リノベのハウツー
2019.08.27
中古物件探し。プロってどうやって物件紹介してくれるの?実際に聞いてみた。
不動産会社は、どのように物件のご提案をするのでしょうか。
ゆくゆくは、家がほしいけれど、まだ調べてないし、丸腰で行っても大丈夫なの?騙されたりしない?営業されない?という不安もつきもの。
今回は、実際にどのように紹介してもらえるのか、聞いてみました。知ることで不安が解消され、よりよい物件探しの一歩になります。物件紹介の方法は不動産会社や個人によっても様々ですが、一つの方法として知っておくとそれが軸になり、不明点も明確にしやすくなります。
目次
最初の希望を聞く
まずは、ざっくりと希望を聞きます。どんなお家がよいのか、広さ・間取り。何人で住む予定なのか、立地・環境の希望はあるのかなど。
その後、お客様のご希望に合わせて、情報をお伝えしていく流れとなります。
では実際にどのような情報をお伝えするのでしょうか。見ていきましょう。
1.適したエリアの坪単価を提示
まずは、駅ごとにいくつか物件を提示してきます。広さや専有面積の希望が合っても、住むエリアが決まってないという人も多いですが、全く問題ありません!
年収や現在の家賃などの収支状況、ローンの借入可能額などを考慮して、適したエリアを提示してくれます。駅ごとにいくつか物件を出したら、平均坪単価を提示してくれます。
不動産会社では、購入する際の住宅ローンのシミュレーションをしてくれるので、それを参考に物件のエリアを絞ることも可能です。もちろん、最初から住むエリアや広さ・間取りが決まっている人でも、現状の収支状況を聞いた上で検討している予算が適しているのかどうかを、シミュレーションで確認することができます。
2.出てきた物件を基準に、希望条件をもとに物件を絞っていく
出てきた物件を、お客様の希望条件を聞きながら絞っていきます。
駅からのアクセス、通勤時間、広さ、間取り、環境など、求める条件をあげてふるいにかけていく作業です。
(※希望条件の整理の方法は、別コラムでご紹介しています)
3.予算と物件価格をすり合わせる
希望する条件がある物件を洗い出したら、その価格と予算を照らし合わせます。
ここで多少予算よりオーバーしたとしても、条件が揃っているなら予算を上げることもあるかもしれないですし、条件を減らして予算内に抑えることもあります。また、思っていたよりも少なく収まる可能性も。
4.希望条件の物件が見つかった→内見、見つからない→沿線や価格を変更
気になる物件はいち早く見に行くことをお勧めします。その理由は、他の人が見て購入する可能性があるから。条件が揃っていて気になるなら、まずは見に行くのが物件探しの鉄則です。
見つからなかった場合は、条件を変更して再度探してみます。求める条件を変更する場合、ポイントになるのは優先順位をつけることです。この時にも、プロの場合は求めるライフスタイルなどを考慮して、優先順位の決め方を一緒に探していきます。
まとめ
まとめると、流れとしては以下のようになります。
ーヒアリング
→坪単価提案
→希望条件ヒアリング
→物件紹介
→物件見学(希望者)
→希望条件の調整、優先順位を決める
坪単価や、相場(別コラムで紹介しています)がわかると、紹介された物件が妥当なのか判断することができます。そういった知識を持っている不動産会社に相談すると良いでしょう。
また、自分の希望条件にあった物件を見学しておくことは、その後の物件探しの基準になるので一度見ておくことをオススメします。