リノベのハウツー
2020.05.05
フルリノベーションのメリットとかかる費用を紹介
快適な暮らしを手に入れるひとつの方法は、自宅のフルリノベーションです。愛着のあるマイホームで快適な暮らしを手に入れられると人気が高まっていますが、「どのくらいの費用がかかるのかわからないので心配」という方もいるようです。
そこで今回は、自宅をフルリノベーションした場合の費用について紹介します。加えて、フルリノベーションを依頼するときの注意点もまとめました。リノベーションに興味のある方は参考にしてください。
フルリノベーションにかかる費用
建物の広さや設備に工事の規模によって異なりますが、フルリノベーションにかかる費用の目安は以下のとおりです。
(参照:リショップナビ 「リノベーション・スケルトンリフォームの費用・事例!施工箇所別の価格相場は?」)
一戸建てのフルリノベーションの費用
一戸建てのリノベーションについては、断熱工事や耐震補強工事、水回りの位置の移動などを行うと費用がかかります。また、屋根や外壁などの工事を一緒に行う場合は、足場を組む必要があるため、費用が高くなるので注意が費用です。
マンションや団地のフルリノベーションの費用
マンションや団地については、管理規約にのっとってリノベーションする必要があります。そのため、建物の構造によっては、水回りの移動や間取りの変更が難しい場合もあります。また、資材のグレードや使用する設備によっては、費用がかかることもあるので注意しましょう。
ワンルームマンションのフルリノベーションの費用
ワンルームマンションのフルリフォームは、既存の設備がコンパクトであるため、マンションや一戸建てのリノベーションよりも安い傾向にあります。ただし、デザインにこだわったり、トイレと浴室を別にするといった水回りの移動をしたりする場合には、費用がかかることもあるので注意しましょう。
フルリノベーションの費用を抑える方法
フルリノベーションをする場合でも、費用はできる限り安く抑えたいものです。ここでは、安く抑えるための2つのポイントを紹介します。
施工会社を慎重に選ぶ
リノベーションの費用は、業者によって異なります。そのため、施工する業者を慎重に選ぶようにしましょう。加えて、業者によって得意な分野と不得意な分野があります。目的に合った業者を選ぶことでも、費用を抑えることが可能です。
リノベーション工事を行っているおもな業者として以下のものがあります。
*住宅メーカー
大手のハウスメーカーでは、一戸建てやマンションのフルリノベーションを行っています。住宅メーカーは知名度が高いので安心感があるというメリットがあります。また、耐震工事やバリアフリー工事など、すべての工事が可能です。
一方で、ほかの業者よりも費用が高いというデメリットがあります。そのため、リノベーションを依頼するときには、どのくらいの予算なのかをはじめに伝えておくとよいでしょう。
*建設会社
建設会社は、木造や鉄筋コンクリート、鉄骨といったすべての構造に対応しています。そのため、古い住宅をリフォームするときにはおすすめです。また、間取りの変更などの大規模なリノベーション工事にも対応できるという強みもあります。
ただし、建設会社はデザイン設計といったものには対応していないことがあります。そのため、業者によっては、設計会社へ別途依頼しなければならないケースもあります。
*リフォーム専門会社
リフォーム専門会社では、おもに小規模なリフォームに対応しています。バリアフリーや耐震などの工事には対応していない場合もありますが、壁紙の貼り替えやフローリングの変更、ユニットバスやキッチンの交換には対応しています。
資材のグレードを検討する
リノベーションの費用は、資材のグレードによって大きく変わります。資材の中には、性能自体は変わらないというものもあります。デザインを重視するのかコストを重視するのかを検討し、目立たない部分については、安い資材を利用することで費用を抑えられるでしょう。
まとめ
フルリノベーションの費用は、一戸建てのリノベーションで500~2,000万円、マンションのリノベーションで300~900万円です。ただし、屋根や外壁の工事、水回りの移動などを行う場合には、さらに費用がかかることもあります。
フルリノベーションの費用を抑えるには、施工会社を慎重に選び、資材のグレードをよく検討することです。家族で慎重に話し合いながら、満足のいくリノベーションを行いましょう。