リノベのハウツー
2020.12.08
「トラバーチン」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集414
■トラバーチン
「トラバーチン」とは石材の一種です。温泉、鉱泉、地下水中より生じた石灰質化学沈殿岩が元になっており、緻密、多孔質、縞状などの構造を持っています。虫食いのような小さな穴があり、クリーム系と赤褐色系の2種類のデザインがあります。
各辞書・辞典からの解説
「トラバーチン」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「トラバーチン」とは、「大理石の一種。緻密(ちみつ)な縞状構造をもつ。湧泉(ゆうせん)や地下水の炭酸カルシウムが沈殿してできる。建築や家具用材となる。」となっています。
(2)「精選版 日本国語大辞典」より
「精選版 日本国語大辞典」において「トラバーチン」とは、「大理石の一種。緻密な縞状構造をもつ。湧泉や地下水の炭酸カルシウムが沈殿してできる。建築や家具用材となる。となっています。
意味は「デジタル大辞泉」とほぼ同様です。
(3)「世界大百科事典」より
「世界大百科事典」において「トラバーチン」とは、以下のような文章で説明がされています。
「平行な縞状の細孔を持つ無機質石灰岩。温水,湧泉中に溶けていた石灰分が沈殿して形成されたものであり,平行な縞は堆積の跡を示している。細孔はあるものの,湯の華などとは比較にならぬほど緻密で,広義の大理石の一種として扱われ,古来,建築用,装飾用に広く使用されてきた。 石材として利用されるトラバーチンではトラベルティーノ・ロマーノという石材名で知られるローマ東郊20kmのティボリ産のものが飛び抜けて有名である。」
(1)〜(3)を合わせてみると、リフォーム、リノベーションにおいて「トラバーチン」とは、「大理石の一種」のことであるとおわかり頂けたと思います。