リノベのハウツー
2020.12.10
「両切りスイッチ(りょうぎりすいっち)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集405
■両切りスイッチ(りょうぎりすいっち)
「両切りスイッチ」とは「りょうぎりすいっち」と読みます。「両切りスイッチ」とは、スイッチのことです。
スイッチには、片切スイッチと両切りスイッチの2種類があります。スイッチの内部には2本の線があり、それぞれの線をつなげることで電流を流します。
片切スイッチは1本の線は常に電流が流れている状態になっており、もう1本の線をつなげることで電気の「ON」と「OFF」の切り替えができます。一方で両切りスイッチは2本の線が遮断された状態になっており、それぞれの線をつなげることで電流を流します。主に大きな電圧を流すときに使われるスイッチです。
両切りスイッチのメリットは、安全な構造であることです。片切スイッチは1本の線に常に電気が通っているので、漏電による火災の影響があります。そのため、設置の際には漏電しないようにしっかりと取り付けなければなりません。
一方で両切りスイッチは使わないときは2本の線を遮断できるので、漏電や感電の心配がありません。また、大きな電圧にも耐えられる構造となっており、片切スイッチでは対応できない電圧でも、両切りスイッチなら使用可能というケースがあります。
一方で、両切りスイッチには回線が複雑というデメリットがあります。使用する部品も高価なので、家庭用として両切りスイッチを使うときには片切スイッチで対応できないかを考えるほうがよいでしょう。また、片切スイッチの場合は電気工事士の資格があれば誰でも取り付けられますが、両切りスイッチの場合は経験や技術を持った人に任せるほうがよいでしょう。
・参考:メリットを知って使い分けよう!片切スイッチと両切りスイッチを解説(https://www.seikatsu110.jp/electrical/et_switch/114354/)