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vol.49【リノベ|インタビュー】土間・書斎・広いリビング。ビンテージ調の家具に合うリノベの見つけ方

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vol.49【リノベ|インタビュー】土間・書斎・広いリビング。ビンテージ調の家具に合うリノベの見つけ方

家具を中心にリノベーションしたYさんご夫婦。リノベーションとしてのテイストは絞らずに「家具が引き立つこと」を中心に、やりたいことを取り入れた理想の住まいができました。

テイストを絞らないでも、まとまりのある空間づくりは、インテリアにこだわった家づくりをしたい方にとっても参考になることばかり。

そこで今回は 、Yさんご夫婦に家探しの経緯から家づくりでこだわった点についてお伺いしました。

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賃貸から物件購入へ方向転換

家を購入しようと思ったきっかけを教えてください。
 
「住んでいた賃貸の更新が半年後に迫っていて、新しく家を探すことにしました。最初は賃貸を見ていたのですが、住みたいエリアに手頃な賃貸がなかったんです。それでお互いの勤務地までアクセスが良いエリアを見たんですけど、予算内で探すと駅から遠かったりでフィットするものがなかったんです。

以前の住まいは新築かつ駅近。そこに5年ほど住んでいたから、なかなか決められませんでした。あと、インテリアの色もあります。新築の賃貸ってクッションフロアで壁が白いところが多いけど、僕たちの家具にあまり合っていなかったように思います。家具に合わせると内装はブラウン系が良く。そうなると、今度は築年数が古くなる。引っ越し費用も高いから妥協したくないし、納得して住むなら買ったほうがいいのかなと思って購入を検討し始めました」
 
はじめから中古物件+リノベーションにしようと考えていたのですか?
 
「賃貸から購入にシフトした時点でリノベーションに興味がありました。でも費用感や流れがわからなかったので、まずは話を聞きに行くことに。そこで行ったのがリノベ不動産さんの相談会です。そのときに出会ったのが内田さん。具体的にいろいろ話をしてくれて、物件を見に行く流れになりました」
 
他にもリノベーション会社はご覧になりましたか?
 
「資料請求はしましたが、見たのはこちらでだけです。内田さんのご案内がスムーズで、自然とリノベ不動産さんにお任せしようとなりました」
 
物件は何件くらい見ましたか?
 
「10件以上です。3週間に1回の頻度で、大体1日に3〜5件のペースで回りました。短期集中でしたね」
 
こちらの物件にした決め手は?
 
「以前の住まいとほぼ変わらないエリアで、物件が圧倒的に安かったことです。この金額ならフルリノベーションで自分たちのやりたいことができると思いました。でも、ここに決めたのは2回目の内見後。最初来たときはまだ前の方の荷物があったんですけどボロボロの状態で。これで本当にリノベーションできるのかな?と心配になって一度やめたんです。でも、隣の部屋がリノベーションされて、見に行けることになって。リノベされた状態を見たらイメージが湧くかもと内田さんに言われたので、見てみることに。ちゃんとキレイになっていて『これなら平気だな』と思い、決めました。管理体制が良かったのも決め手です。積立金もしっかりあって、耐震工事も2年前にされたばかりと聞いたので安心しました」
 
両脇にバルコニーがあるのもいいですね。
 
「そうなんです。両脇にあるから採光もいいし横長に広くて。なかなかない造りなのも気に入りました」

テイストは決めず、家具が映える空間に

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家づくりでこだわったことを教えてください。
 
「家具に合わせた空間にしようと決めていました。天井・壁は絶対に白は嫌だったので、明るいグレーを基調にして、床に木を取り入れました。LDKは開放感、キッチンは対面式。ワークスペースと土間も絶対に欲しかったので全て叶えてもらいました」
 
3LDKから2LDKにされたとのことですが、間取りはどうやって決められましたか?
 
「広いリビングと土間、ワークスペースが欲しいと伝えたらデザイナーさんが3パターンくらい出してくれました。今の間取りはその中の1つです。和室をなくして広いリビングにして、玄関には土間を。ワークスペースは空いた場所にはめ込んだ感じです。デザイナーさん的には少し遊んだ間取りみたいで気にいるかわからないと言われたのですが、実は一番気に入りました」

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テイストやテーマは決められましたか? 
 
