リノベのハウツー
2019.05.26
「吸音材」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集138
目次
■吸音材
「吸音材」とは、音をよく吸収する建築材料のことです。空気中に伝わる音波の振動を熱エネルギーに変換させており、これによって音を減衰させることができます。結果、室内の反響音を軽減したり、残響時間を調整したりできるようになるのが吸音材です。
各辞書・辞典からの解説
「吸音材」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「吸音材」とは、「音をよく吸収する建築材料」のことであり、「室内騒音の軽減、音楽施設での残響時間調節などのために使用される」とあります。「フェルト・テックス・グラスファイバー」などが吸音材にあたります。
(2)「ブリタニカ国際大百科事典」より
「ブリタニカ国際大百科事典」において「吸音材」とは「吸音率の大きい物質または材料」で、「物質としてはグラスウール、ロックウール、フェルトなど、また材料としては木毛板、石綿板、孔あきテックス板」などがあり、騒音の吸収や残響の調節として建築部材に用いられます。
(3)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「吸音材」とは、以下のような文章で説明がされています。
「主に室内の音の響き具合の調整や騒音の吸収を目的として使用される材料。グラスウールや吸音ボードなどの吸音建材の他に、カーペット、壁・天井仕上のクロス貼り、カーテン類も吸音材として活用できる。」
(1)〜(3)を合わせてみると、「吸音材」とは、「吸音率の大きい物質または材料」のことであるとおわかり頂けたと思います。