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2020.12.03

トイレが流れにくい時に確認したいこと〜考えられる要因と対策法

トイレが流れにくい時に確認したいこと〜考えられる要因と対策法


ある日突然トイレの流れが悪くなってしまった、あるいは詰まってしまったという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。生活の中で使用頻度の高いトイレは、何かとトラブルが発生しやすい箇所でもあります。トラブルが発生した際には、トイレの詰まりの原因を明らかにして適切に対処することが大切です。

そこで今回は、トイレが流れにくい原因と対策法について解説。最近トイレの詰まりが気になるという人は必見です。
 

トイレが流れにくい原因は大きく分けて2つ

トイレが流れにくいと感じる時、主に2つの原因が考えられます。どちらに起因するかによって、対処法が異なってくるのです。

原因1:タンクの水位が低いから
トイレが流れにくいとなると、直感的に便器が詰まっていると考えがち。しかし、実際にはトイレタンク内部に問題があるというパターンもあります。

トイレタンクの仕組みは意外と単純で、内部に入っている浮玉の浮き沈みによって水位を調節。浮玉が下がっていれば給水、定位置まで上がってくれば止水することで、タンク内の水位を一定に保っています。タンクの底にはフロートバルブという栓がついており、流水レバーを操作することでフロートバルブが外れて水が流れるという仕組みです。

例えば浮玉が破損して上手く機能しなくなっていたり、フロートバルブと流水レバーを繋ぐ鎖が緩んでいたりすると水量が適量よりも少なくなり、トイレが流れにくくなってしまいます。また、経年変化で水位設定自体が下がっていることもあるので要注意です。


原因2:便器が詰まってしまっているから
当然のことながら、便器が詰まってしまって水が流れにくいということもあります。一度にトイレットペーパーを大量に流してしまったということもあれば、中にはトイレに流してはいけないもの(水に溶けないもの)を流してしまったという可能性もあるでしょう。

排水管に繋がる便器内の排水路が詰まっている場合は比較的対処しやすいのですが、奥の排水管で詰まっている場合はなかなか対処しづらいというのが実情。これについては、後ほど対策法の項で詳しくご紹介します。
 

原因を特定するポイントはタンクの水位

トイレが流れにくい時に確認したいこと〜考えられる要因と対策法


トイレが流れにくい原因としては、大きく「タンクの水位不足」「排水路・排水管の詰まり」という2つがあるとお伝えしました。それでは、2つの原因のうちどちらなのかを特定する方法について考えてみましょう。

簡単に特定できる方法としては、タンクの上部を開けて中を見てみるという方法が挙げられます。大半の製品ではタンク上部の蓋を簡単に取り外すことができるので、トイレの流れがイマイチだと感じた時にはタンク内部を見てみるのがおすすめ。

タンク内部には、水があふれてしまわないよう「オーバーフロー管」という排水管が設けられています。通常の水位はオーバーフロー管の2〜3cm程度下。水位がこれを大きく下回っている場合は、水位不足によってトイレが流れにくくなっていると考えられます。

水位が下がっている原因としては内部の部品が破損している、水位調節が変わってしまっているといった可能性があり、それぞれに応じた対応が必要です。こういった異常が見られないのであれば、排水路もしくは排水管の詰まりによってトイレが流れにくくなっている可能性が高いでしょう。
 

原因ごとの対策法を紹介

次に、原因ごとの対策方法について解説していきます。対策を講じるにあたっては、前にご紹介した方法であらかじめ原因を特定しておきましょう。


タンクの水位が原因なら部品交換あるいは水位調節
まずタンクの水位が原因であると認められるなら、タンク内の部品が破損していないかどうか確認する必要があります。先ほどご紹介した通り、浮玉の破損やフロートバルブとレバーを繋ぐ鎖の緩みなどは、水位の低下を引き起こす要因の一つです。築古物件ではトイレも経年劣化していることがありますので、部品の交換を検討するといいでしょう。

部品に特段の問題がないのに水位が低下しているのであれば、水位調節リングを操作して水位を上げればOK。操作方法は機器によって異なりますので、取扱説明書を確認して操作します。


排水管の詰まりが原因ならラバーカップを活用
排水管の詰まりが原因である場合には、通称「スッポン」とも呼ばれるラバーカップを活用するのがおすすめです。ラバーカップは和式用と洋式用があり、先に出っ張りがあるのが洋式用ですので間違えないようにしましょう。

ラバーカップは、真空を生み出すことで詰まりを引っ張り出す道具です。止水栓を閉めて水を止め、水が溢れそうになっている場合は汲み出し、便器内に水がほとんどない場合には水を足します。程よい水量がある状態で、ラバーカップを使って排水路の詰まりを引っ張り出せば詰まりは解消。なお、ラバーカップが使える詰まりは大量のトイレットペーパー、排泄物といった水に溶ける・流れるもののみである点に要注意です。
 

自力で直せない時は業者へ依頼しよう

トイレが流れにくい時に確認したいこと〜考えられる要因と対策法


排水路や排水管に詰まりが生じている場合、水に溶ける・流れる詰まりであればラバーカップで対応可能です。一方、水で流れないもの(携帯電話といった固形物など)を流してしまった時は、ラバーカップを使用するのは危険。

なぜなら、ラバーカップで詰まりが解消された後、そのまま排水管まで流れていってしまうリスクがあるからです。仮に排水管で詰まってしまうと、より大がかりな解消工事が必要になる危険性もあります。

こうしたことから、自身で直すことが難しいと考えられる場合には、早めに業者に相談するのがおすすめです。
 

まとめ

今回は、トイレが流れにくい時の原因や対処法についてご紹介してきました。トイレが突然流れにくくなるとパニックになってしまいがちですが、まずは原因を正しく理解することが大切です。原因が明確にわからない場合には、自己判断ではなく、プロに判断を委ねて適切な処置を施すよう意識するといいでしょう。
 

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