リノベのトレンド
2018.12.22
今更聞けない、ニトリとIKEA、どっちがいいの?
私たちの生活に欠かせない、家具や生活用品。
皆さんは新生活を始める際、部屋の模様替えをする際、どこでお買い物をされますか?家具や生活用品を販売する業者はとても多く、店舗での販売のみならず、インターネットを介してもたくさんの業者を比較検討し、商品を購入することができます。
そんなとても大きなマーケットの中でも、業績を伸ばし続けているのが、ニトリとIKEAです。
今回は両社の違い、またなぜこの2社が選ばれ続けているのかにフォーカスしてニトリとIKEAを比較して見ました。
目次
ニトリ、IKEAの違い1:店舗
まず両社の大きな違いとして、ニトリは日本生まれの企業で、日本全国に店舗があり、これから海外進出も視野に入れています。
一方IKEAはスウェーデン生まれの企業で、2006年千葉県船橋市に一号店をオープンさせ、日本へ進出してきました。
そのため現在店舗数は、圧倒的にニトリの方がたくさんあります。そのうえ、日本の狭小住宅にも合うようなコンパクトな家具や、日本人が好みやすい白や木目調を基調としたシンプルなデザインのものが多いことが特徴的です。布団やすのこなど、日本ならではの商品があることも魅力ですよね。
IKEAはカラフルな商品が多く、北欧ならではのおしゃれでハイセンスなものが多いことが特徴的です。また、10個セットのコップなど多めの個数でセット販売している商品も多いので、家族で新しくお揃いのものを買いたい、という方にはいいかもしれません。
またニトリでは自由に店舗内を動き回り、商品を手に取り、かごに入れ、最終的にレジまで持っていき購入する、もしくは大きい家具等は後日配送し自宅に届いてから設置までしてもらえる、という日本らしいサービスをしています。
それに比べIKEAでは、店舗内はある程度の順路が決まっていて、在庫がある商品に関しては、たとえ大きな家具であってとしても、最後に組み立て前の商品を受け取ることができ、その日中に自身で組み立てをすることができます。今すぐ必要な家具を購入する場合はIKEAの方が早く手に入るかもしれませんね。自身での組み立てがおっくうという方には、業者の方が設置までしてくれるニトリの方がオススメかもしれません。
私個人的には、持ち帰る手間がない、ニトリの方が便利かなと思ってしまいますが、これは何を買うかにもよりますね。
またIKEAは店内に軽食を取るスペースがあるので、お買い物に疲れたら、少し休憩ができ、長居ができるというのも特徴ですよね。ご家族でお買い物に出かけて、お母さんがお買い物をしている間に、お子さんとお父さんはゆっくり待っていたり、店舗内で過ごせてしまうというところも特徴かと思います。
ニトリ、IKEAの違い2:価格帯
次に、価格です。
ニトリは安い、IKEAは高いなんてイメージがあるかもしれませんが、小さいものであれば、どちらも100円を切るお値段のものから購入できるものになっています。
ベッドやソファーなど、家具類であっても、価格帯が全く異なることはなく、イメージが先行しているかもしれませんね。IKEAは輸入品ということもあり、高くなりがちな価格を、たくさんの工夫で価格が高くならないようにしています。かさばらないように、できる限りに小さくなる設計をし、組み立てはお客様でしてもらうなど、おしゃな北欧らしい家具を手に入りやすくしてくれています。
ニトリは同じ価格帯で、無料配送や組み立てもしてくれたりと、日本の企業らしいサービスも充実していますね。安いイメージですが、同じ価格で、手厚いサービス受けられるのは日本人としては嬉しいですよね。さらには庶民価格となっており、質は高くするが価格は下げるという企業努力をしています。材料費が上がるようなことがあっても、コストダウンできる工夫をしながら、以前より値下げとなる商品もあるくらいです。ニトリは庶民価格となっており、質は高くするが価格は下げるという企業努力をしています。
IKEAはお洒落なインテリアを求める人のニーズがあるため、ニトリと比べると価格はやや高めになっています。価格が高いのはデザイン料も含まれるのかもしれません。
ニトリ、IKEAの違い3:会社の違い
■IKEAについて
IKEA(イケア)は1943年にスウェーデンで設立された世界最大の家具販売店。世界30以上の国と地域に250店舗以上を設け、その従業員数は10万人以上。最大の特徴は優れたデザインで低価格であり、郊外に大規模な店舗を構える手法をとり、日本では現在は8店舗、2020年までには14店舗になると計画されています。さらに、IKEA(イケア)で販売される家具は、顧客自らが家具の運搬・設置・組み立てを行う「DIY(Do It Yourself)」方式を前提とし、安価な素材を自分で加工するため、予算が抑えられ、さらに家具やインテリアを買うよりも、満足感や達成感が得られるのが魅力です。
■ニトリについて
「お、ねだん以上、ニトリ」で知られるニトリは、家具・インテリアなどの「ホームファニチャー」と、インテリア雑貨やファブリック、キッチン用品や生活用品などの「ホームファッション」をトータルコーディネートすることで、わたし達の暮らしに豊かさと楽しさを提供しており、根強い人気を持っています。近年は都心の駅に近い商業店舗への出店も進めており、注目を集めています。さらに、ほとんどの商品は、企画から原材料選び、製造、物流、販売までを自社で行い、他社との差別化を図っています。そのため、リビング・ダイニング・寝室、そしてキッチン・バス・トイレで使われる日用品に至るまで、種別・素材を超えたコーディネートを実現しています。
家具を買うなら
ニトリとIKEAそれぞれ家具の特徴が異なるため、どちらを選ぶべきか迷う方もいると思います。
それでは、それぞれマットレス、時計、カーテンで比較してみます。
■“最高品質のマットレスを買うならIKEAよりニトリ?”
