リノベのハウツー
2020.10.22
「裏当て(うらあて)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集347
目次
■裏当て(うらあて)
「裏当て」とは、溶接で使うプレートのことです。住宅の建築では金型や機械部品を扱うことがあり、溶接を必要とする場合があります。
溶接とは2個以上のパーツの接合部に熱、圧力、金属のパーツを加えて連続性を持つパーツに変えることです。主な溶接としてガス使った被膜アーク溶接、光エネルギーを使ったレーザー溶接、電流を使用したスポット溶接などがあります。なお、軟ろうをしようしたはんだ付けも溶接の一種です。
溶接の技術の一つとしてルート間隔というものがあります。ルート間隔とは接合部分と溶接する金属が一体化しやすくするために接合部分にすき間を設けることです。すき間があると溶接性が向上しきれいに仕上げられます。
ただし、ルート間隔で溶接するときには、溶接する金属が下に流れ落ちないように注意しなければなりません。そこで裏当てをすき間の下に設けることですき間のある状態での溶接が可能なのです。
裏当てには大きく分けて3つのメリットがあります。
・片面だけを溶接すればきれいに仕上がる
・低コストでの溶接が可能
・施工性が高いので溶接後の不良が起こりにくい
裏当てで使用する材質は接合部分と同じものかそれ以上のものが必要です。強度の高い材質を使用することでスムーズな溶接ができます。また、裏当てで使用する金属は厚みのあるものが良いとされています。
(出典:建築学生が学ぶ構造力学「裏当て金とは?すぐに分かる裏当て金の目的と材質」http://kentiku-kouzou.jp/koukouzou-uraategane.html#:~:text=%E8%A3%8F%E5%BD%93%E3%81%A6%E9%87%91%E3%81%AF%E3%80%81%E5%AE%8C%E5%85%A8%E6%BA%B6%E3%81%91%E8%BE%BC%E3%81%BF%E6%BA%B6%E6%8E%A5%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%86%E8%A3%8F%E9%9D%A2,%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82、溶接用語「裏当て」http://w.jisw.com/01270/post_253.html)