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リノベのハウツー

2022.05.18

マンションの間取りを自由に!リノベーションで実現した暮らし

マンションの間取りを自由に!リノベーションで実現した暮らし

マンションにおける間取りの変更は、戸建住宅のように自由に変更できるわけではありません。構造や耐震性に影響する柱や壁などは取り払うことはできないことになっています。また、共用部とつながる配管類も自由に位置変更できるものではありません。

さらに、各マンションにはマンション管理組合が存在し、マンションのリノベーションも管理組合の規定を遵守した上で行う必要があります。

これらの理由から、マンションにおける間取りの変更は戸建の場合と比べて大きく制約を受けてしまいます。とはいえ、これらの制約条件に影響を与えなければ、マンションであっても基本的に自由にリノベーションできるものです。

マンションでの間取り変更リノベーションはどういったものがあるのか、具体的に見ていきましょう。

 

マンションの間取り変更はどこまでできるの?

マンションの間取りを自由に!リノベーションで実現した暮らし

マンションの間取りは、構造上の問題およびマンション管理規定からの制約条件を除けば、ほぼ自由に変更できると考えてよいでしょう。取り壊し不能な柱や壁等がある場合でも、リノベーションのアイディア次第では、より魅力的な間取りに仕上がることもあります。むしろ制約条件を活かした独自のスタイルを築けるのも、マンションリノベーションならではの利点です。

大がかりな間取りの変更であれば、すべての内装を一旦取り外し、間取りの再構築を図ることも可能です。構造上に影響を与えない範囲の壁の取り壊しや、技術的に問題のない給水・排水管の移動も可能ということになります。

中古物件を購入しリノベーションを行う場合は、購入する物件の構造により、リノベーションの制約範囲も変わります。例えば、ラーメン構造とブレース構造で利用できる空間の大きさや広さも変わります。中古物件を購入する際には、物件の構造も含めて検討することで、リノベーションをよりスムーズに行うことができます。

最近の傾向では、リビング・ダイニングおよびキッチンの間に壁を設けず、これらが一体となった広々とした間取りが人気です。例えば、キッチンには対話型スタイルを取り入れることにより、料理中でも家族や友人とコミュニケーションを取ることができるので、料理することが楽しくなります。もちろん一人暮らしであっても、過ごす時間の長い空間はより広くしたいものです。

マンションの間取りを自由に!リノベーションで実現した暮らし

築25年以上のお部屋もリノベーションによって広々とした3LDKに


中古物件を購入後にこのような間取りのリノベーションを行う場合は、構造上可能かどうか中古物件を購入する際によく検討してみる必要があります。

一般的に築25年以上の古めのマンションは、当時のスタイルから部屋の間取りを壁などで細かく区切る施工法が中心だったことが背景にあります。

 

リビングを広げたい!機能性を向上させたい!マンションにも無限の可能性

マンションの間取りを自由に!リノベーションで実現した暮らし

時代の流行り廃れもあり、マンションのリノベーションの可能性も広がってきています。一昔前の単純に四角い壁で囲うような間取りは減少する一方、広い空間をいかした開放感のある構造や、壁を一つ取ってみても曲線的な構造が人気を呼んでいます。

また、生活動線も十分に考慮してレイアウトされた構造が最近では採用されることが多いようです。

写真のお部屋では、壁や扉をなるべく減らして、空間を大きく取る工夫が随所に見られますね。天井はダクトレールを使用してスポットライトや、つりさげ型のペンダントライトを取り付けるなど、スタイリッシュでモダン的な間取りに仕上がっています。

マンションの間取りを自由に!リノベーションで実現した暮らし

生活動線をいかしたマンションリノベーション事例

 

Beforeでは壁によって四角や長方形の間取りに仕切られていましたが、リノベーション後は必要のない壁はすべて取り払うことで、機能的な環境に変化しています。
キッチンのレイアウトも動線を考えて、斜めに配置されているのもなかなかシャレているところです。
和室は取り払い、その一角をドアなしの書斎にすることで、広々とした空間に仕上がっています。

 

できないなんて言わせない!マンションのリノベーション

マンションの間取りを自由に!リノベーションで実現した暮らし

マンションだからといってリノベーションを諦める必要は皆無です。現在ではマンションでも、そのリノベーションのパターンは様々なものが用意されています。
写真のようにもともとあった壁類を取り払い、一見カフェのような造りに変えることもできます。これが正解です!といった解答がないのも、マンションリノベーションの大きな魅力です。

マンションの間取りを自由に!リノベーションで実現した暮らし

間の壁を取り壊してモダン的なカフェ風に


マンションリノベーションは、確かに構造上の制約があるものの、工夫次第では理想的な空間を手に入れることができます。
広々としたリビング・ダイニング空間や、コミュニケーションの取りやすいカウンター式キッチンなど、モダン的な要素の詰まったレイアウトはマンションでも可能です。

「マンションだから」と諦める前に、ぜひ一度専門家に相談することがおススメです。


 

まとめ

マンションのリノベーションは、技術上の困難さやマンション管理規定といった制約条件により戸建よりも自由度が下がるものの、その可能性は今では無限大に広がっています。

わざわざ新築を購入せずとも、中古物件のリノベーションでも期待以上に仕上がる事例もあります。「マンションだから」と諦めるのではなく、専門家に相談してみましょう。

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