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vol.36【リノベ|インタビュー】センターコアの回遊動線が面白い!「親子3人並べるリビング書斎」から続くストーリー

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vol.36【リノベ|インタビュー】センターコアの回遊動線が面白い!「親子3人並べるリビング書斎」から続くストーリー

今回ご紹介するHさんご夫婦のご自宅はフルリノベーション。元の間取りであったセンターコアの動線体の考えを活かしながら、機能性をアップデートし、お二人の要望を取り入れた理想の住まいが出来上がりました。

お子さんが小さい今と、大きくなってからの生活を踏まえた設計で、参考になるポイントが盛りだくさんの事例です。

機能性・デザイン性を兼ね備えた理想の家が出来上がるまでの経緯を、Hさんご夫婦に伺ってきました。

子どもが生まれて、家探しを開始

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家探しを始めたのは2019年の年明けから。お子さんの誕生を機に探し始めました。
 
「以前の賃貸は40㎡台の1DK。リビングと寝室が一続きで、キッチンが廊下にあるデザイナー物件のような住まいでした。二人で暮らすには問題ないですが、三人の家としては手狭なので探し始めることに。その時点では賃貸にするか、家を買うかはまだ決めていませんでした」
 
ご主人の弟さんが約6年前にリノベーションをしていたこともあり、中古物件+リノベーションも視野に入れることに。いろいろと調べていくうちに見つけたのがBeatHOUSEでした。
 
「SNSの広告でBeatHOUSEさんを見つけて、すぐに資料請求をしました。そうしたら、すぐに営業の方からご連絡をいただいたんですが、まだ子どもが小さいので電車移動をしてお店に伺うのは難しいかな…と思っていたら、こちらまで来てくださると言ってくれて。それで話を聞くことにしました」

「新築マンション」か「中古+リノベーション」か

BeatHOUSEと話す前に、すでに新築マンションも内見されていたHさんご夫婦。なぜリノベーションにしたのでしょうか。
 
「BeatHOUSEさんと初めてお会いした時、新築と迷っていることを話したんです。造り付けが好みでないと言ったら『リノベーション向きですね』と言われて(笑)そこから新築との違いやリノベーションの良さを教えてくれました。とてもわかりやすかったし、こちらまで来てくれた丁寧な対応もポイントでした。そのままお任せすることにしました」

エリア、物件の決め手は?

 以前の住まいも、現在のエリアに近いところでした。こちらのエリアにした理由はなんだったのでしょうか。
 

「ほかのエリアも見ましたが、たまたま私たちの予算に合ったマンションがこのエリアに多かったんです。それにここは私が子どもの頃、月に1回家族で来ていて馴染みがある場所。土地勘があるからいいなと思いました。私の実家にも近く、夫も会社まで通いやすくて。子育てしやすい環境であったのも決め手です」
 

今のマンションを含めて5件内見されました。物件の決め手はなんだったのでしょうか。
 
「実は、先にここの向かいのマンションに内見に来たことがあって、その時に『このエリア良いな』という思いになりました。そちらのマンションは9階で、もともと低層階を希望していたこともあり、それをお伝えしたところ、ここが空いているとわかってすぐに内見しました。当初の予算から少しオーバーしましたが、エリアも階数も良く、また内見時に『ここは正方形の物件だからリノベーションしやすい』と聞いて、ここにしようと決めました」
 
その後も、平日に数回内見したとのこと。部屋の光の入り具合や街の様子を納得いくまで確認しました。
 
「再度内見した時に、設計士さんも同行してくれたんです。その時に『ここならこういう間取りができる』と話してくれたのでイメージが湧きました」
 
購入を検討している物件や、その街を何回も確認される方は多くいます。光の入り具合や平日の街の様子以外にも、治安を確認するために夜に訪れる方も。納得いくまで足を運ぶのもオススメです。

テイスト決めで役立ったのは「まとめノート」

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室内は、無垢などの木をベースにしたシンプルなナチュラルテイスト。テイストはどのように決めていったのでしょうか。
 
「私たちはSNSやWEBで探すよりも、雑誌で好きな感じを見つけて集める方が合っていました。その方がイメージが湧きやすくて。気に入った写真を切り取って、ノートにまとめていました。インテリアのアプリも見ましたが、結局このやり方が一番合っていましたね」
 
このようにノートにまとめるとわかりやすいし、いつでも見られて便利です。家が完成した後に見返すと、リノベーションをしている時の思い出もよみがえりそうですね。
 
当初は全体的にブラウン系の空間を考えていたそうですが、設計士と話し合いを進めていくなかで、白やグレー系の色味を提案されました。
 
「木材というとブラウンのイメージが強かったんですが、高橋さんに白とグレーも木材に合うし、爽やかで明るくなると聞いて、そちらにしました。ブラウンも良かったけど、今の色味にして良かったです」

