&Renoトップ リノベーション事例 vol.71【リノベ|インタビュー】「男の1人暮らしには、1部屋あればいい」3LDKを1LDKに。リアル男前リノベ

vol.71【リノベ|インタビュー】「男の1人暮らしには、1部屋あればいい」3LDKを1LDKに。リアル男前リノベ

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vol.71【リノベ|インタビュー】「男の1人暮らしには、1部屋あればいい」3LDKを1LDKに。リアル男前リノベ

今回ご紹介するYさん宅は、全て取り壊す"フルスケルトン"からのフルリノベーション。「男一人だから、部屋はそんなにいらない」と、3LDKから1LDKへ思いっきりチェンジしました。

デザイナーにイメージをイメージ通りに伝える方法とは?また、男性が思わず憧れる住まいはどのようにして生まれたのでしょうか?テレビに出てきそうな、リアル男前リノベーションのご紹介です。

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「買う気ゼロ」から購入した理由

家を購入しようと思ったきっかけは何でしたか?
 
「正直、買おうとは全く思ってなかったんです(笑)。Instagramにたまたまリノベ不動産さんの広告が紛れ込んできて、僕の職場からリノベ不動産さんのオフィスが近かったので行ってみようかなと。周りで家を購入する人が増えてきた頃でしたが、僕自身は全然予定していませんでした」
 
そうなんですね(笑)。ということは、他社はご覧になっていないですか?
 
「行ってないです。本当に買うつもりがなくて(笑)。でも、だんだんと買ってもいいかな?と思うようになっていきました。話を聞くと、35年ローンを組むなら最後の年齢だと言われて、それで買おうとなった感じです」
 
もともとリノベーションに興味があったんですか?
 
「もし買うなら、そうしようと思っていました」
 
物件は全部で何件ご覧になりましたか?
 
「6件くらいだったと思います。ここは内見日の前日に空いたと聞いて、見に行くことにしました」
 
こちらの物件の決め手は?
 
「会社への近さです。今まで見て来た物件で一番近くて。でも結構古い物件だし、内見したときはすごい汚くて(笑)、ちょっと迷ったところはありました。天井も低くて嫌だなと。でも、天井は上げられると聞いたのでそれならいいかと。買うつもりがなかったのに、トントン拍子で決まりました(笑)」

ウッドを取り入れた堅すぎないインダストリアルスタイル

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3LDKから1LDKにされましたが、間取りはどうやって決められましたか?
 
「一人なので部屋はそんなに必要ないから、一つにしました。洋服が好きなのでWICは欲しいと思っていて、買うにしろ借りるにしろ、前々からこの間取りがいいかなと思っていました」
 
現在のLDはもともと和室と洋室だったところです。キッチンも、もとは個室で壁付けでしたが、LDとつながる対面キッチンに変えました。浴室の位置も大幅チェンジして、寝室とWIC、玄関には土間を造りました。
 
テイストはどうやって決めましたか?
 
「特にこれというのはなかったけど、インダストリアルスタイルの雰囲気が好きだったのでそれに近い感じにしようかなと。でもクールすぎないようにウッドを取り入れることにしました。デザイナーの金子さんが僕の好みを聞いて、調整してくれました」
 
無垢材の柄のバランスがオリジナリティがありますね
 
「そうですね。この床は家づくりでも一番こだわったところなんです。なかなか色が決まらなくて最終的に4色で悩んだ結果、全部混ぜることにしました。一箱ずつ取り寄せて、どういう組み合わせにしようかと、金子さんと現場監督の川井さんと一緒に決めました。バランスを見ながら混ぜ方やそれぞれの割合を決めたら、あとは施工の方にお願いするだけ。実際には施工の方が作業するから皆さんのセンスにかかっていたので、少しハラハラしました。最終的にはうまくいって良かったです」
 
このようにリノベーションでは、床材やタイルを自分で組み合わすことができます。この自由に組み合あわせた床の柄は世界で一つだけのもに。大変な部分もありますが、自分の好みや世界観を出したい方にはたまらない時間かもしれませんね。 時間をかけた分、出来上がりを見たときの感動もひとしおです。
 
躯体現しの天井にブレースがかっこいいですね。これもやりたかったことですか?
 
