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2020.10.23

「準防火構造(じゅんぼうかこうぞう)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

「準防火構造(じゅんぼうかこうぞう)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集


誰でもわかるリノベ用語集347

■準防火構造(じゅんぼうかこうぞう)

「準防火構造」とは、土塗壁と同じ防火性能を持った外壁構造のことです。木造住宅には防火性の種類が5つあり、準防火構造はそのうちのひとつにあたります。

防火構造とは建築基準法に基づく構造のことです。
外壁と軒裏に防火性の高い材料を使用しており、住宅街で火災が発生したときでも近隣の家に燃え広がるのを防げます。準防火地域に指定された地域では、住宅を建築するときに建築基準法に基づいた防火対策を施さなければなりません。準防火性能で求められる性能は以下の2つです。

・構造耐力上の支障を抑える性能
火災が発生した場合でも、建物の外壁面の耐力壁が20分までは変形、溶解、破壊といった損傷が起きないこと。

・燃焼温度以下に抑制する能力
外壁について火災が発生してから20分間については、屋内に面する部分が可燃物燃焼温度まで上昇しないこと。

上記の性能を持った住宅については、自由に建築できるのです。

準防火構造のメリットは、外壁と軒先に防火性能のある素材を用いればよいので費用がかからないことです。準防火構造の他に耐火構造がありますが、耐火構造の性能を持った住宅よりも安価となっています。一方で準防火構造には、耐火構造に比べると火災が起きた際の倒壊のリスクが高めというデメリットがあります。

(出典:株式会社デコス「木造の防火基準解説1」https://www.decos.co.jp/wp-content/uploads/bouka_kaisetu1.pdf、知ってるつもり?!納得の住宅選びとは「耐火構造と防火構造の違いとは」https://www.toshinjyuken.co.jp/aichi_nagoya/?p=505)
 

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