リノベのハウツー
2020.12.02
トイレとタイルの相性はバッチリ!トイレ×タイルのメリットや事例を一挙紹介
家族全員が毎日使う場所であるトイレは、住まいの中でも大切な場所の一つ。使用頻度が高く、汚れや臭いが気になる場所でもあります。そんなトイレでは、床や壁にタイルを用いる家も多いですよね。トイレにタイルを使うことは、機能面・デザイン面などさまざまな点から理に適っているのです。
今回は、トイレにタイルを使うおすすめの理由や意識したいポイントを解説。さらに、トイレの床や壁にタイルを使ったインテリア事例もご紹介していきます。
トイレにタイルがおすすめな理由とは?
まずは、トイレにタイルを使うのがおすすめな理由を挙げていきます。結論から言えば、トイレにタイルを用いるのは効率的かつスタイリッシュなのです。
耐水性・防汚性に優れていて掃除がしやすい
おすすめな理由の1つ目が、耐水性や防汚性に優れていて掃除がしやすいからというもの。トイレは汚れや水ハネが気になる場所であり、定期的な掃除が欠かせません。木材や石材だとシミになってしまうこともありますが、タイルであればサッと水拭きすればOK。床にも壁にももってこいの建材と言えるでしょう。
耐久性が優れていて経済的
おすすめな理由の2つ目として、耐久性が優れているという点が挙げられます。フローリングなどと比べ、タイルは硬く衝撃に強い素材。特に磁器タイル・セラミックタイルであれば、スマートフォンや本などを落としても傷がつきにくくなっています。メンテナンスがしやすい上に耐久性も高いため、長年使い続けられる経済性の高さも特徴です。
デザイン性が優れている
高級ホテルやレストランのトイレを思い浮かべると想像がつきやすいですが、タイルは高級感や重厚感が出やすい素材。トイレの壁や床に用いることで、ワンランク上の雰囲気を演出することができます。また、表面に艶のあるもの以外にも大理石調のもの、石材を模したものなどデザインのバリエーションが豊富なのも特徴。組み合わせによっては、ポップなイメージや爽やかな印象を生み出すこともできるのです。
トイレのタイルを選ぶ上で意識したいポイント
タイルがトイレの壁や床におすすめの建材であることがわかったところで、次にトイレのタイルを選ぶ上で意識すべきポイントを見ていきましょう。
床に使うタイルは冷えにくいものを選ぶ
トイレの床にタイルを使うデメリットとして、冷たくなりがちという点があります。素材によって、冬場はキンキンに冷えてしまうこともあるので要注意。トイレの床にタイルを使う場合には、冷たくなりにくいタイプのタイルを選ぶといいでしょう。
メンテナンス性を重視するなら目地の狭いタイルを選ぶ
タイルと一口に言っても、1枚ごとの大きさや貼り方は多種多様です。注意したいのは、タイルとタイルの間にある目地の広さ。いくらタイルの耐水性や防汚性が高くても、目地に汚れが染み込んでしまうと掃除が大変です。デザイン性を優先するなら話は別ですが、メンテナンスのしやすさを求めるなら目地を狭くするのがおすすめ。
機能性の高いタイルを選ぶと快適性が向上する
タイルの中には抗菌や防臭といった高い機能性を持った製品もあります。トイレ空間の快適性をアップしたい場合には、こうした高機能製品を選ぶといいでしょう。
トイレの床にタイルを使った事例
それでは、最後にタイルを使ったトイレインテリアの事例をご紹介していきましょう。ここでは、床にタイルを使った事例・壁にタイルを使った事例を2つずつ見ていきます。
床の事例1:タイルの組み合わせで可愛らしさをプラス
床にタイルを使った1つ目の事例は、スカイブルーのアクセントクロスが印象的なトイレの床に、モノトーンの小さな亀甲タイルを使用しています。白いタイルをベースに、黒いタイルで小さな花のような柄を作り上げているのがポイント。タイルは高級感だけでなく、可愛らしさやスタイリッシュさといった独自の世界観を演出するのにも効果的であることがわかりますね。
(事例:リノベ不動産「くつろぎのカフェスペース」)
床の事例2:個性的な空間をタイルで引き締める
床の事例2つ目にご紹介するのは、色柄が個性的なクロスで囲まれたトイレ空間です。印象が強いサイドの壁紙クロスと奥の鮮やかなローズカラーのアクセントクロスだけではゴチャゴチャしてしまいそうですが、床に石目柄の大きめ亀甲タイルを配することで、空間が絶妙に引き締まっています。遊び心のある壁紙を使用した時には、素材感のある床タイルを用いるとバランスが取りやすくなるのです。
(事例:リノベ不動産「ママを中心に集まるダイニングキッチン」)
トイレの壁にタイルを使った事例
今度はトイレの壁にタイルを使った事例も2つご紹介していきます。床に使うのとは異なる魅力がありますよ。
壁の事例1:奥の壁でマテリアル感を醸成
まるで秘密基地のような雰囲気のトイレ。アクセントになっているのが、奥の壁に配した石目柄のタイルです。あえて目地を広くすることにより、洞窟や石垣のようなマテリアル感を演出しています。部屋全体がブルックリンスタイルをテーマにしており、トイレも住まい全体の世界観を忠実に踏襲していると言えるでしょう。
(事例:リノベ不動産「Brooklyn Style〜大好きな自転車と暮らす家」)
壁の事例2:細かなタイルは主張しすぎないアクセント
このトイレは、奥の壁に細かなタイルを使用しています。タイルの大きさが大きくなるほど主張が強くなるものですが、小さなタイルを使用すると主張しすぎない絶妙なアクセントになるのです。白い壁だけだとシンプルで寂しいという時には、奥の壁にタイルを使用するというのも有効。壁紙クロスの中に異なる素材であるタイルを配すると、素材感でアクセントをつけることもできます。
(事例:リノベ不動産「私、今生きてるなと感じる部屋」)
まとめ
トイレにタイルを用いることは、機能面だけでなくデザイン面から考えても効果的であるということがおわかりいただけたのではないでしょうか。一般的なトイレインテリアでは、白い壁+フローリングやクッションフロアという無難な選択になりがち。トイレインテリアにこだわりたいなら、どこかにタイルを入れてみると理想的な世界観を演出できるかもしれませんよ。