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vol.29【戸建リノベ|インタビュー】リノベーション×DIYで叶える“好き”が詰まった家造り

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vol.29【戸建リノベ|インタビュー】リノベーション×DIYで叶える“好き”が詰まった家造り

住みなれたエリアに理想の家を構えたTさんご夫婦。お二人の家造りは計画的でありながらも遊びゴコロも加えたものでした。
リノベーションで暮らしやすい間取りにする一方で、DIYで納得がいくまで自分たちの“好き”を凝縮。
そんなリノベーション×DIYによって生まれた、こだわりが詰まったご自宅をご紹介します。

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余裕ある引っ越し計画、エリアを絞り込んだ家探し

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家探しを始めたのは、引っ越そうと思っていた時期の1年半前。ゆっくりながらも計画的に進められました。
 
「娘の卒園式に合わせて引っ越しを考えていましたが、卒園式直前や年末ではバタつくので卒園式の半年前くらいにしようと決めました。少しでも新居で生活する時間があるほうがいいと思ったんです。余裕あるスケジュールだから、最初は資料請求したり、WEBで見てみたりとスローペース。期日が近づくにつれて『そろそろ動かなきゃ』という感じでしたね」
 
エリアは幼稚園が通えることをメインに考えていたので、駅からの距離はあまりこだわらなかったそう。それ以上に重視したのは治安でした。
 
「幼稚園が通える範囲であることは絶対でしたが、駅からの距離はそこまでこだわりませんでした。バスで通えればいいかなと。それよりも、娘二人なので大きくなって出歩くようになっても危なくないよう、バス停が近くにあるところを探していました」

求める物件は昭和終盤〜平成初期の戸建て

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エリアと同様に、最初から中古物件+リノベーションと決めて家探しをスタート。物件も戸建てと決めていたそう。
 
「僕ら二人とも戸建て育ちであることと、趣味のキャンプ用品が多いこともあって戸建てと決めていました。でも万一気に入る戸建てがなくてマンションになったとしても、1階・庭付きでないと無理だよね、とは話していて。というのも、結婚前に僕が住んでいたのがまさにそれ。マンションでは庭がないと収まらないくらいの物量なんですよ。なので、とにかく広さが不可欠でした」
 
キャンプ用品を洗って置ける場所として造ろうと決めたのが土間。そこでお二人は「土間が造りやすい間取りをした中古戸建て」と的を絞って物件を探すことに。
 
「広い土間を造るとなると、今ある家に造るとなると、なかなかそんな理想の間取りの物件が出てくる訳はないので、玄関の横に和室がある物件を探して、その和室を土間にしたらどうだろう。そういう間取りの物件は昭和の最後の時期から平成の一桁の時代にできたものなので、築年数で25 年くらいのものを探していました。それを話すと『そんなに古くていいんですか?』って逆に聞かれました(笑)。周りは気にしていたけど、僕らは耐震基準が新耐震ならいいよねって感じ」
 
中古物件+リノベーションを検討されている方だと築浅を好む傾向がありますが、お二人の場合は逆でした。築年数が古い物件を選んだもう一つの理由は、リノベーション以外にもお二人でDIYをする予定だったから。
 
「築浅できれいだとそれで満足しちゃって『DIYしなくていいか』となりそうだったので、ブレないためにも築浅のものは避けました」
 
理想とする家の間取りやプランによって、中古物件の選び方もかなり変わってきます。
 

BeatHOUSEにした決め手は?
 
建築関係のお仕事をされていることもあり、当初からしっかりとプランニングをされていたTさんご夫婦。BeatHOUSEに決めた理由は何だったのでしょうか。
 
「僕の決め手はローン。通常は物件を購入したらローンを組み、リノベーションが始まったらローンが追加される。煩わしいけど、それが一般的だと家探しを始めてから知りました。でもBeatHOUSEは物件購入時にローンを一括で組めると聞いて、これはいいなと。当時リノベーションとのセットローンを謳っていたのはBeatHOUSEさんだけ。それでお任せしようとなりました」
 
「ローンのことはよくわからなかったので主人に任せていました。私がBeatHOUSEにした理由は、設計者だけでなく仲間たちとも一緒に家造りができると思ったから。最初からDIYをする前提で家造りを考えていて、DIYをすると話したら『もちろんできますよ』と受け入れてくれました。それを見て、この会社なら一緒に家造りできそうと思ったんです。実際、2階は私たちでDIYするので間取りをほとんど変えていません。私たちの意見を汲み取ってくださる姿勢に安心しました」

