リノベのハウツー
2020.02.23
二段ベッド?カーテン?子供部屋の間仕切りアイディア集
子供が成長して個室を欲しがっているけれど、子供部屋が一つしかなくて困っているという方、また、将来的に子供が増える予定があるけれど、部屋の数が足りないという方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時の解決法が、既存の子供部屋を間仕切りで分割するという方法です。そこで今回は、子供部屋の役割を解説した上で、二段ベッドやカーテンなど間仕切りのアイディアをご紹介していきましょう。
成長に応じて変わる子供部屋の役割
当然ながら子供は成長していきますから、必要とされる子供部屋の役割も成長に応じて変化していきます。
たとえば、幼児の頃は、親と一緒にいたいという子も多いですし、親としても常に目の届くところにいてほしいでしょう。そうなると、個室としての子供部屋の必要性がないかもしれません。将来に備えて、子供の服やおもちゃを収納するスペースとして用いてもよいでしょう。
小学校低学年ぐらいになると、中には一人のスペースが欲しいと感じる子も出てきます。一方で親と一緒にいたいという子もいますから、子供の性格などによっても子供部屋の役割が変わってくるでしょう。
また、異性の兄弟姉妹の場合、この頃から「それぞれの部屋に分けて欲しい」と思い始めるかもしれません。
そして、思春期の入り口にあたる小学校高学年ぐらいには、多くの子供が自分専用の個室を欲しがるのではないでしょうか。
このように「子供部屋」と一口に言っても、子供の性別や年齢・性格などによって多種多様な役割を持つものです。さらに、前提として家の間取りによる制限もありますから、一人ずつ専用の個室を設けようとしても難しい場合もあるでしょう。
間仕切りの重要性
住宅金融支援機構が2019年4月に実施した調査によると、民間住宅ローンを利用した20代・30代の6割以上が、住宅取得動機として「子供や家族のため、家を持ちたい」という理由を挙げています。
(参考:住宅金融支援機構 2018年度 民間住宅ローン利用者の実態調査【民間住宅ローン利用予定者編】(第2回))
それだけ多くの家庭にとって、子供の成長というのは住宅選びに大きな影響を及ぼしていると言えるでしょう。
子供の成長により子供部屋が複数必要になった時、部屋数の多い住宅に引っ越せるならば問題ありませんが、必ずしもそうはいきません。部屋数や広さに制限がある場合、一つの部屋を分割しなければならないこともあります。
分割するために壁を立てたりドアを増やしたりするとなれば、大規模な工事をしなければなりません。そうした時に有効な方法が、間仕切りで仕切る方法です。
二段ベッドにアコーディオンカーテン〜間仕切りのアイディア
それでは、簡単に子供部屋を分割する方法とはどのようなものなのでしょうか。ここからは、間仕切りのアイディアを3つご紹介していきましょう。
二段ベッド
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一つ目にご紹介するのは、二段ベッドを間仕切りとする方法です。
通常の二段ベッドは上段に登るハシゴが設けられていて、上段・下段ともに同じ方向から入ることができます。ただ、上段と下段を左右違う方向から入るようにすれば、間仕切りとして使用することが可能です。
また、上段と下段それぞれに仕切り板やカーテンを設置すればお互いの部屋が見えなくなるので、わざわざ壁を設けなくても2つの部屋に分割できます。ベッドの下を引き出し収納にしておけば、左右の部屋から使用可能な収納スペースとなるので、狭い部屋でも有効に活用できるでしょう。
可動式の収納棚
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つづいてご紹介するのは、収納棚を間仕切りとする方法。
キャスターなどがついた可動式の収納棚とすることで、子供が小さい時は壁につけて広い一部屋として使い、子供が大きくなったら部屋の真ん中に置いて間仕切りとして使う、などの柔軟な使い方が可能です。2つの棚を入れ子にして置けば、左右の部屋それぞれで収納スペースとして使用できます。
アコーディオンカーテン
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カーテンで部屋を分割する場合は、アコーディオンカーテンを使用するのが有効です。
アコーディオンカーテンは通常のカーテンに比べて重みがあるため、専用のレールを設置する必要がありますが、その分しっかりと部屋を仕切ることができます。また、開閉が簡単なため、子供が将来独立して使わなくなった時、再び一つの部屋として有効活用できるのもメリット。
一方で、他の方法に比べて防音性が低いのがデメリットです。特に受験生の子供がいる場合や、異性の兄弟の場合、お互いの出す生活音が気になってしまうこともありますので注意が必要でしょう。
>まとめ
今回は、成長に応じた子供部屋の役割の変化や、二段ベッドなど具体的な間仕切り方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
子供一人ひとりの個室を与えてあげたいという親心はあっても、部屋数や面積の制限から難しい場合もあります。そんな時には、間仕切りで部屋を分割することを検討してはいかがでしょう。
この記事の内容を参考に、お子さんに合った子供部屋のあり方を考えてみませんか。