リノベのハウツー
2020.01.11
戸建てにはどんな種類がある?メリットやデメリットもご紹介
家を購入する際、戸建てにするかマンションのような集合住宅・共同住宅にするかで悩むことも多いでしょう。戸建ての中にも様々な種類があります。
ここでは戸建て住宅の特徴や種類別のメリット・デメリットについて解説していきます。
戸建てとは
戸建てとは、一般的に1つの建物や家屋に家族が一緒に住んでいる住宅のことをいいます。一戸建てと同じです。戸建てのメリット・デメリットについてみてみましょう。
戸建てのメリット
戸建てには集合住宅にはないメリットがあります。まず上下の階や隣の部屋に住人がいないため、足音や子供の泣き声などの生活音をあまり気にしなくていいことが挙げられます。土地や建物は全て所有できるため、リフォームや建て替えなどを好きなようにできます。ペットの飼育も自由です。
マンションなどで発生する管理費や修繕積立金、駐車場代といった毎月の出費を抑えられるというメリットもあります。敷地内に駐車場があることが多く、玄関までの距離が近いため荷物の持ち運びが比較的楽にできるのも利点です。
戸建てのデメリット
多くの戸建てには庭があり、その手入れをしなくてはなりません。ガーデニングや庭づくりが好きな人にとっては嬉しいですが、手間に感じることも多いでしょう。また、戸建てはマンションよりも冷暖房費が高めの傾向があります。
マンションなどは監視カメラやオートロックが設備されていてセキュリティ面は充実していますが、戸建てはこのような防犯対策も自身でする必要があります。さらに建物は劣化していくため、そのメンテナンスや修理にかかるお金も準備しておかなくてはなりません。
戸建ての種類別のメリット・デメリット
戸建ての中にも種類があります。どのような種類の住宅があるのか、さらにそれぞれのメリットやデメリットについてもみていきます。
建売住宅
建物が建っている状態で販売されるため、土地と建物をセットで購入します。デザインや間取り、内装は決められています。
メリットとしては、基本的にすでにできあがった状態を見られるため、生活するイメージがわきやすいということです。なかには未完成の状態で、図面やオープンハウスを見て購入することもあるようです。同じような家を複数建てることで資材を大量生産し、コストカットができるため価格が抑えられます。また、土地と建物の価格が明確で分かりやすいです。契約から入居までが比較的短いため、早めに引越したい場合にもおすすめです。
デメリットとしては、すでにデザインや間取りが決まっているため、こだわりたいところも要望が通りにくい点が挙げられます。未完成の状態で販売されている場合もどのような建物にするかは決まっているため、大きな変更はできないようです。
注文住宅
土地と建物をそれぞれ購入し、どのような家にするかは自由に決められます。土地がなければ土地探しからする必要があります。
どのような家にするかを決められるため、自分好みに間取りやデザインをこだわれることがメリットです。使いやすい設備も選べるので、他と同じ家になることなくオリジナルな住宅ができます。こだわると予算オーバーすることも多いですが、反対にこだわらない部分はコストを抑えることも可能です。また、建築途中に実際に現場を見て様子をチェックすることもできます。施工業者にとっては見られるという意識が働き、手抜き工事が減る可能性もあります。
デメリットとしては、こだわりすぎて予算オーバーしやすい傾向にあることです。ハウスメーカーや施工会社、設計事務所などとの打ち合わせにも時間がかかるので契約から入居までの期間は長くなります。また完成した住宅を見てからの購入ではないため、実際に完成した家がイメージと違ったということも起こりえます。
建築条件付き土地
土地の売主が決めた建築会社で家を建てることが決められており、土地を買ったら一定期間内に家を建てる必要があります。
メリットとしては、業者が指定されているため建築会社を探す手間がない点。また売主にとっては家の建設における利益もあるため、土地の価格が相場よりも安いことが多いようです。建売住宅と違い、間取りなどは好きなように決められます。
しかし建築会社が決まっていることで、注文住宅に比べるとデザインなどの自由度は下がります。一定期間内に家を建てる必要があるため、期限を気にしなくてはなりません。
中古住宅
過去に他の住人が使っていた家を土地と一緒に購入します。築年数が2年を超えた家であれば、人が住んでいなくても中古住宅とされます。
新築よりも価格が抑えられるため、限られた予算でも家を探しやすいことがメリットです。建物が古い場合などは、好みの設備や内装にリフォームやリノベーションする楽しさもあります。実際に建っている家を見られるため、生活もイメージしやすくなります。新築にこだわると住みたい土地に家が見つからないこともありますが、中古住宅であれば見つかりやすいです。
デメリットとしては、住宅購入後の保証が手薄になりやすいことです。築年数も大切ですが、それまでのメンテナンス状況によって建物の耐用年数が変わってくるため注意が必要です。設備が古い場合もあり、リフォームや修理をしなくてはならないこともあります。
まとめ
一言で戸建てといっても様々な種類があり、それぞれ違った特徴があることが分かりました。
どのような家に住みたいのか、理想の暮らしを実現するために自身に合った住宅を選びましょう。