「特にこれという決まったものはないんですけど、Pinterestで好みの画像ややりたいと思った画像を集めて、デザイナーさんと共有しました。それを見てデザイナーさんがチグハグにならないようにうまくまとめてくれました」
 
ビンテージ調の家具に合わせて室内の壁は明るめのグレーをチョイス。リビングの壁はテレビボード側にアクセントクロスで、変化をつけています。アクセントクロスは、奥行きを出したり、コントラストをを出したり抑えたり、柄や濃淡で遊んだり、その部屋でどう過ごしたいかによっても選び方が変わってきます。

天井は躯体現しですか?
 
「躯体に塗装しました。築年数が古かったので、剥き出しにするには見栄えが良くなかったこともあり、塗装にしました」
 
床は無垢材とのことですが、最初からご希望でしたか?
 
「絶対に無垢がいいというわけではなかったんですけど、いろいろ見ている中で好みの色だったのが無垢材でした。それに無垢なら経年変化を楽しめるし、傷がついても味になると思って選びました」

カウンターテーブルがポイントのこだわりキッチン

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キッチンでこだわった点を教えてください。
 
「テーブルは絶対にカウンターにしようと決めていました。ホームパーティーをすることが多いので、みんなの顔が見られるようにリビングが見渡せるオープンキッチンに。本当はバイブレーション仕上げ(ステンレスの表面を研磨してランダムな模様を施した加工)のキッチンにしたかったんですけど、思っていたよりも高くて。どうしようと考えているときにリノベ不動産さんの横浜のショールームで見たステンレスキッチンがカッコ良くて、それを参考にスタイリッシュなキッチンにしました」
 
このカウンターテーブルを元からキッチンについていたものですか?
 
「これは造作です。キッチンに付けてもらいました」
 
テーブルにコンセントが付いていますね。
 
「ここはこだわって付けてもらいました。ここにあれば家電を使えて便利かなと思って。これ以外にも、コンセントの位置にはこだわりました」
 
収納は最初からオープンタイプがご希望でしたか?
 
「特にこれと指定しませんでしたが、デザイナーさんに好みのイメージを渡したら、それに合わせて設計してくれたのかオープンタイプでした。壁のタイルも好みのイメージを見せたら提案してくれたんですよね」
 
キッチン収納はベースキャビネット(作業台から下の収納)と壁面の造作棚のみ。ベースキャビネットは食洗機がない分広く、大容量収納です。造作棚・カウンターテーブルの天板・床を木で揃えたことで統一感が出ていますね。アクセントタイルも壁に合わせて、ニュアンスがあるグレーをチョイス。同じ色でも素材やトーンを変えることで、洗練された印象になります。

スペースを活かしてワークスペース&コーディネートコーナーに

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この物件はもともと少し変わった間取りで、間取りの中央に玄関があるため、そこから両サイドに向けて部屋が作られるという仕様でした。
今回のリノベーションでは、玄関から廊下が左右に伸び、左に進むとリビング、右に進むと廊下が突き当りでT字に伸び、そしてのその奥には洋室が2つ並ぶというデザインに。そして念願だったワークスペースをこのT字の片側に設けました。

このようにワークスペースは書斎のように個室にしなくても、廊下やリビングのコーナー部分などスペースを生かして造ることが可能です。

この間取りでは、ちょうど梁の位置に壁と造作棚をつくり、壁面をうまく取り込んでデザインされています。オープンな空間でありながら、壁に向かっているので個室感もあり、家族との距離感がほどよく保てるのもこのスタイルのポイントです。

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ワークスペースの逆側は、姿見やチェストを置いて身支度ができるフリースペースに。主寝室の前にあるので、クローゼットから出した服をそのままチェックできますね。主寝室の室内窓から明るさを取り込めます。サイズが大きい室内窓で開放感ある空間に仕上げました。

壁・床で生まれ変わった洗面室&トイレ

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洗面室とトイレは変えられましたか?
 
「この2箇所はデザイナーさんにお任せしました。こちらの好みを汲み取りつつ、他の居室とデザインを合わせてくれました」
 
洗面室の壁にはキッチンと同じアクセントタイルを施しています。床には木と合わせて優しいブラウン系のフロアタイルを採用。木の扉は収納かと思いきや、開けるとあるのがガス給湯器です。築年数が古い物件ではガス給湯器が室内にある場合が。そこにあるとは感じさせないように、こうした扉をつけることで古い物件ならではのネックもカバーできるんですね。

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トイレも洗面室と同じフロアタイルを採用。壁も明るいグレーにして洗練したトイレに仕上げています。

 

リノベーションで困ったこと?