「天井を高くする方法が躯体現しでした。なので、結果的にこうなったって感じです(笑)」
 
躯体現しの天井は白をベースに、部分的にダークグレーで塗装。壁も白で統一しました。こちらの物件は鉄骨造なので、コンクリート躯体とはまた異なる表情の躯体現しです。一番の違いは、天井を走るブレースがあること。ブレースとは鉄骨造の構造体にある棒状の補強材で、対角線上に設置します。このブレースがアクセントになって、スタイリッシュな印象に仕上げていますね。
 
天井を躯体現しにしても、床やキッチンカウンターにウッドを取り入れれば、クールすぎないインダストリアルスタイルになります。
 

LDKの顔・カウンターキッチン

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キッチンのこだわりを教えてください。
 
「LDKの一体感と全体を見渡せるように対面式にして、キッチンカウンターは床と同じ無垢材でパネリングしました。壁は同じクロスだとつまらないので、タイルを貼りました」
 
パネリングしたカウンターキッチンはLDKの顔的存在で、見た瞬間に「おお~!」となる存在感。幅広のパネリングはそれだけでカッコいいのですが、このように床と合わせると統一感が出てオシャレ度がさらに上がりますね。

また、壁の白タイルに黒目地のアクセントは、明るい中に引き締め効果があって甘くなりすぎないコンビネーション。カウンターや作業台のウッドとの相性も抜群で、カフェっぽいというかとにかくオシャレすぎる…!カウンターに置かれた調理器具や壁の小物、余白までも…バランスが絶妙ですね。

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キッチン床のニュアンス感があるグレー床は塩ビタイルを使用しています。風合いがある色味が辛すぎないインダストリアルスタイルにぴったりですね。
 
とても使いやすそうなキッチンですが、もともと料理が趣味なのですか?
 
「今までは全く作らなかったです(笑)。でも、引っ越してから毎日お弁当を作るようになりました」
 
使いやすくて自分好みのキッチンは、思わず料理したくなるとのこと!羨ましい限りです。実はYさんのようにリノベーションを機に、家での過ごし方が変わったという方は多く、家でホームシアターで映画を見るようになったとか、バーのようなカウンターでお酒の時間を楽しむようになったとか、外ではなく家で過ごす時間が増えたという声は多くあります。逆に考えると、そういう過ごし方をしたいから、そういう空間を作ることができるというのがリノベーションというわけですね。

自転車も置ける広々とした土間

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玄関はどのように変えられましたか?
 
「もとの玄関が狭かったので、入って右側を壁まで広げてもらいました。その分、玄関の裏側にある寝室は狭くなりました。たくさんしまえる靴収納と、自転車が置けるスペースが欲しかったので、寝室が狭くなってもここを優先させました。寝室は寝るだけの部屋です(笑)」
 
この広さは、置く物を想定されて考えられましたか?
 
「今はないですが、当初は自転車が置ければと思ってこの広さにしました」
 
靴好きということで、靴棚は幅広のものにしました。上半分は靴を、下半分には他の物が置けるようにあえて棚板は付けていません。収納BOXがまたオシャレ…。棚板は可動式なので、高さ調節ができます。かさばるトランクケースや、いつか自転車が来た時にはまた使い方を変えることも可能ですね。
 
床のモルタルのようなはタイルは塩ビタイルです。モルタルにしたいけどヒビ割れが気になる方や、メンテナンスの手間を減らしたい方、費用を抑えたい方にもオススメです。

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土間の裏側にある寝室は「寝るだけ」と言うように、土間をつくるために広さを狭めています。リノベーションは自分の思うように間取りを決められますが、何かを優先した場合には部屋を狭める必要もあります。

狭めるにあたって、圧迫感を感じさせないように取り入れたのが上の方につけた室内窓。窓があると抜け感が生まれ、柔らかな光が届きます。そうすると、実際の部屋よりも広く感じたりするんですね。限られた広さの中で、広く感じたり明るくする方法の一つです。

大幅に変えた浴室&洗面室

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洗面室と浴室、トイレはどのように変えましたか?
 
「まず浴室を位置を変えて広くしました。もとは洗面室がなく、トイレの前に洗面台が付いていてカーテンで囲って仕切るだけの形だったので、以前浴室があったところに今の洗面室を個室としてつくりました。トイレの位置はそのままで、天井・壁・床を張り替えて、便器も新しくしました」
 
こちの洗面台もまたナチュラルすぎないウッドがオシャレ…!風合いあるアイアンのタオルバーがアクセントになっていますね。壁のタイルはキッチンと同じものですが、洗面台のビンテージ調のウッドやダクトの効果もあってインダストリアルな印象が濃くなっています。収納BOXの合わせもカッコいい…。

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トイレは白を基調にしたシンプルな空間。直線的なペーパーホルダーはアイアン製のものです。無駄のないスッキリしたデザインはどんなテイストにも合います。オシャレな建材を扱う「HAGS」でも人気のアイテムです。

リノベーション中に困ったことは?

工事が始まってから困ったことなどありましたか?
 