ニトリでのマットレスは、10,000円から売られています。やわらかめやかためなど寝心地も選べて、コイルやウレタン、テラックスなどマットレスの素材も選べるようになっています。シーリー社製の高級タイプも選べるのが特徴です。
IKEAはベビー用マットレスも売られており、サイズが豊富なのが魅力でしょう。ソファベッド用も売られています。
時計も家具の一部!おすすめショップは……
ニトリの時計やシンプルなもの、木製でナチュラルなタイプ、動物をモチーフにしたものなど、インテリア製が高いものが多く扱われています。IKEAの時計はカラフルで子ども向け商品から、コンパクトサイズまでそろっているのが特徴です。
ニトリ、IKEAの違い4:店舗数
ニトリは日本の企業であるため、IKEAと比べて店舗数もニトリの方が多くなっています。
もともと北海道から進出した企業ですが、今では関東地方や沖縄まで進出しており、海外拠点もある企業です。どの地域でも利用しやすいのは数が多いニトリの方。
IKEAは店舗数が少ないものの、世界最大級の家具量販店といえる存在で、日本でもその店舗数を増やしています。もともとはスウェーデンのお店で、世界的にも知名度があるのが特徴です。
ニトリ、IKEAの違い5:ターゲット層
比較していると、両社が考えているターゲット層が少し違っているのかな、ということが見えてきます。ニトリは店舗数も多く、サービスが充実していたり、より身近な存在として独身層、ファミリー層、シニア層などほぼ全ての世代を網羅しています。
一方IKEAは店舗数がニトリに比べ少ないのですが、自分で組み立てて、北欧の空気感を部屋に取り入れたい方に向けて、おしゃれな北欧生活を提案しています。
以上のことを踏まえると、両社の価格帯はかぶっていますが、きちんと住み分けができています。安心安全はニトリ、嗜好品はIKEAでなんて構図でしょうか。
ニトリ、IKEAの違い6:商品比較
■ニトリの人気商品「スキレット」
一つ目の厳選商品に口コミで人気商品になったニトリの商品にスキレットがあります。スキレットとは鋳鉄製のフライパンのことで、自然に鉄分の補給ができることや熱効率がよいなどのメリットがあります。
ニトリのスキレットは15cmと19cmの二種類のサイズがあり、通称「ニトスキ」と呼ばれています。一般的なスキレットは一つ2000円くらいしますが、ニトスキは500円台なので家族の人数分購入することも可能です。家族の人数分購入すればハンバーグなどを焼いた時にお皿代わりとしてそのまま食卓に出すことができます。またニトスキでパンケーキを焼くとふっくらとした仕上がりになります。見た目がいいのでインスタ映えする商品なのではないでしょうか。
■ IKEAの大人気ワゴン
「あっ!これ見たことある〜!」という方も多いでしょう。SNSなどで見かけるたび「良いな〜素敵だなぁ〜」と惹きつけられる大人気IKEAのワゴン。シンプルな鉄製のワゴンで、カラーはベージュやターコイズ、ブラック、オレンジなどお好みのカラーを選ぶことができます。正式名称はRÅSKOG(ロースコグ)キッチンワゴンで、主にキッチン用品の収納に向けてですが使い方は様々です。
ワゴンに掃除用品をまとめて収納する使い方もあります。とくに床掃除をしたい時など、下の段に少しの水を張ったバケツを用意しておけばいちいち雑巾を濡らしに行く手間が省けます。
また掃除用品独特のカラフルなパッケージをあちらこちらに収納するのが気になっていた方にもおすすめ。ひとつにまとめることで、インテリアの邪魔になりません。掃除をしたい場所にそのまま運べるメリットはとても大きいですよね。小さなホウキとチリトリを横にかけておくこともできそうですね。
■ニトリ キッズ収納ラック
散らかりやすい絵本やおもちゃを一か所にまとめて収納したいと思う方におすすめの商品です。上段に絵本も収納でき、下の部分におもちゃが収納できます。おもちゃ収納のボックスにはキャスターがついているので、そのまま運んで遊んだり片づけたりがしやすいです。デザインも子ども部屋にぴったりです。
■IKEA 子供のおもちゃ収納TROFAST(トロファスト)
IKEAの収納家具の中でも、TROFAST(トロファスト)は子供用の衣類や雑貨、そしておもちゃをしまっておくのに適した収納ラックとおもちゃ箱のシリーズ。大小様々な引出し式のボックスが棚にぴったり収まるので、子供たちの使うものを効率的に収納できます。ボックスは豊富なカラーバリエーションがあるので、インテリアにマッチしたおしゃれなコーディネートもしやすいです。
まとめ
以上のことを踏まえると、自社のカラーや目的をしっかりともち、その理念のもと、日々成長を続けることができているが両社の強みであることは間違いなく、日本のみならず世界において今後も業績を上げ続けることができるのではないか、と思います。
また、ニトリもIKEAも人々に寄り添い、生活をより豊かなものにしていきたいと考えている企業であるということは同じです。今後もたくさんの魅力的な商品を生み出してくれることと思いますので、おしゃれな暮らしにエッセンスを入れるために、チェックしていきましょうね!