リノベのハウツー
2020.12.12
「ピン角(ぴんかど)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集423
目次
■ピン角(ぴんかど)
「ピン角」とは「ぴんかど」と読みます。誤った読み方として「ぴんかく」と言われることがありますが、正しくありません。
「ピン角」とは、先がとがっている角のことです。木製の柱やコンクリートの施工に関して使われる言葉で、一般的にはピン角に対して面を取るという使われ方をします。コンクリートの施工の場合、ピン角を守るために面木を入れてコンクリートで打設しますが、シャープな印象を残すために面木を使わないことがあります。面木を使わない施工のことをピン角という言葉で表現します。
施工業者の中には「そこの壁端部はピン角で納めてください」というように使います。なお、完全な直角状態になると、角の先端が鋭利になるので手に触れるとケガをする可能性があります。ピン角の納まりは仕上げ材料によって異なりますが、施工業者から嫌がられることがあります。施工者にとっては、高い技術が求められる作業だからです。
ピン角の部位がある長さになると、その角は直線として見えるでしょう。しかし、施工精度が悪いと直線が崩れてしまい波を打ったような状態になってしまいます。施工の善しあしがすぐに分かってしまうので、ピン角は慎重に作業しなければなりません。
また木材の角は他の部分に比べてもろくなっています。強い衝撃や圧力が掛かると破損することもあるので、慎重に取り扱います。耐久性の分野でもピン角は不利なので、施工の際には手間や時間がかかるでしょう。
・参考:ピン角(https://sekokan-navi.jp/magazine/skk_words/%E3%83%94%E3%83%B3%E8%A7%92)