お客様インタビュー
2018.12.10
小上がり和室のベストな段差の高さ
インテリア雑誌に出てくる小上り和室は和の雰囲気が演出できてオシャレですよね。
リビングに和室があればゴロンと横になってリラックスしたり、子供のおむつ替えにも便利です。
これから新築やリフォームでで和室を作る場合、小上がり和室にするか平面の和室にするかは悩みどころです。
今回は、今話題の小上がり和室のメリットとデメリット、費用、ベストな高さを見ていきましょう。
小上がり和室とは?
「小上がり和室」とは床面から段差がある和室のことです。
小上り和室は、一般的にリビングの中に取り入れられて、和の美しい雰囲気を演出することができます。
リビング空間の中に段差ができるため、奥行き感もありおしゃれなイメージもあります。
小上り和室は新築やリフォーム時に工事で備え付けたり、後付でプラスして置くタイプもあります。
和室離れが進んでいますが、小上り和室は利便性と見た目の美しさがあり、人気を集めています。
小上がり和室の費用は?
小上がり和室を作る費用は、住宅会社によって変わりますが、一般的な住宅メーカーでは50〜80万円が相場です。
小上がり和室のリフォーム費用は、材料費、施工費がかかり20万円程度でできます。
最近は、既製品の畳収納ユニットタイプがあり、洋室のリビングに置くだけで工事いらずの小上がり和室を置くことができます。
パナソニックからは固定式、通販のディノス・ベルメゾンからはキャスター付きの移動できる小上がり和室が販売されています。
小上がり和室の5つのメリット
小上がり和室があると5つのメリットがあります。
□メリット1:ゴロンと横になれる
フローリングの床には寝転がるわけにはいきませんが、小上がり和室は横になってリラックスできるのがメリット。
□メリット2:リビングがおしゃれになる
広いリビングに小上がり和室のあるだけで奥行き感と存在感が出て部屋がおしゃれになります。
□メリット3:赤ちゃんのおむつ替えに役立つ
小上がり和室は赤ちゃんのおむつ替えが楽になります。赤ちゃんもハイハイしやすくちょっとしたスペースが大活躍します。
□メリット4:収納が増える
小上がり和室の段差部分には収納スペースがある作りもあります。引き出しタイプには、リビングで使うものを収納してスッキリさせることができます。和室の畳が上開きするタイプは大きな収納力があるので多くのものを収納できます。
□メリット5:布団を敷いてベッドになる
小上がり和室に布団を敷けばベッドになり、起き上がりも段差があるので楽になります。高齢者は床から起き上がるのが難しくなりますが、小上がり和室は段差があるので起きるのも楽になります。
小上がり和室の3つのデメリット
ここからは、小上がり和室の3つのデメリットを見ていきましょう。
□デメリット1:小さな子供は要注意
小上がり和室には段差があるため、小さな子供が落ちてしまうリスクがあるので注意が必要です。床にいる時も、小上がり和室に角がある場合は骨折などの怪我にも気をつけなければなりません。小さな子供がリビングを走り回って、転んで角に頭をぶつけたりする可能性があります。段差が高いと子供が落下する危険もありますが、逆に低めの10cm程度にするとつまずきやすくなります。お子様がまだ小さい時は、安全のために小上がり和室を作ることは避けた方が良いです。
□デメリット2:バリアフリーに不向き
家族に車椅子の方や介護をしている方は、小上がり和室を付けると介護には不向きです。布団を敷きやすくベッドの代わりになりますが、段差が障害になってしまうリスクも考慮して設置しましょう。
□デメリット3:リビングが狭く見える
小上がり和室を設置することで、リビングの広さが狭く見えてしまうことがあります。家具の高さや天井の高さなどのバランスを考えて設置するようにしましょう。
小上がり和室のベストな段差の高さ
小上がり和室を作りたい場合、どれくらいの高さに設定すれば良いでしょうか?
小上がり和室のベストな高さは段差30~40cmが安全だと言われています。段差部分に収納スペースを作る場合は30~35cmを選ぶと良いです。高さ10cmの段差は低すぎて、逆につまずきやすくなるのでおすすめできません。
小上がり和室高さは、家族の身長や天井の高さ、家族の価値観から決定しましょう。
まとめ
今回は、今話題の小上がり和室のメリットとデメリット、費用、ベストな高さを見ていきました。
段差のある小上がり和室はおしゃれな雰囲気になるだけでなく、様々な機能性もあり、人気を集めています。
リビングにゆっくり寝転がれるスペースがあるだけでもリラックス空間が生まれて良いですよね。
ただし、小上がり和室のデメリットでもお伝えしたとおり、段差が高すぎたり低すぎる場合はリスクも多いので注意しましょう。
生活スタイルや家族の身長、用途に合わせて最適な高さを考えることをおすすめします。