梁は一見、化粧梁のような「ただ単にオシャレのための梁かな」と思ってしまうような空間への組み込まれ方になっています。そして2階から見たときに初めて「根太(ねだ:梁に角材を渡して床の土台にするためのもの)」の痕がわかり、構造用なのだと知ることができるほどでした。

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そして、構造用梁の魅力と言えば、その強度です。つまり、ハンモックなど憧れのインテリアを叶えることができるんですね。もちろん、グリーンを吊るしたりハンギングテラリウムなど、軽いものでもOK。

実は、一般的な住宅の中で単純に「吊るす」場所というのは少なく、吊るすことができるほとんどの場所は、電気やカーテンです。そんな中こういった決まった用途がなくかつ強度のある「吊るす」場所があるのはインテリア好きの方にとっても魅力なのではないでしょうか。

さらには、もともと二階床があったものなので、例えば今は夫婦二人だとして、将来家族構成が変わった際には床を貼りもう一部屋作ることもできるという自由度の高さも見逃せません。

リノベポイント5:風の流れに合わせて設置された、風を取り込む「ウインドキャッチ連窓」

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画像:イメージ図(YKK AP

窓は日当たりなどの採光を重視されがちですが、実際に暮らしてみると「通風・喚起」の重要性に気付く方も多いものです。どうしても北側はしけりがちだし、通風がうまくいかないと熱がこもりやすくなることも。そこで、こちらでは風をキャッチするウインドキャッチ連窓を採用しています。

設置位置がまた重要で、この地域の風の流れを予め算出し、その流れを最もキャッチしやすい2方角に取り付けています。同じ条件の引き違い窓と比べて換気量が約22倍にもなるとのこと。風の流れはエリア特性があるそうなので、事前に確認できるのは安心ですね。

また、方角だけでなく高さにもこだわっています。くつろぎたいリビングでは、座った際に隣家の方の視線とぶつからないように、高い位置に設置。外からの光や風は通しつつ、視線は遮る配置でゆったりリビング時間を過ごすことができます。
 

リノベポイント6:プライバシーを大切にするデザイン

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リビングの高窓だけでなく、二階の北側の窓も高窓にしています。北側の隣家は少し低い位置にあるため、高窓にすると隣家の屋根より上しか見えない「空View」になるそう。プライベートな空間で隣の人と目が合うなんていうことからも開放されますね。

カーテンがいらない部屋ならば、より解放感を得ることができそうです。例えば星がきれいな冬には、北の空を眺めながら眠りにつくなんて贅沢な時間も叶いそうですね。

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こちらは、1階北側にあるパウダールーム~お風呂のテラスです。この1階部分が北側にある隣のお家の2階部分なのがわかりますね。テラスには目隠しフェンスがあり、プライバシーを確保しています。パウダールームからテラスへ出ることができるので、バックヤードとして荷物を置いたり南面には出したくないような物を干したりと、生活に合わせて使うことができます。

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間取り図にあるように、Dressing room(脱衣所)からテラスへ出ることができます。



 

リノベポイント7:細かい部分もシンプルにこだわる

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例えば、クロゼットなどの建具(扉)には金具を付けていません。極力シンプルにするために、インテリアのアクセントになる金具などは付けていないそうです。

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寝室のドアは引き戸にして、こちらも金具がない扉になっています。
また、上部吊り戸にしているのも床面をシンプルにするポイント。ドアを開けた際に、床にレールなどがないスッキリした空間になります。レールがあるとそこで区切られてしまい、隣の部屋との一体感に欠けるといったことにも繋がります。

間取りBEFORE/AFTER

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写真上:間取りBEFORE
写真下:間取りAFTER

このプロジェクトへの想いー循環型の市場を目指すー

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写真4点:Before

中古物件を購入するときに、漠然とした「不安」がありますね。その不安の一つである品質に対して村田さんは、「品質の目印としての『銀杏開発クオリティ』で、価値が下がりにくい『良質な不動産』を提供していくことが使命だと考えている」と言います。

例えば、中古物件の図面がない、診断書がない、品質にばらつきがある、などの不透明な部分に対して、図面を付け、診断書(※)を付け、職人さんとアライアンスを結んで品質の安定化を図るなどです。

