リノベのハウツー
2020.12.09
「上げ下げ窓(あげさげまど)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集409
■上げ下げ窓(あげさげまど)
「上げ下げ窓」とは「あげさげまど」と読みます。「上げ下げ窓」とは、上下方向に開閉する窓のことです。ヨーロッパを中心に見られるタイプの窓で、洋風感を出すことができます。最近では日本の住宅にも取り入れられており、多くの新築住宅で見かけるようになりました。
上げ下げ窓には主に3種類です。下窓だけを上下に開閉するタイプはシングルハング窓と呼ばれており、比較的安価で機密性が高いという特徴を持っています。また、窓の外へ手や顔を出せるので掃除がしやすいでしょう。ただし、他のタイプの上げ下げ窓に比べて換気の効率が悪いというデメリットがあります。
ダブルハング窓は、両上げ下げ窓ともいいます。上下の窓の開閉ができるので、換気を重視したい方にはおすすめです。また、窓の開け方のバリエーションが多く、風量を調節できるというメリットもあります。一方で、シングルハング窓と比べると機密性が劣るでしょう。また、網戸を設置すると顔を外に出せないので、掃除がしにくいというデメリットがあります。
バランス上げ下げ窓は、スリット上げ下げ窓とも呼ばれています。上下の窓のうち片方を動かすと、もう片方も連動します。換気がよいので空気の入れ替えがしやすいでしょう。一方で、網戸を取り付けると窓の外に顔を出せないので、掃除の方法に工夫が求められます。また、他の窓に比べて価格が高めです。
上げ下げ窓は風通りがよいので、1部屋に2つの上げ下げ窓を設置すると空気の循環を促せます。
・参考:おしゃれな洋風感を出すなら上げ下げ窓で!メリット&デメリットは?(https://www.ie-miru.jp/articles/231)