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お客様インタビュー

2023.11.14

居心地の良さとライフスタイルを重視した家づくり 3LDKの 和モダンリノベ

居心地の良さとライフスタイルを重視した家づくり 3LDKの 和モダンリノベ

お家探しのきっかけ|ライフスタイルに合う家を求め、リノベーションを決意

物件購入の経緯を教えてください。
 
「ドイツに住んでいた主人が日本に拠点を置くと決まり、家を探すことになりました。賃貸住宅では私たちがしたい暮らしができないと思ったので、購入を検討し始めました。」

はじめからリノベーションでご検討されていたのですか?

「新築も考えたけど、やめました。間取りは決まっているし、自分の好きなメーカーの設備を導入するにも『引き渡し後に入れ替えてください』と言われてしまって。いろいろと制約があると知り、好きなように設計できるリノベーションに決めました。」

理想のライフスタイルやイメージはありましたか?

「とにかく叶えたかったのが、居心地の良い場所にすること。それには、広さや開放感が不可欠でした。日本では隣家との距離が10cm単位は珍しくないけど、私たちには受け入れられなくて。室内の広さだけでなく、隣家を気にしない距離感や窓からの眺望を重視していました。」

当社の決め手を教えてください。

「一つはタイミングです。主人の来日後、まずは日本の暮らしに慣れることのほうが優先事項だったので、1年ほど家探しを休んでいました。主人も日本の暮らしに落ち着いた頃、休憩期間前に行ったリノベ不動産の方からご連絡を頂いたんです。タイミングが良かったです。

もう一つは、人。大切なのは、いかに私たちの想いを汲み取ってくれるかどうかでした。リノベ不動産の方々はまさにそうで、この方達なら安心してお任せできると思いました。」

物件は何件ほどご覧になりましたか?

「200件ほど間取り図を見て、最終的に5件に絞り込んで内見しました。ここは最後に見た物件です。」

物件の決め手を教えてください。
 
「入った瞬間に『ここがいい』と思いました。開放感と窓からの眺望も申し分なし。駅からの距離も良かったです。本当は違うエリアが本命でしたが、広さを求めた結果、辿り着いたのがこのエリア。エリアを変えた結果、良い物件に出会えました。」

お家の中の、"好きな場所3つ"

好きな場所3つは、お二人が望んでいた居心地が良いだけでなく、日々大切にしている時間をより豊かにする空間です。どのように作り上げていったのか見ていきましょう。

BEST1【キッチン】

居心地の良さとライフスタイルを重視した家づくり 3LDKの 和モダンリノベ

「二人とも料理が好きだけど、アイランドキッチンは好みではなかったので、壁付けキッチンとカウンターにして作業しやすい空間にしました。

居心地の良さとライフスタイルを重視した家づくり 3LDKの 和モダンリノベ

ダイニングとの仕切りになっているカウンターは造作です。料理をしながらお酒を飲んだりするので、カウンターは幅・奥行きともに広さを確保。ホームパーティーでは出来立ての料理を提供したいので、ダイニングにすぐ届くこの形にしました。日本では料理を全て作ってからホームパーティーが始まることが多いですが、ヨーロッパでは料理をしながらみんなで話すのが一般的。そのスタイルを変えることなく、料理を楽しめるキッチンになって大満足です。」

居心地の良さとライフスタイルを重視した家づくり 3LDKの 和モダンリノベ

「カウンターはダイニング側が食器棚、キッチン側は左からワインセラーと収納、ダストボックスが入るようにしました。

居心地の良さとライフスタイルを重視した家づくり 3LDKの 和モダンリノベ

実はシンク側の壁は、最初は白いタイルでした。工事中に見てみると、想像以上にかわいい印象になってしまったので、お願いを聞いていただいて途中で変更。落ち着いたグレーにしました。」

BEST2【リビング】

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「当初は窓際を縁側のようにしようと考えていました。お気に入りの旅館を真似して、縁側の両端に格子を取り付けようと思っていたんです。けれど、この広さだと圧迫感が出てしまうのでやめることに。格子を付けなくてもリビングとは違う空間にしたかったので、フローリングを切り替えてゾーニングしました。内装は白を基調に、フローリングは家具と合う天然木を選びました。」

BEST3【和室】

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「リノベーション前から和室は残したいと思っていたので、大きく変えていません。畳を張り替え、シェルフの置き場所はフローリングにしました。」

和室はそのままに、キッチンは壁を取り払って壁付けにして、オープンな空間に。その分、和室とキッチンに挟まれたゲストルームはコンパクトにしました。玄関を入ってすぐの洋室はWIC(ウォークインクローゼット)とワークスペースに生まれ変わりました。トイレは配置を変えて、浴室は以前よりも広さを確保しています。

お気に入り3つ以外の場所も見ていきましょう。

お部屋ツアーその1|和モダンな雰囲気が漂う廊下

居心地の良さとライフスタイルを重視した家づくり 3LDKの 和モダンリノベ

格子扉、暖色の照明、ヴィンテージ調のフローリング。これらの組み合わせにより、グンと垢抜けた和モダンな空間が完成。間取り変更によって、廊下の幅も均等になったため、より線の美しさが印象強くなりました。

