リノベのトレンド
2019.09.18
空き家でリノベーションをしよう
最近では、家が古くなった空き家が多く出回ってると言われています。その空き家をリノベーションによって生まれ変わらせるという住まい方が注目されています。
リノベーションとは簡単にいうと、住む人のライフスタイルに合わせて、もとある状態からより良い住まいに刷新することを言います。
今回は、空き家リノベーションについてお伝えします。
空き家リノベーションのメリット・デメリット
空き家をリノベーションする事には、色々なメリットが考えられます。しかし、メリットばかりではありません。少なからずデメリットもあります。今回は、空き家をリノベーションした時に考えられるメリットとデメリットを紹介して行きます。
また、「リノベーションはリフォームとは何が違うのかな」と思った方もいらっしゃると思います。
言い方は違いますが、それぞれの解釈で使い分けているのが現状です。リノベーションとリフォームについても説明していきます。
リフォームとリノベーション
リフォームとリノベーションの違いは、簡単に説明すると、以下のように分けることができます。
・リフォーム…老朽化した建物を元の状態に戻すこと
・リノベーション…もとの状態から性能や機能を向上させ、価値を高めること
「リフォーム」は、住んでいる生活空間が傷が付いてきたり、直したいなと思ったときに、もとの状態に"回復"する際に使います。
内装だけではなく、外装の塗り直しや張替え等にもリフォームと言う言葉が使われるのが一般的です。今あるものを、きれいにしたり・取替えたりする事といえば分かりやすいかもしれません。
「リノベーション」は、"刷新"と言われることが多くあります。リノベーションと聞くと出来上がりがとてもお洒落なイメージが浮かびます。空き家からのリノベーションは、これから住む人達のライフスタイルに合わせる事ができ、間取りから設備などを新しいものに作り変えることが可能です。
まったく新しい空間の価値を作りだす事がリノベーションと言われています。
空き家リノベーションのメリット
リノベーションのメリットはいくつかあります。
1.デザインの可変性
内装や設備交換はもちろん、水回りや間取りを変更したり、住む人のライフスタイルに合わせて、部屋の内側全体をデザインすることが可能です。
2.物件の選択肢が増える
自分の希望する地域や駅の近くなどの新築物件がはなかなかないという現状があります。見つかったとしても広さや、間取りが希望と異なるケースも珍しくありません。
その点で、リノベーションを前提とするならば新築にとらわれずに中古物件を視野にいれることができ、選択肢が広がるというわけです。
3.コスト面
新築に比較して、中古+リノベーションのの場合、コストを抑えることが可能になります。
空き家リノベーションのデメリット
次に、デメリットについてご紹介します。
1.耐久性によって、改修工事でコストアップの可能性がある
中古物件の場合は、リノベーション前の耐震調査がオススメです。見えない部分で手抜き工事があったり、図面ではわからないこともあるためです。調査で不具合が見つかった場合は、改修工事が必要になり、コストが掛かってしまうことがあります。
2.即入居ができない
フルリノベーションの場合、自分の思い描いている間取りにしようとすると、柱や梁がむき出しの状態まで一度解体する必要があります。新築で即入居可能という物件に比較すると即効性はありません。
リノベーションの場合は、設計から施工まで3ヶ月~半年ほどかかることが多くあります。
3.変えられない、構造上の柱や梁がある場合がある
おおよその躯体はわかっても、解体するまでわからない柱や梁があることがあります。構造上のものであれば撤去することができません。
まとめ
空き家をリノベーションするにはメリットだけでなく、デメリットが存在します。住宅購入検討の際には、自分自身で理解する一方で、こういったデメリットもしっかり説明してくれる業者を選ぶようにしましょう。