リノベのハウツー
2019.09.04
今が買い時!?中古マンションの相場状況を見極める~市況から~
ここ数年のタワーマンションブームに加え、今年はラグビーのワールドカップが日本で開催され、来年には東京2020オリンピック、パラリンピックが開催されます。今年の7月に実施された第25回参議院議員選挙では自由民主党と公明党などの与党が圧勝し、消費税も10月に10%に増税される予定です。
そこで、これから中古マンション相場がどう変化していくのか、中古マンション相場に影響を与えた過去の要因と今後の要因を相場予測とあわせて紹介していきますので、中古マンション購入のタイミングを検討する時の参考にしてくださいね。
過去の、相場が上がった要因と下がった要因
上がった要因
2013年4月に日本銀行が実施した異次元緩和をきっかけに不動産価格が大きく上昇しました。異次元緩和により金利が下がり中古マンションを購入する際の総支払価格が減少したことが上昇し始める一要因となりました。
この時期は、東京オリンピックの開催地が決定した時期で、外国人観光客が日本に押し寄せて来る時期と重なりました。
下がった要因
反対に、1991年から1993年にかけての景気後退期には、1997年は山一證券、三洋証券、北海道拓殖銀行の経営破綻、2008年にリーマンショックが起り将来の見通しが立たなくなりました。失われた10年とよばれた期間のバブル崩壊の経済的諸影響がありました。
2018年1月は女性専用シェアハウス、かぼちゃの馬車を運営していたスマートデイズ社が経営に行き詰り、保証していたサブリース賃料の支払いが停止し大きなニュースとなりました。
さらに、スルガ銀行による不動産購入時の不正融資が発覚し、続けてレオパレスの不正建設疑惑などが拍車をかけ、中古マンションの価格下落が起きる要因となりました。
今後の、相場が上がる要因と下がる要因
上がる要因
2019年10月には消費税10%の増税が予定されているのですが、同時に住宅エコポイント(次世代住宅ポイント制度)が開始されます。増税による影響を軽減しようと不動産関連メーカーやリフォーム事業会社等がエコポイントに関連した各種キャンペーンを展開してくる事が予想されますので上がる要因だとされています。
更に2020年の東京オリンピック開催、2025年には大阪で日本国際博覧会が開催される事もあり、不動産価格は上がると予測されています。
下がる要因
一方では、2020年の東京オリンピック後の景気後退、これから少子高齢化が更に進んでいくことで、不動産を購入する人が減少すること、日韓関係悪化による景気後退、米中貿易戦争による景気後退などが中古マンション価格が下落していく要因になると予測されています。
まとめ
中古マンションを買うなら、低金利の今が買い時だとか、オリンピック後に不動産価格が下落するので、まだ待った方がいいなどと、専門家と言われる人でも意見が分かれています。
最終的にはいま買うべきなのか、数年待つべきなのかは自分で判断しなければなりません。
中古マンションを購入するタイミングは、政治や経済の動向を予測して、もっとお得に買える時期を探ることも大事なのですが、これから何十年と住むのであれば今後の事はわからないので、自分自身や家族の生活やライフサイクルに合わせて、適切と思ったタイミングで購入するのがおススメするタイミングといえるのではないでしょうか。