リノベのハウツー
2019.05.09
「アンカーボルト」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集105
■アンカーボルト
「アンカーボルト」とは、「柱・土台や機械類を取りつけるため、コンクリートの基礎や柱・壁などに埋め込んだ」ボルトのことで、L字に曲げられていて引き抜きにくい状態に工夫されているものです。
各辞書・辞典からの解説
「アンカーボルト」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「大辞林 第三版」より
「大辞林 第三版」において「アンカーボルト」とは、「柱・土台や機械類を取りつけるため、コンクリートの基礎や柱・壁などに埋め込んだボルト」のことであると説明されており、「基礎ボルト」とも言います。
(2)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「アンカーボルト」とは「木造建築の土台をコンクリートの基礎に緊結する場合に用いられる」ボルトのことであると説明されています。「基礎に埋め込まれる部分の先端はL型に曲げられており、引き抜きにくい形状になっている」のが特徴です。
(3)「日本大百科全書」より
「日本大百科全書」において「アンカーボルト」とは、以下のような文章で説明がされています。
「鉄骨構造の骨組を鉄筋コンクリート造の基礎に定着させるため、基礎の中に、あらかじめ、そのねじ部以外の部分を埋め込んだボルト。鉄骨骨組は、建築現場から離れた工場で製作されたのち現場へ搬入される場合が多いが、搬入後ただちに建方(たてかた)ができるように鉄骨柱脚にベースプレートをつけ、この鋼板の所定の位置にあけられたボルト穴にアンカーボルトを挿入して締め付ける。骨組が外力を受けるとアンカーボルトには引張り力が作用するので、アンカーボルトが基礎から抜け出さないよう、十分なボルト径と定着長さを与える。」
(1)〜(3)を合わせてみると、「アンカーボルト」とは「柱・土台や機械類を取りつけるため、コンクリートの基礎や柱・壁などに埋め込んだボルト」のことであるとおわかりいただけたと思います。