元の動線体を活かした「間取り決め」

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こちらはフルリノベーションですが、元からある動線計画を活かしながら、隣り合う生活のシーンに合うよう、センターコアを再構築(各収納とレストルーム)し、より有機的なプランニングへとアップデートしてます。
リビングの造作デスク付近には本棚を、キッチン脇には冷蔵庫とパントリーを、洗面室には洗面周り収納を、廊下には分電盤と飾り棚を、それぞれ設けています。ただ通るだけの通路からのリノベーションです。ここを中心に、室内をぐるっと回遊できます。
 
「元の間取りが回遊できる動線でした。入口が2つあって便利で、ここは活かそうとなりました。他にも、玄関から洗面所にすぐ行けるため、帰宅後すぐ手洗いできるという動線が良かったので、同じように活かしました。」
 
元は2LDKにDENがある間取りでしたが、導線のアイデアは活かしながら、お二人のご要望を取り入れてリノベーション。2LDKとなりました。

室内全体のこだわりテーマは「掃除のしやすさ・子どもの安全性・収納」

室内全体でこだわった点は、掃除のしさすさ・お子さんが安心して暮らせる空間・収納です。
 
「以前の賃貸はレールが下にあるから埃が溜まりやすくて、それが嫌でした。その経験を踏まえて、リノベーションでは引き戸を全て吊り戸にしました。床は段差を無くして、子どもが転ばないように全てフラットに。極力家具は入れたくなかったので、造作収納を多くしてもらいました。見せる収納と見せない収納どちらも造ってもらいました」

こだわり1:キッチン

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キッチンも掃除のしやすさを重視しました。
 
「キッチン自体のスペックはそれほどこだわりがありませんでしたが、掃除のしやすさは重視しました。シンクは汚れがつきにくいエンボス加工のステンレス、排水溝はお手入れがしやすいものにしました」
 
浄水器は一体型だと切り替える必要があるので、切り替えなくてもいいように最初から水道水と浄水が分かれている水栓を採用、食洗機も取り入れて、手間を省いたキッチンになりました。

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オープンタイプの食器棚は、取り出しやすい高さを測り、それに合わせて設置しました。棚板はキッチンカウンター、リビングダイニングに合わせて無垢を使っています。

こだわり2:書棚&造作のカウンターデスク

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家具は極力置きたくないというご要望のもと、書棚は壁をくり抜いて造りました。そのすぐ隣にはカウンターデスクを設置。三名並んで作業できるよう、デスクの下にコンセントを3つ設置しました。
 
「書棚がリビングにあれば、本を取り出してそのまま過ごせるのでいいと思ったので、ここに造ってもらいました。そうしたら、カウンターデスクとの位置がたまたま近くなって。僕が書斎を欲しくて、妻が子どもを将来リビング学習させたいと思っていたので、それぞれの要望が叶いました」
 
書棚もフローリング同様に無垢で揃えて、空間に統一感を出しています。
 

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また、こちらの壁のキッチン側には、扉付き収納と冷蔵庫置き場を造りました。

生活感が出やすい冷蔵庫は、このように格納すると美しくなるという事例です。

こだわり3:ウォークスルークローゼット

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カウンターデスクの裏側にはクローゼットを造りました。
 
「クローゼットはウォークイン、ウォークスルーどちらにしても欲しいと思っていました。部屋の間仕切りにもなるこの形は、たまたま雑誌で見つけたもの。高橋さんに伝えたら、この配置を提案してくれました。後からでも造れると聞きましたが、それは面倒と思って最初から造ることに。はじめから作って正解でした。これがあるおかげで、書棚とカウンターデスクが近くなったのでとても便利です」

こだわり4:玄関

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玄関は広さを確保しました。入って右側の壁面収納は元あったサイズより広げて、大容量収納に! 左壁はオープンタイプの収納なので、ディスプレイ感覚で物を置けます。玄関と浴室に続く廊下を同系色にすると、どこまでも続くような開放感が生まれます。

困ったことよりも嬉しい副産物が多かったリノベーション

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とても順調に進んだ家造りですが、リノベーションをする上で困ったことはなかったのでしょうか。
 