そうすることで、例えば10年後に新築のように価値が大幅に下がることなく、ライフスタイルが変わった時にもローンにがんじがらめになることなく、住み続けるのか、売却するのかという選択ができる、といった市場を目指すものということです。

※建物耐震診断…耐震適合証明書発行/増改築工事証明書発行

中古戸建×リノベーションの魅力と注意点

<魅力>村田さんに、なぜ中古リノベーションが魅力なのかお伺いしました

1.間取りの自由度が高い
マンションの場合は、配管問題などがありキッチンの位置に制限がある場合があるが、戸建ての場合は自由であることが多い。

2.予算を組みやすい
リノベーションの場合、新築に比較して予算配分ができる。例えば寝室部分は最低限にしてリビングやキッチンに予算をかけるなど。

3.立地を選びやすい
住宅は、好立地な場所から建つため、築30年以上の中古戸建の立地が良いことが多い。


<注意点>大田黒さんに、中古物件を確認する際のポイントをお伺いしました

1.シロアリ、雨漏り
熊本ではシロアリ問題が大きい。そのため一番初めにチェックする所は業者と一緒に現調にいって、白アリ、雨漏りを確認する。それによって躯体補修に必要な費用が変わってきてしまうため。

2.地盤、基礎の確認
直す直さない、その建物でよいのかどうかの不動産屋としての観点でのチェックする。

3.中古物件を買ってから、リノベーションだけを依頼するケース、ローンの組み方
1.2をすることで予算配分の目安を付けることができるが、後手になると1.2の対策費用が嵩んでしまったりして、リノベーションにかける配分が減ってしまう。ローンの組み方としても一括にしたほうが得なケースが多いので中古物件を購入する前に1.2を確認したほうが良い。

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中古戸建のリノベーションについては、魅力的である反面、注意点もあることがわかりますね。特に中古物件を購入する際には、不動産会社だけでなく、建物の検査をする専門の業者が確認するのかが大切なポイントのようです。

まとめ

YKK AP×銀杏開発が手掛ける、高性能でデザイン性も◎な中古戸建リノベーション住宅をBefore/After画像とともにご紹介しました。

中古戸建市場はまだこれからの分野とのことで、戸建に強い銀杏開発だからこそできる「銀杏開発クオリティ」であり、「循環型社会を目指す」ということなのかもしれません。

銀杏開発は、ワンストップ型といって中古物件を探すところからリノベーションまで、もちろんローンもまるっとお願いできる仕組みです。

予算内で戸建てが欲しい方、欲しい場所に家が欲しい方、高性能でオシャレな戸建てが欲しい方、「銀杏開発クオリティ」を確かめに、このリノベーション住宅に足を運ばれてみてはいかがでしょうか?何かヒントが見つかるかもしれません。

取材した銀杏開発のお二人

YKK AP×銀杏開発|中古戸建の最新リノベは新築以上!?耐震も断熱もデザインも◎【戸建リノベレポート!】 YKK AP×銀杏開発|中古戸建の最新リノベは新築以上!?耐震も断熱もデザインも◎【戸建リノベレポート!】

■取材
村田鷹司氏(写真左)
大田黒歩氏(写真右)

■会社データ
代表取締役 村田 智仁
事務所所在地 熊本県熊本市北区津浦町32-2
TEL:096-351-1870
HP:http://ginnan-style.info/
“ 家づくりに、もっと自由を 家づくりで、もっとしあわせに”

「中古戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト」とは?5つの流れ

1.解体工事
壁・床・天井などを取り払い、柱や梁などの骨組みの状態にし、補強すべきポイントを確認します。

2.性能向上工事
ー補強…基礎(鉄筋・コンクリート打設など)、壁(構造用合板など)、床、窓まわりなど家全体の耐震性能
ー断熱…壁、天井、基礎、窓交換など、家全体の断熱性能

3.補修工事
ー屋根・壁などの外回り…下地補修、屋根吹替、塗装、外壁材張替、塗替など
ー設備…給湯機器や給排水管、ガス管、電気配線の交換など

4.設備・内装工事
ー設備…キッチン、浴槽、洗面、トイレなど
ー内装…間取り・階段変更など、床貼り、壁・天井のクロスや塗装などの仕上げ

5.完成

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