リノベのハウツー
2019.05.10
「パーゴラ」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集106
目次
■パーゴラ
「パーゴラ」とは、「軒先・庭などに作る格子状の日陰棚」のことで、フジ、バラなどを絡ませるのが一般的です。古代エジプトから伝わる方法で、日陰をつくることでテラスを涼しくする効果があります。
各辞書・辞典からの解説
「パーゴラ」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「大辞林 第三版」より
「大辞林 第三版」において「パーゴラ」とは、「ツタやバラなどのつるを絡ませるため、格子に組んだ棚」のことであり、「軒先・庭などに作る格子状の日陰棚」のことです。「緑廊(りょくろう)」ともいいます。
(2)「ブリタニカ国際大百科事典」より
「ブリタニカ国際大百科事典」において「パーゴラ」とは「庭園において木材や竹などで簡単な架構を造り,吹放ちの通路やあずまやなどとしたもの」であると説明されています。「多くはこれにツル状の植物をからませて日陰」にするもので、他にもフジやバラなど花の咲く植物を利用することもあります。古代エジプトから知られる歴史あるものです。
(3)「日本大百科全書」より
「日本大百科全書」において「パーゴラ」とは、以下のような文章で説明がされています。
「日陰棚の一種で、バラやフジなどつる性の植物を絡ますようにつくった外廊下風の洋風四阿(あずまや)。イタリア語のブドウ棚から派生した。「緑廊」ともいう。古代エジプト時代から知られ、ルネサンスのころイタリアで広まった。パーゴラは上が抜けているため雨は防がないが、室内を戸外にまで広げる役目やテラスを涼しくする役目を果たし、隣の二階からの視線も遮る。材料にはアルミ、フレキシブルシート、木などがある。」
(1)〜(3)を合わせてみると、「パーゴラ」とは「日陰をつくる」目的で「軒先・庭などに作る格子状の棚」のことであるとおわかり頂けたと思います。