「図面の段階で、玄関を入って左側は配管があるから段差が必要と聞いていました。工事が始まってから『あ、こんなものがあった!』と問題が起こることはなかったです。それよりも嬉しいことの方が多かったかも。寝室の棚の幅を広げられたり、ゆくゆくは子どもの勉強部屋にする予定の一室に配管を伸ばせるとわかったり。特に悩むことはなかったです」
 
ほかにも、思ってもみなかった嬉しいサプライズがありました。それは、リビングの照明です。
 
「寝室から見ると、光の入り方がジェームズ・タレル(光と空間をテーマにした作品を数多く生み出した現代美術家)の作品みたいなんです。特に打ち合わせで決めたわけではないので、これは想定外。とてもきれいで気に入っています」
 
思わぬハプニングがなかったことももちろんですが、家造りがスムーズに進んだ理由には、お二人の明確な役割分担も挙げられます。物件の立地や予算はご主人、室内のテイストは奥さまと、それぞれが決めることをはっきりさせたことが、一番の理由のようです。
 
「僕はすっきりした空間が好きだったので、それを取り入れてもらえば満足。あとは妻に任せました。お互いにそれぞれの役割を任せたって感じですね」
 

これからリノベーションをする方へメッセージ

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Hさんご夫婦からそれぞれメッセージをいただきました。
 
「僕がこの間取りで良かったの思うのは、回遊性があること。書棚がある壁を中心に入口が2つあるから出入りも楽だし、子どもがぐるぐると歩き回れていい運動にもなって楽しそうですし。一般的に縦長の空間が多いと思うんですが、実際に住んでみて正方形の物件は住みやすいと思いました」
 
奥さまは何気ない気づきをリノベーションに取り入れて正解だったと言います。
 
「自分が住んだ時のイメージを持つことって大切だと思いますが、なかなか難しいと思うんです。なので、日々の体験で気づいたことを取り入れるといいかなと思います。当初、寝室の天井は白の予定でしたが、具合が悪くて家で寝ている時にふと『ホッとできる空間があるといいな』と思って、それをそのまま高橋さんにお伝えしたら、紺を提案してくれました。落ち着く色ですよって。紺にしてみて大正解。自分が思ったことや感じたことを伝えると、それに合わせて提案してくれるので、些細なことでも伝えるのはいいと思います」
 
また、メーカーの既製品と造作の使い分けでも気づきがあったそうです。
 
「最初、洗面所も造作にしようと思っていました。希望の形にするなら造作が絶対にいいと思っていたんですが、よく調べてみたら既製品の方が掃除がしやすいし、自分のイメージに合うパーツが多くて既製品にしました。造作をしたい人は多いと思うんですが、予算があると思うので、絶対に造作にしたい部分をはっきりさせた方がいいと思います。あと、メーカー既製品も侮れないなと思いました」
 
ママ目線でのメッセージもいただきました。
 
「リノベーションをする前は、小さい子どもがいても家造りができるのか心配でした。BeatHOUSEさんが配慮してくれたこともありますが、実際は全然問題なくできました。リノベーションは自分の意向を反映して設計できるから、買いたい家電や家具の大きさに合わせた広さにすることが可能。なので、すぐに配置できます。ここは引っ越してきてから一週間で通常の生活に戻れました。子どもがいても家造りはできるので、そこは安心していいと思います」
 
リノベーションのメリットは設計の段階で物の配置を考慮できること。事前に準備ができるので、慌てずに取り組むことができます。
 

担当者の声:リノベ不動産/BeatHOUSE 設計 高橋

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設計する際にいつも心がけているのは次の3つです。

①外的要因(街の特性、周辺環境、方位、光や風、景色)
「自然や周辺環境をどう取り込むか(活かすか)」。

②建物スペック(建物の構造、設備、平面計画、断面計画)
「今ある物件をどう活かすか」

③内的要因(お施主様のご要望)
「誰とどのように暮らすか、それは何のためか?」

この3つを常に問いかけながら、頭の中で編集作業をして、物件自体を一つの敷地と考えて建築として設計(プロポーションやスケール感、素材感の検討含む)していきます。
劇的に変えた方がいいのか、元からあるものを活かせないのかを考えて、踏襲できるところは踏襲し、リノベーションで新たな形に整えていきます。

今回の物件でいうと、回遊動線という形式を活かしながら新しい住まいに合わせて適正化していきました。元の形式を活かして、お二人のご要望を取り入れられることができて良かったです。

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&Reno編集部

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BeatHOUSEで日々奮闘するスタッフたち。わくわくすることを常に探しています。

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Writer

  • 日刊Sumai編集部

    自分らしい家づくり、住宅事例やリノベーションなどの情報を発信。ライター多数在籍

  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

  • 萩原 和

    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表