お部屋ツアーその2|行き来できるWIC&書斎

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玄関を入ってすぐの洋室は、広さを生かしてWICとワークスペースに。双方の仕切りとして、ワークスペース側に収納を備え付けました。WICとワークスペースはどちらも廊下から入れるので、ぐるっと回遊することができます。

お部屋ツアーその3|バスタイムを格上げする浴室&洗面室

居心地の良さとライフスタイルを重視した家づくり 3LDKの 和モダンリノベ

リビングと同様に、こちらもお気に入りの旅館をイメージ。ガラス張りによって生まれた開放感は、いつものバスタイムを特別な時間に演出します。浴槽も一般的なサイズよりも大きいサイズをチョイス。心身ともにリラックスできる浴室になりました。

また、浴室の壁と洗面台、棚や鏡のフレームは同系色で統一。シックな印象に仕上げました。洗面台の落ち着きあるタイルと暖色系の照明で、心が解ける和モダンの雰囲気を作り上げています。

お部屋ツアーその4|フレキシブルに使えるゲストルーム

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キッチンと和室に囲まれたゲストルーム。家族が増える可能性も踏まえて、室内はあえてシンプルに仕上げました。クローゼットは扉を取り払い、オープンに。天然木の床が温かみある雰囲気を演出しています。

収納で工夫したところ

収納は必要な分だけを作り、それ以外は家具でカバー。備え付け収納は全てオープンタイプの見せる収納です。日本と違いヨーロッパでは、収納に隠す概念はないとのこと。見せたくないものは家具に収納しています。

リノベーションで生まれた収納は以下のとおりです。
 
(1)キッチン
ダイニングとの仕切りになるカウンター。ダイニング側はオープンタイプの食器棚を、キッチン側はワインセラー・キャビネット・ダストボックスを置ける仕様にしました。

(2)洗面室
洗面台下がオープン収納になっています。

(3)WIC
ハンガー掛けを設置し、お二人の洋服を集約しています。

(4)ゲストルーム
クローゼットの扉を取っ払い、シンプルに枕板とハンガー掛け収納にしました。

コスト・スケジュールの決め方

コストやスケジュールで工夫したことはありますか?

「スケジュールは特にありません。コストダウンにつながったのは壁です。リビングは塗装しましたが、それ以外はクロスです。リビングに格子を作らなかったのも、コストダウンになりました。」

内装・インテリアのアイディア

居心地の良さとライフスタイルを重視した家づくり 3LDKの 和モダンリノベ

内装やインテリアのコツを教えてください。
 
「好みを明確にすることが大切だと思います。温かみのあるヴィンテージな雰囲気が好きなので、フローリングは天然木、扉は濃いブラウンで統一しました。

家具を選ぶポイントとしては、妥協して買わないこと。気に入るものが見つかるまでは、その場しのぎで買わないようにしています。」

家づくりを振り返っての反省点

家づくりを振り返って”ここはこうすれば良かった”と思うことがありましたら、教えてください。

「キッチンにパントリーを作らなかったのが反省点。あと、家具の配置と並行して間取りを考えていれば、もっとスムーズに進んだと思いますね。キッチンのタイルもサンプルだけを見て決めたので、事前にショールームや実際に使っている物件へ見に行けば良かったと思います。

それ以外はありません。ライフスタイルを変えることなく暮らせているので満足度が高いです。生活面でのストレスがありません。世界で唯一の家を叶えられたので、本当にリノベーションにして良かったなと思っています。」

まとめ

今回のポイントを見ていきましょう。

1、好きなメーカー品を取り入れられるのか事前にチェック
 
会社によって取り扱いメーカーは異なります。また、確認せずに契約をすると”取り入れるのに、別途工事が必要だった”ということも起こりかねないので必ず事前に確認しましょう。

2、造作カウンターで叶えた理想のキッチン

お二人のライフスタイルを変えることなく、料理を楽しめるキッチン。ポイントは造作カウンターです。カウンターはダイニング側が食器棚、キッチン側はワインセラー・キャビネットに、ダストボックスが入る仕様にしました。

3、床の切り替えでゾーニングしたリビング・和室

リビングは窓際の床を、和室は家具の設置場所の床を切り替えています。一つの空間に違う空間を作りたいときに有効なのが、視覚的なゾーニングです。開放感はそのままに、空間を緩やかに分けられます。

4、動線抜群の回遊できるWIC &ワークスペース

玄関すぐの洋室は、広さを生かしてWICとワークスペースに。室内は行き来でき、どちらも廊下から入れるので回遊できます。洗濯乾燥機をWICに設置したことで、洗濯後すぐに洋服を収納できます。

5、非日常を感じさせる贅沢な浴室&洗面室

ガラス張りにした浴室は開放感が格別です。洗面室と色を揃えて、旅館のような優雅な空間になりました。

6、フレキシブルに使えるゲストルーム

将来子ども部屋としても使えるように、ゲストルームは極力シンプルに仕上げました。プライベートが確保できるようにキッチンと寝室に挟まれた配置もポイントです。


以上の6つのポイントで、理想の住まいとなりました。これからリノベーションする人はぜひ参考にしてみてくださいね。

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