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2019.02.20
畳コーナーのある生活
日本の住宅はもとは、和室中心の生活であったが、生活スタイルが欧米化していく中で、和室を設けない住宅も多い。特に分譲住宅等で購入した場合であれば、時代の流れに沿った間取りつくりをする事もあり、無い状態の方が普通に近いかもしれない。
でも、やっぱり和室の畳で寝そべりたいと思っている方も多いのではないかと思います。
最近では和室という部屋に限定するのではなく、リビング等に附属する畳スペースとして、和室の空間を作る方法も増えてきています。
この記事では、そんな和のスペースである、畳スペースに焦点をあて、メリットや事例を紹介していきます。
畳コーナーのメリット
まずは簡単に畳コーナーというものがどんなものなのかを紹介したいと思います。和室とまで行くと、壁を仕切り、天井、床、壁全てを和室に会うように仕上げる事を言います。対して、畳コーナーとは、極端に言えば、リビングの中に畳だけが敷かれている場所があるとか、小和室でリビングの中に小上がり的にあるものが畳コーナーと言えるでしょう。
畳コーナーを設ける事のメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
・和室を作るより簡単
和室を作るにはスペースが足りない。和室はいらないけど畳はあっても良いかもなどと考えている人には、ぴったりかもしれません。リビングの中に畳を置くスペースだけ考えておけば、畳スペースは完成です。
・リビングで畳のように使える
畳の良いところは、フローリングなどではあまりしない、寝そべりなどができるところです。畳があれば、そこに気持ちよく寝そべりができますね。
事例① 小上がり畳スペース
日本の伝統的家屋様式をイメージしていただけるとわかるかと思いますが、玄関を入ると高さ30cmほどの上がり框が設置されています。これは、玄関先で客がその部分に座り話しをするほどの高さにぴったりだからと言われています。徐々に住宅も様式化が進む中、和室はその考えを継承している事もあり、段差がついている事例があります。
畳コーナーについても、小上がりとして、和室らしさを兼ね備えたものがあります。
小上がりタイプにすると、自然とその空間に境界ができ、別の空間と捉える事ができます。
また、座る事や小上がり部分を収納部分にするなど活躍もできます。
事例② 段差のない畳スペース
事例①で紹介したのは、小上がりがあることで、どちらかというと和室に近いイメージになるかと思います。段差のない、畳スペースとなれば、本当にカーペット等を敷くような感覚ですので、リビングの中に畳が敷かれているだけの場所といっても良いでしょう。
どうしても段差があることにより、
全体的に狭くなってしまうような感覚は否めませんが、段差のないフラット型にする事で、リビングの大きさそのままで畳を存分に味わえます。
事例③ 間仕切りを設けた畳コーナー
ものを置きたいや、ちょっとした客間としたいなど畳コーナーの利用価値は様々ですが、そんな時にあった方が良いのが間仕切りです。一般的には、リビング等とのオープンスペースとして活用するかと思いますので、可動可能な間仕切りつまりは戸などをつける事になるかと思います。
普段はしっかり戸が壁内に納まり、リビングとしての空間をそこなわなければ、いざという時にはあった方が良いものですね。
まとめ
いかがでしたか?和室というものが住宅からも減っているようですか、畳コーナーという新しい形態が、出てきたのはやはり日本の文化を残して置きたいという個人の思いかもしれません。
それぞれの住宅事情に合わせた、畳コーナーの作り方があるかと思いますが、是非参考にしてみてください。