リノベのハウツー
2019.06.29
「浄化槽」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集206
目次
■浄化槽
「浄化槽」とは、「純物を除くために液体を一時蓄えておく水槽」のことであり、「屎尿しによう・下水を生物処理によって浄化する装置」のことです。「各家庭、小規模団地などで、屎尿を浄化して排出するために設けられる施設」自体も「浄化槽」と言います。
各辞書・辞典からの解説
「浄化槽」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「大辞林 第三版」より
「大辞林 第三版」において「浄化槽」とは、1つ目の意味が「不純物を除くために液体を一時蓄えておく水槽。沈殿・薬品処理などによって不純物を除く」、2つ目が「屎尿しによう・下水を生物処理によって浄化する装置」となっています。
(2)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「浄化槽」とは、1つ目の意味に「 河川・湖沼の水や地下水を浄化して、飲料水とするための水槽」、2つ目に「下水処理場につながらない地域で、水洗便所の汚物を分解・消毒するための装置。」とあります。
意味は「大辞林 第三版」とほぼ同様といえます。
(3)「ブリタニカ国際大百科事典」より
「ブリタニカ国際大百科事典」において「浄化槽」とは、以下のような文章で説明がされています。
「各家庭、小規模団地などで、屎尿を浄化して排出するために設けられる施設。腐敗槽、酸化槽、消毒槽と3段階に分けられ、沈殿、生物酸化、殺菌を行なって、浄化された水を放流する。 1970年代後半から、技術の向上が著しく、各種の方式が案出されているが家庭用として動力を使った曝気式が普及している。」
(1)〜(3)を合わせてみると、「浄化槽」とは「不純物を除くために液体を一時蓄えておく水槽」であり、「各家庭、小規模団地などで、屎尿を浄化して排出するために設けられる施設」のことであるとおわかり頂けたと思います。