「特にこれといったことはなかったけど、強いて言うなら天井を壊したら思いの外、梁が大きかったこと。僕の身長が高いので、天井を低く感じるのではと金子さんが心配してくれました。それは仕方ないし、特に気にもなっていません。あと、上の階の配管が出てきたこと。物件が古いのでこういう造りみたいで。でも、これを取ったら上の方が生活できないので(笑)、しょうがないかと。これはこれで味があっていいと思ってます。目立たないように暗めの色で塗装したからすごい気になるわけではないですし。工事中は仕事が終わった後にしか見に来れなかったので、いつも遅い時間帯で、照明がない暗い中でしか見れなかったのがちょっと残念でした。でもそれも、今ではいい思い出です」

リノベーションをされる方へメッセージ

最後に、Yさんにこれからリノベーションをされる方へ向けてメッセージをいただきました。
 
「自分の好きなようにできるのがリノベーションの良いところなので、自分がやりたいと思ったことは全部伝えたほうがいいと思います。もちろん、予算や構造体の問題でできないことはあるけど、遠慮して言わないのは絶対に止めたほうがいいです。まずは思っていることを言うことがリノベーションには必須かなと。僕も『却下されるんだろうな…』と思いながらも全部言いました(笑)。希望を全部言ってから調整していくので、まずは言うことが大切だと思います。それが自分にとってもデザイナーさんにとってもいいのかなと思います」

BeatHOUSE設計担当/金子より

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Y様はご希望を全てお話してくださったので、私もイメージが湧きやすくありがたかったです。施主様のイメージを実現することが私たちの役割なので、どんなことでも話していただくことが理想の住まいへの一歩です。
 
今回の事例では、これまでのY様のライフスタイルに合わせつつ、新たな要素を取り入れたライフスタイルになるように設計を心がけました。ご希望に合わせて何パターンか提案して、その中でも一番良いものをピックアップして集約し、またコストバランスが崩れないようにしたことも配慮した点です。施工担当ともアイディアを出しながら、Y様が納得のいく形をみんなで造り上げました。笑顔で過ごされているY様を見て、安心するとともにとてもうれしく思いました。ありがとうございました。

まとめ

今回のリノベーションのポイントを見ていきましょう。
 
1、ウッドを取り入れてビンテージ感があるインダストリアルスタイルに
 
「無機質」「無骨」というインダストリアルスタイルですが、近年リノベーションでは堅すぎないように工夫している方が増えています。Yさんは躯体現しの天井に床・カウンターキッチンでウッドを取り入れて、ビンテージ感漂う空間に仕上げました。
 
2、世界に一つしかない無垢床
 
床の無垢材は最後まで色に迷ったため、4色使用して組み合わせ方・色の割合を決めて完全オリジナルの床に。このようにリノベーションでは、斬新な発想で自分の好みや世界観を創り出すことができます。手間はかかりますが、細部までこだわりたい方は納得いくまで取り組めます。
 
3、造りによって変わる躯体現し
 
インダストリアルスタイルに欠かせない躯体現し。しかし、造りによって躯体現しも表情が変わります。Yさん宅は鉄骨造のため、躯体現しにするとブレースが出現。ブレースは対角線上に補強されているので、あらわになると大きなアクセントになります。構造体によって躯体現しは変わるので、理想の躯体現しがある方は事前に物件の構造体を確認するのがオススメです。
 
4、置く物に合わせて広さを確保した土間
 
土間の条件は靴収納と自転車が置ける広さでした。たくさんの靴をしまえる靴収納と自転車を置くことを想定して、土間の広さを決定。また、靴収納は下半分にあえて棚板を付けないことで、靴以外の大きな物なども置けるようにしました。置きたい物を想定して広さと収納を考えると、使い勝手抜群な土間になります。
 
5、土間を優先した分、寝室は最低限に
 
土間を広くした分、隣の寝室は必要最低限の広さにしました。何かを優先するために広さを狭めるなど調整することはリノベーションではよくあること。自分仕様にするためには、どこかで折り合いをつけるのは必須です。自分が絶対にしたいことを明確にすれば、自ずと予算の割合も導き出されます。
 
6、浴室を広げるため大幅にレイアウト変更
 
浴室は広くするため、位置も大幅に変えました。しかし、水回りは物件によっては大幅に変更できない場合もあります。その理由は配管。配管の位置によってできないこともあるので、水回りを変更したいときは事前に物件の構造を調べたり、できなかった場合の代替え案をデザイナーと考えることは必須です。
 
以上の6つのポイントで、理想の住まいを実現されました。躯体現しも構造体によって変わったり、こだわって世界に一つしかない床にしたりと、新しい発見が多かったのではないでしょうか。加えて、リノベーションをきっかけに新しい習慣が生まれることも。リノベーションは住まいを変えるだけでなく、ライフスタイルに新たな風を吹きこむ機会にもなります。ぜひ今回の事例を参考に、自分の理想とするライフスタイルを叶える住まいを叶えてくださいね。

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Writer

  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

  • 萩原 和

    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表

  • &Reno編集部

    BeatHOUSEで日々奮闘するスタッフたち。わくわくすることを常に探しています。