和室から使い勝手抜群の土間へチェンジ

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家造りの当初から決められていた土間にはこだわりがたくさん詰まっています。
 
「自転車とキャンプ用品を置きたかったので、和室を潰して広い土間を作りました。障子は和室にあったものをそのまま生かして趣ある表情に。キャンプから帰ってきたらそのまま洗えるスペースが欲しかったので大きな流し台もつけました」
 
ご主人の希望は、冬に石油ストーブを置いて温かいコーヒーを飲んで過ごすことだそう。
 
「この土間は単なる玄関でもなく、作業スペースでもなく、僕たちのライフスタイルを表す場所。好きなことに没頭できる空間です」

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大容量のシュークローゼットは、もとは押入れでした。引き戸は他の和室の入口に使われていたものを移設して使用しています。古き良きものを活かした斬新な発想です。

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土間は砂浜をイメージした白~ピンク系の洗い出し加工を施し、サンゴタイル調のタイルを敷きました。キラッと光るのは本当に海に落ちていたシーグラスを混ぜてもらい、砂浜を歩いている気分になれるようにしてもらいました。
また、アプローチ階段から土間へと続けることで、内と外の一体感を出してもらいました。

みんなで仕上げたフローリング

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玄関の床は国産杉を贅沢に使った無垢材フローリング。こちらはなんと、Tさんご夫婦とご友人たちでオイル掛けをしたとのこと。
 
「家では裸足なので、足あたりが気持ちいい国産杉に貼り替えました。せっかく貼り替えるならみんなでやりたくて、仲間を呼んで一斉にオイル掛け。『ここ、これで大丈夫―?』なんてみんなは気にしてくれたけど、きれいに塗ることよりもみんなでやることに意味がある。楽しかったですね」
 
壁や天井に塗る珪藻土も、塗装も、壁紙貼りも、ご友人たちと一緒にしたそう。
 
「僕ら建築関係の仕事をしているのに、自分たちで実際にやるのってなかなかないから、やるにはいい機会だと思ったんです。金子さんたちもやったことないだろうなと思って声をかけて、一緒に塗りました(笑)今回手伝ってくれた友人たちとSNSでグループを作っているんですけど、もしまた塗ることになってグループで呼びかけたらすぐに集まりますね(笑)」
 
みんなで行うDIYは思い出作りにもなりそうで楽しそう。コミュニケーションを深めるイベントとして楽しめそうですね。

こだわりが詰まった内窓とシェルフ

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玄関はほかにもこだわりが凝縮された空間。もとからあるもの、自分たちで造ったものが融合しています。
 
「この照明はもとからついていたもの。デザイナーの金子さんも『これいいですね』と言って、これは活かそうとなりました。正面の内窓はリビングにいても玄関の人の気配を感じられるようにと取り付けました。この内窓は諏訪湖の近くにリビルドセンターで購入したもの。昭和に作られた食器棚の引き戸なんですけど、ガラスの感じとデザインが良くて気に入りました」
 
内窓の前にある水槽が置いてあるシェルフは、ご主人自らが造ったもの。
 
「このシェルフは自分で採寸して造りました。この杉の無垢板も自分たちで仕上げたんです。もとは端材だったんですけど、ヤスリをかけてオイルを塗って完成。ほかにも端材の桜や栗の無垢板をいただいたのでワークスペースのカウンターデスクを造りました。まだ余っているので、それでダイニングのベンチを造ろうか考え中です」
 
リノベーションのおもしろいところは、あるものを活かしたり新しく造ったりしながら自分仕様にできること。まさに土間といい玄関といい、古いものと新しいものを融合しながらと要望のスタイルに造り込まれています。

ボルタリングにロープ、遊べるリビング

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もともと12帖あったリビングダイニングは、隣にあった和室を取り壊して一体化。さらに広いリビングになりました。カラフルなボルタリングスペースは、もとは和室。天井板を取り払い、梁や柱ロープを取り付けて、いつでもターザン気分が味わえる空間に変身!
 
