リノベのハウツー
2022.02.05
リノベーションでローンを組むなら一体型ローンがおすすめ!特徴や注意点を徹底解説
中古物件を購入してリノベーションするにあたって、多くの方がローンの利用を考えているのではないでしょうか。リノベーションでローンを組む際には、物件購入費用+リノベーション費用を一括で借り入れる一体型ローンがおすすめです。今回は、リノベーションで活用したい一体型ローンの特徴や注意点について詳しく解説していきます。
リノベーションでおすすめの一体型ローンとは?
中古物件を購入するにあたっては、大半の方が住宅ローンを借り入れます。そして購入した物件をリノベーションするときには、別途「リフォームローン」と呼ばれるローンを借り入れるのです。これだと、住宅ローンとリフォームローンをそれぞれ別のローンとして融資を受けなくてはならないことになります。
これに対し、物件購入費用+リノベーション費用を一括して借り入れられるのが「一体型ローン」です。一体型ローンはリノベーション費用も含んで借り入れるタイプの住宅ローンであり、住宅ローンと同じような特徴を持ち合わせています。
一体型ローンの特徴
一体型ローンは住宅ローンであるという話をしましたが、どのような特徴があるのでしょうか。具体的には次のような点が特徴として挙げられます。
・リフォームローンに比べて金利が低い
・返済期間は最大35年であり、長期で借り入れられる
・リフォームローンに比べて月々の返済額を抑えられる
・諸条件を満たせば、住宅ローン減税の対象になる場合がある
・土地や建物を担保にするため、抵当権を設定しなくてはならない
・無担保が多いリフォームローンに比べて審査が厳しい傾向にある
一体型ローンは金利が低く借り入れられる期間が長いため、中古住宅を購入してリノベーションしようと考えている方にとっては、メリットの多いローンと言えるでしょう。ただし、住宅ローンと同様、ローン審査が厳しめである点や抵当権を設定しなければならない点などは注意が必要です。
一体型ローンとリフォームローンの違いとは?
リノベーションに使えるローンとしては、一体型ローンのほかにリフォームローンがあります。金利や返済期間の面では一体型ローンのメリットが大きいと言えますが、両者にはどのような違いがあるのか、2つの観点から見ていきましょう。
借り入れられる用途が違う
そもそもリフォームローンは、リフォームやリノベーションの費用単体で借り入れるためのローンです。実施するリフォームやリノベーションの内容に関わらず、比較的広い用途で使用できますが、当然物件購入の目的で借り入れることはできません。
一方、一体型ローンは物件購入費用+リノベーション費用を一括して借り入れる場合のみに使えるものであり、リフォームやリノベーションのみ行う場合には借り入れられません。例えばすでに所有している物件をリフォーム・リノベーションする際には、リフォームローンを検討する必要があるのです。
ローンの借り入れやすさ
リフォームローンと一体型ローンは、借り入れやすさという点でも違いがあります。先ほど紹介したとおり、リフォームローンは無担保型の商品が多く、借り入れに必要な手続きや審査も比較的スピーディーに進められます。リフォームローンは、緊急で修繕をしなければならない場合など、融資をなるべく早く受けたいような場面でも使いやすいと言えるでしょう。
対する一体型ローンは、住宅購入時に借り入れるローンです。リフォームローンに比べ、抵当権設定などの手続きやローン審査にある程度の時間と手間を要します。また、取り扱っている金融機関も限られています。
押さえておきたい一体型ローンの注意点
中古住宅購入+リノベーションを合わせて検討している方にとってはメリットの多い一体型ローンですが、検討するにあたって認識しておきたい注意点があります。
それは、一体型ローンでは、金融機関による本審査時にリノベーション費用の見積もりも提出しなければならないということ。
住宅ローンとリフォームローンを別で借りるのであれば、住宅ローンの本審査は物件価格だけで申し込めます。一方、一体型ローンはリノベーション費用も含む借り入れとなるため、あらかじめリノベーションプランをある程度固めた上で、本審査時までに見積もりを用意しなければなりません。購入を検討している中古物件が人気物件の場合、見積もりに時間がかかってしまうと他の購入希望者に先を越されてしまう可能性もあるでしょう。
つまり、一体型ローンを利用するのであれば、物件探しと並行してリノベーションプランを検討する必要があるのです。そのため、物件探し〜資金計画〜設計・施工までワンストップで手がけるリノベーション会社に依頼するのがおすすめです。
ワンストップ・リノベーションを手がけるリノベ不動産では「ローン相談会」を開催していますので、気になる方は参加してみるのもいいでしょう。
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まとめ
一体型ローンを利用すれば、中古物件購入費用とリノベーション費用を一括して借り入れられます。リノベーション費用のみを借り入れるリフォームローンに比べ、低金利・長期間で借り入れることができるため、月々の返済額を抑えられるおすすめのローンです。
ただし、一体型ローンの利用にあたっては、物件探しと合わせてリノベーションプランも検討しておかなければならない点は要注意。一体型ローンを組みたいと考えている方は、ワンストップ・リノベーションを手がけるリノベーション会社に相談してみてはいかがでしょうか。