「布基礎」とは何か？｜誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集204

■布基礎

「布基礎」とは、壁下などに用いられる、細長く連続した基礎のことです。建築の法律用語としては布基礎といいますが、連続基礎、連続フーチング基礎、壁フーチング基礎など他の呼び方もあります。

通常は鉄筋コンクリートで作られますが、軽い木造の建築などは、その声質に合わせて無筋コンクリートで作られることもあります。

各辞書・辞典からの解説

「布基礎」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。

（１）「大辞林　第三版」より
「大辞林　第三版」において「布基礎」とは、「基礎のひとつ」であり、「壁下などに用いられる、細長く連続した基礎」であると説明されています。

（２）「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「布基礎」とは「木造建物の主要構造部の軸組の下部に連続して設けられる┴字型の断面形状をした鉄筋コンクリート造の基礎」のことで、「木造住宅などの比較的軽量な建物に一般に用いられる基礎工法」です。

（３）「不動産用語辞典」より
「不動産用語辞典」において「布基礎」とは、以下のような文章で説明がされています。
「建物の土台にそって、切れ目なくフーチング(基礎底盤)を築造した帯状の基礎を「布基礎」といいます。

建物の土台と布基礎は金物で緊結されており、構造は鉄筋コンクリート造が一般的です。この布基礎は、一戸建て住宅で最も普及しています。」

（１）〜（３）を合わせてみると、「布基礎」とは、「壁下などに用いられる、細長く連続した基礎」のことであるとおわかり頂けたと思います。