「ボルタリングはネットで専用のホールドやボードを買って、自分たちでコースを決めて取り付けました。娘たちも毎日スイスイ登っています。子供たちの友達が来ると喜んでくれて『帰りたくない』と言う子が続出です(笑)」

コンセプトは山から海へ

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木をふんだんに使用したいこともあり、当初考えていたコンセプトは山に近いものでした。しかし、好きな色や使いたい建材を選んでいるうちに海に近づいていったそう。
 
「1回目の設計打ち合わせの後、毎年恒例の沖縄旅行へ行ったんです。そのとき泊まったホテルの床がサンゴタイルで「これいいね、うちにも使いたい」となって取り寄せようかと検討することに。それから使いたい色やシーグラスなどの建材が海を連想するものになっていったんです。特に意識したわけではないんですけどね」
 
キッチンの壁に施されたタイルは奥様の希望でブルーに。もともと好きな色がブルーで、雑貨も自然とブルーのものを集めていたそう。

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トイレも海を彷彿押させる空間に。ブルーに照明の光が煌めく海のようです。

「トイレの照明は、好きなアジアンテテイストのブランドのもの。ここの照明を前々から使いたいと思っていたんです。これも気づいたら山よりも海の印象を与えるものですね」

どこにいても繋がっていられる空間

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海を彷彿とさせるブルータイルの向こう側はワークスペース。ミシンなど物を収納しつつ、お子さまと一緒にいながら仕事ができるワークスペースを作りました。
 
「最初、娘たちにはリビングやダイニングで勉強させようと思っていたんですけど、ママ友から『片付かなくなるよ』と聞いたので、キッチンの奥にワークスペースを造りました。でも、完全に仕切られた空間にはしたくなかったので『ちゃんとやってる〜?』と顔をのぞいて聞けるような環境がいいなって。そこで内窓を造りました」

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栗の木で造ったカウンターデスクが温かさと味わい深さを醸し出しています。

リノベーションで困ったことは?

建築関係のお仕事をされているお二人ですが、リノベーションをするに当たって何か困ったことはなかったのでしょうか。
 
「図面と実物が違うことも多々あって、当初予定していた玄関とは違う間取りになったんですが、おかげでパントリーもできたしキッチンの隣にワークスペースができたので結果的には良かったです。でもやっぱりリノベーションって家を取り壊してからでないとわからない部分が多い。思わぬところに取れない柱があったり、図面上ではできそうなのに実際やろうとしたら難しかったりとか。」
 
予定通りにいかなくても、何か見つかったら代替え案を立ててすぐに動いていたそう。
「進まなくて困ったことはなかったですね。むしろもっといい家にならないか常に話合っていて楽しかった(笑)。何か想定外のことがあったら、じゃあこうしよう、とか。問題は何個かあったけど『じゃあ今から見に行きますよ』って、工事中でも実際に測りに来て代替え案を考えて解決しました。当初予定していた建具の設置を取り止めたり、向きを変えたり…なんてこともありました。」

これからリノベーションをする方へメッセージ

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最後に、中古物件+リノベーションを検討されている方にメッセージをいただきだきました。
 
「自分の考えを貫きとおすことが大切だと思います。中古物件は新築と違って、間取りも設備もさまざまだから違う方向に誘われかねない。あれもこれもとなりやすいんだけれど、最初に実現したいことを具体的にイメージを持ってからスタートすれば理想の家を造れると思います」
 
「全部の条件がそろう物件はないので、自分たちの実現したいことに優先順位をつけることも大事ですね。この家は僕らの実現したい要望がすぐにイメージ出来る家だったので、出会った瞬間に、即決しちゃいました。もちろん実現するまでに実現出来なかったこともあるのですが、だからこそ譲れないものを明確にしておくことが大切じゃないかと思います。それに僕らは二人とも建築関係ということもあって、話は早く進んだし、代替え案もすぐに決まりましたが普通ではなかなかそうもいかないので、理想を固めるための写真をたくさん見て、集めておくのがいいと思いますね。」

担当者の声:リノベ不動産/BeatHOUSE 設計 金子

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間取りは最初からご要望がまとまっていたので、それをいかに体現するかをメインに設計しました。もとからお二人でDIYをしたいと伺っていたので、それ以外の場所に関してはご要望に沿えるよう調整しました。当初、ワークスペースの壁は天井までにするという話も出ていましたが、開放感ある空間がいいとおっしゃていたので、一体感あるLDKになるよう完全に仕切らないご提案をさせていただきました。今回久しぶりに伺いましたが、お二人でされたDIYはもはやその域を超えてらっしゃるので完成された空間を見て感動しました。

 

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&Reno編集部

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BeatHOUSEで日々奮闘するスタッフたち。わくわくすることを常に探しています。

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Writer

  • 日刊Sumai編集部

    自分らしい家づくり、住宅事例やリノベーションなどの情報を発信。ライター多数在籍

  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

  • 萩原 和

    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表