リノベーションをするにあたり、困ったことはありましたか?
 
「配管の関係で玄関とLDKは床を底上げする必要があり、少し段差があります。LDKは、組み天井から現しにした分、天井高を確保できたので底上げしても問題はありませんでした。あとは結果的に問題なかったのですが、リビングのアクセントクロスが当初はモスグリーンを希望していたのですが、間違えて今のものになっていたということがあり、修正もできたのですが実際に見たらこっちのほうが気に入ったのでそのままにしてもらったということがありました」

リノベーションを検討される方へメッセージ

最後に、Yさんご夫婦からリノベーションを検討されている方へメッセージをいただきました。
 
「今回家づくりで参考にしたのは本です。特に、社会派ブロガーのちきりんさんの本はとても参考になりました。そういう情報収集も自分たちでしたほうが、納得できることが多いように思います。あと、デザイナーさんに自分たちがしたいイメージを画像などわかりやすいもので共有するのが、本当に大事だなと思いました。

僕たちは特にこれといったテイストを決めませんでしたが、好みの画像を伝えて、そしたらうまくまとめてくれました。チグハグかな?と思っても、デザイナーさんが揃えてくれるので、いいと思ったものは遠慮せずに伝えるのが大切だと思います。

あとは、やりたいことを最初から細く伝えると、図面ができるのも早くなるのかなという印象も受けました。僕たちは細かくお願いしていたためか、いいなと思う全体像が早くできるのも早かったように思います。変に気を使ったりして口うるさいかも…と思っても、後になって違ってやり直し…となるよりは先に伝えるほうがお互いにとっても良いのではと思います」
 

まとめ

今回のリノベーションのポイントを見ていきましょう。
 
1、妥協したくないから、賃貸から購入へ
 
最初から家具を中心に家探しをしていたお二人。以前のお住まいが新築・駅近だったことから、なかなか気に入る賃貸がなく購入へ踏み切りました。家賃と月々のローン支払いと照らし合わせた結果、コストバランスが崩れなければ物件購入はハードルの高いものではありません。引っ越し費用もかかる分、妥協したくない方には自分仕様にできるリノベーションがオススメです。
 
2、家具を中心に好きなイメージを収集、やりたいことも明確に
 
家づくりがスムーズに進んだ秘訣は、好きなイメージをたくさん集めたことです。加えて家具を中心にした空間づくりを軸に、広いリビングやワークスペースなどやりたいことも明確だったのがポイント。テイストを最初から決めて進めることもありますが、テイストがなかなか絞れない方はYさんご夫婦のように好きなイメージを集めると、自分の好きなテイストが自然と見つかります。せっかくの家づくりなので、絶対に取り入れたいことを明確にすると後々ブレません。
 
3、色で統一した空間は素材違いでメリハリを
 
居室内全て明るいグレーを基調にしましたが、要所要所で同系色のクロスやレンガを取り入れてリズムを生み出しました。このように同じ色で揃える場合、素材違いで遊ぶと品の良いアクセントになります。
 
4、建材はベースを決める
 
色と同様に各箇所必ず取り入れたのが木です。床・棚板・カウンターテーブル・ワークスペース・洗面カウンターを木にしたことで統一感が出ました。建材も揃えると、空間全体にまとまりが出ます。
 
5、あえて廊下を広げてスペースを有効活用
 
主寝室と洋室の前に廊下を造り、あえて広くしたことでワークスペースとコーディネートをチェックするフリースペースができました。リノベーションの魅力は、こういった個室ではない空間を有効活用してオリジナルな空間を造れること。個室にすると場所をとるけど、空いたスペースに造れば他の居室に支障が出ません。部屋数と好きなものを同時に取り入れられるのがリノベーションのメリットです。
 
以上の5点で、家具が引き立つ空間かつやりたかったことを叶えたYさんご夫婦。内装の決め方や空間内の統一感、間取りの考え方などどれも参考になることばかりでした。テイストや間取りに悩んでいる方はYさんご夫婦の進め方を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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Writer

  • 日刊Sumai編集部

    自分らしい家づくり、住宅事例やリノベーションなどの情報を発信。ライター多数在籍

  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

  • 萩原 和

    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表