リノベのハウツー
2020.10.26
「光触媒塗料(ひかりしょくばいとりょう)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集366
■光触媒塗料(ひかりしょくばいとりょう)
「光触媒塗料」とは、酸化チタンなど、光をエネルギーとして物質に化学変化を起こさせる塗料のことです。太陽の光で汚れを落とすという特徴を持っています。
光触媒とは、光を照射すると化学反応を促す物質のことです。有名な光触媒として二酸化チタンがあり、太陽の光によって酸素と水素を作り出します。また、環境汚染物質や細菌の微生物から水と二酸化炭素への分解も可能で、汚染物質の自浄作用を促すこともできるのです。
光触媒塗料には以下の特徴があります。
・外壁が長持ちする
光触媒塗料には自浄作用があるので、通常の塗料で塗った外壁よりも長持ちします。光触媒塗料は他の塗料よりも汚れが付きにくいと理解しておきましょう。
・紫外線型と可視光型の2種類がある
光触媒塗料には紫外線の力で汚れから守る紫外線型と紫外線がなくても光に当たるだけで汚れを防ぐ可視光がたがあります。可視光型のほうが防汚効果は高めです。
・色のバリエーションが少ない
光触媒塗料は白色塗料の酸化チタンの化学反応によって汚れを付きにくくします。そのため、販売されている多くの光触媒塗料は白色系統です。濃い目の色にしたいときには注意が必要でしょう。
・無機質の汚れは落とせない
黄砂、サビ、火山灰といった無機質の汚れは、太陽の光による分解が難しいので落とせません。また、鳥のフンなどには十分な効果が得られないこともあります。
(出典:ヌリカエ「光触媒塗料って実際どうなの?特徴・効果・実績・メリットデメリットを解説」https://www.nuri-kae.jp/column/articles/148、外壁塗装110番「光触媒塗料で塗装する場合は注意!光触媒塗料の特徴と単価」https://www.gaiheki110.com/toryo/photocatalyst.html、外壁塗装駆け込み寺「外壁塗装における光触媒塗料のメリット・デメリット」https://gaiheki-kakekomi.com/home/hikarisyokubaitoryo/)