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お客様インタビュー

2019.03.05

vol.17【リノベ|インタビュー】原宿×SOHO×大空間/84㎡。空viewをシェアする超オープンキッチン

vol.17【リノベ|インタビュー】原宿×SOHO×大空間/84㎡。空viewをシェアする超オープンキッチン

■この記事の内容は…

□喧騒から離れて、帰ってきたらホッとできる空間をつくりたい
□キッチンは広く、大きく、開放的に
□デザインの細部にこだわることの積み重ねが、洗練された空間へと繋がる


竹下通りから一本中へ。ガヤガヤした喧騒から、家に入ると空気感が変わる。オーナーは「ここに自分が住みたい。住むならこうしたい」という想いで、デザイナーと細部にまでこだわったという。

3面採光の大空間。無垢につつまれ、ホットする瞬間を

vol.17【リノベ|インタビュー】原宿×SOHO×大空間/84㎡。空viewをシェアする超オープンキッチン

玄関を開けると、明るい光と一面の無垢材が出迎えてくれる。原宿の慌ただしさから解放される瞬間。床、キッチンは緑が映えるオーク材。色味を合わせ統一感を持たせることで落ち着く空間となる。天井は高さのある打ちっ放しのコンクリート。この荒々しさと、無垢床の温かさのコントラストが映えるデザイン。

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デザイナーがこだわったのは、この採光を活かすこと。キッチンの奥にはワークスペースがあり、音は閉じつつガラスで光を届ける。3階という高さを活かし、キッチンからもワークスペースからも空を眺めることができる。

オーナーのイメージを具現化する、造作の技術

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約4mあるキッチン天板は、造作によるもの。TAKUMIが以前手掛けたリノベーション事例を見たオーナーが、こんなキッチンが欲しいとリクエストしたもの。奥のワークスペースともフラットになっており、一体感から広さを感じる。

賃貸なのでキッチンを既製品にすることも出来たが、自分が本当に住むという前提に立ち返った時、「やっぱりキッチンは大切」と、造作を決めたそう。

施工を請け負ったTAKUMIは、これまでもデザイナーのこだわりを正しく実現することにこだわってきたという。キッチン扉も全て造作であり、施工上難しい点も多かったがオーナー、デザイナーからのバトンを「どうしたらできるか」を追求することで、実現に至った。

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特筆すべきは、キッチンの床が一段下がっている点。ワークスペースで座った時に、キッチンと目線が揃うようにと計算されている。
また、この家には所々に棚が作られているが、キッチン左の棚はその一つ。フルクローズにせず、オープンにしたのは、そこがお気に入りの場所になったり、何か発見ができる場所として、日々の楽しみがそこにあるようにとデザインされた。

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ワークスペースは個室感がありつつ、窓一杯の光とガラスの仕切りで解放感も備えるつくり。座った位置からは、空を眺めることができる。

空間に広がりを持たせる仕掛け

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キッチン手前の木箱のような場所は、パントリー&冷蔵庫置き場になっている。上部が抜け、広い空間に一体感が生まれるデザイン。

窓一面には、垂れ壁の高さが横一直線に揃っており(垂れ壁はキッチン天井、玄関天井とも高さが揃えられている)、なおかつカーテンボックスに仕上げることで、洗練された印象に。このスッキリした空間デザインが全体に広がりを持たせる。

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奥の部屋にも仕掛けが。左写真を見ると、窓上部の垂れ壁が奥の部屋まで続いているようなデザインで、まるでそこまで窓が繋がっているかのような錯覚に。柱のように見える部分も実は、壁の一部であり、左右にある造作の棚もその効果を後押ししている。

また、ドアが無いような両サイドの壁の作りだが、実は引き戸が隠されている。

こういったシームレスな空間デザインも、また広がりに繋がる一手である。

差し色。広い部分には優しい色。ビビットな色はポイントで

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寝室のウォークインクローゼット。壁の全面に配色するには、白壁・無垢床になじみつつ奥行きを感じさせる、畳を少しくすませたような優しいグリーン。

必要な柱は一面鏡になっており、圧迫感を感じさせない作りになっている。

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ワークスペース天井の掘り下げた内側にも朱色のような赤みのある差し色を。ペンダントライトの赤いラインはトーンを揃えて。

Before→スケルトン

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今回のリノベーションは、もとの状態が老朽化が進んでいたため、一度すべて解体するフルスケルトンの状態からのスタートとなった。

「(TAKUMIの)瀬田さんは、良い意味で職人さんっぽくないんです(笑)」

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これは、リノベーションで大変だったことを伺った際のオーナーの答え。

「物腰が柔らかくて、どんなことも面倒がらずにちゃんと聞いてくれるんです。職人さんてよく頑固とか言われるかと思うんですが、瀬田さんは違うんですよね。」と。

話しやすさから、リレーションがスムーズになると、「伝わってない」などの不一致がおこりにくくなると言われるが、まさに今回の話がそれである。

また、修正点など本来は施主がチェックするのだが、今回は修正が無かったそう。以前に別物件で施工を依頼したことがあったが、修正があったものの、その仕上がりに感動するほどの丁寧さだったという。

まとめ

この部屋は、柱やライト一つ一つすべての箇所に理由がある。

例えば、玄関天井からのリビング側ダウンライトは、ソファを置いたとしても「明かりがちょうどよく照らさせるように」とか、棚を置いたとしても「スポットライトにもなる」とか、そこでの生活を細かく想像して作られているのを随所に感じる。

まさに、オーナーが言う「賃貸だけれど、自分が住みたい家」というのを大切にデザインされた空間である。

担当の声:瀬田 匠(㈱TAKUMI)

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デザイン性の高いリノベーションでした。そのため、施工上難しい部分もあったのですが、「できません」というのは簡単だけど、言いたくなかったんです。やっぱり、どうしたらできるのか?に尽きるように思うんです。

自分自身も、やり遂げたいという想いがあり、オーナーさんや、デザイナー、みなさんの想いを最終的にきちんと形に出来たこと、ご満足いただけたことを嬉しく思います。

■物件データ
規模/構造:RC造 3階建
築年: 1992年5月築(築26年)
対象床面積:83.893㎡
設計:studio KOOK
施工:㈱TAKUMI/Takumi Seta

■施工会社:株式会社TAKUMI
リフォームに強く、業界25年以上の経験を持つ。デザイン性の高い施工に対しても、実現する突破力が強み。
住所:東京都八王子市南町7-7
TEL:042-623-0486
http://takumi-homepro.com/company

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